SSL2をスタンドアローンで起動し、オーディオインターフェースとしてではなく、ラインアンプ単体として使った時の音を試しました。
さらに、当時手元にあったSSL9000のラインアンプへ同じ2mixを通し、SSL2通常、SSL2の4K、SSL9000で録り音を比較しています。
僕がこの比較で一番印象に残ったのは、SSL2を通すと音の輪郭がシャキッと立ち、元気で芯のある方向へ変わったことでした。
4Kを入れるとその傾向はさらに強くなります。一方、今回のSSL9000のライン入力は比較的おとなしく、元のファイルに近い音に感じました。
ただし、SSL9000の比較ファイルには左右の音量差があり、センターが左へ寄っています。厳密な測定ではなく、当時実際に聴き比べた記録として見てください。
目次
SSL2のラインアンプ音質をSSL9000・4Kと比較
比較にはLOGIC X内のループを組み合わせた2mixを使いました。
ピアノから始まり、後半でリズムとベースが入るシンプルなファイルです。
プラグインは一切使っていません。オーディオファイルを並べ、フェーダーで音量を調整しただけです。
このファイルをUNIVERSAL AUDIO APOLLO Xからライン出力し、SSL2とSSL9000へ送り、再びライン入力で戻しています。
SSL2は通常状態と、4000シリーズ由来のキャラクターを加える4KスイッチONの両方を録音しました。
-SSL2の4Kスイッチ-
SSL9000実機のラインアンプも同じ比較に入れています。
-SSL9000-
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比較元の2mix音源
SSL2ラインアンプの録音音源
SSL2 4K ONラインアンプの録音音源
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SSL9000ラインアンプの録音音源
SSL2とSSL9000の音質差|輪郭・太さ・前への出方
まず、SSL9000のファイルは左右の音量差があり、センターが左へ寄っています。少し聴き比べにくい状態です。
その前提で聴いても、SSL2のラインの音はかなり印象的でした。
ポチップ
SSL2を通すと、音がシャッキリ立つ感じがあります。
特に3小節目でスネアが入り始めるところは違いが分かりやすいです。
元のファイルも嫌いではありませんが、並べると各楽器が少しヌメっと聴こえます。
SSL2の4Kを入れると、輪郭はさらにシャキッとします。
太さを残しながら前へ出てくる感じがあり、僕にはかなりSSLらしい方向の音に感じました。
一方、今回のSSL9000 LINEは比較的おとなしく、入力した音に近い印象です。
少し太さが増したようにも感じましたが、SSL2のように輪郭が前へ出る変化とは違いました。
SSL9000のEQ・ダイナミクスを加えてSSL2 4Kと比較
SSL9000のLINEだけではSSL2 4Kとはかなり方向が違ったので、EQとダイナミクスを使ったファイルも作りました。
EQは4Kを入れたSSL2の方向へ近づけるつもりで調整しています。
SSL9000+EQのライン録音音源
SSL9000+EQ+DYNのライン録音音源
SSL2 4K ONラインアンプの録音音源
SSL9000のEQ・DYNとSSL2 4Kの音質差
SSL9000をEQで追い込んでも、SSL2 4Kと同じ音にはなりませんでした。
ただ、9000はこれで別の良さがあります。EQを動かしても音色がスッと落ち着く感じがあり、この質感はかなり好きです。
僕には独特のアナログ感があり、味のある音に感じました。
一方、ダイナミクスを加えたファイルは設定を追い込みきれておらず、低域がかなり抜けています。
この比較で改めて感じたのは、SSL2はデフォルトでも音が元気で、派手さと芯があることでした。
SSL9000はそれより落ち着いた方向です。
SSL9000のダイナミクスの記事はこちら👇
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SSL2をスタンドアローンでラインアンプとして使う方法|USB給電と接続
SSL2をラインアンプ単体として使う方法はシンプルです。
USBから電源だけを供給します。
当時はPCのUSB、または5V仕様のスマホ充電器アダプターから電源を取って試しました。
-スマホの充電器(5v仕様)-
PCから電源を取る場合は、SSL2をメインのオーディオインターフェースとして選ばず、手持ちの別のAIFをメインにします。
-SSL2を接続に選ばない-
この状態でSSL2の出力を別のオーディオインターフェースへつなげば、単体のラインアンプ/マイクプリアンプとして使えます。
この使い方については、当時SSLの広報の方もネット上で言及していました。
当然ですが、この運用にはSSL2とは別にもう1台オーディオインターフェースが必要です。
SSL2をラインアンプとして使った音質|4Kで輪郭と芯が強くなる
今回の比較では、SSL2をラインアンプとして通しただけでも、元の2mixから音の輪郭が立ち、前へ出る変化を感じました。
4Kを入れるとその傾向はさらに強くなります。
SSL9000は同じ方向ではなく、今回のLINE比較ではもっと落ち着いていました。
どちらが上というより、音の変わり方がかなり違います。
僕個人としては、SSL2は想像以上にSSLらしい方向の音に感じました。元気で、派手さがあり、芯もあります。
2mixやソフトシンセなどを一度外へ出して戻す時にも、こういう変化を狙って使えます。
ただのオーディオインターフェースとしてではなく、ラインアンプとして使えるのも面白いところです。
ポチップ
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まとめ|SSL2はラインアンプでも4Kのキャラクターが出た
SSL2をスタンドアローンで動かし、ラインアンプとしてSSL9000と比較しました。
今回の録音では、SSL2は音の輪郭が立ち、元気で芯のある方向へ変わるのが印象的でした。
4Kではその傾向がさらに強まり、SSL9000はもっと落ち着いた音に感じました。
2026年現在、初代SSL2は旧モデルになっていますが、この記事では当時行ったラインアンプ比較の音源と判断をそのまま軸に残しています。
SSL2本体の詳細レビューはこちら👇
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