僕はUniversal AudioのApolloシリーズを長く使ってきました。
旧Apollo 8を使い、その後Apollo x6が出た時に乗り換えています。
この時は録音も再生もかなり良くなって、正直かなり驚きました。
そのApollo X世代が、ようやく2chデスクトップ型まで降りてきたのが初代Apollo Twin Xです。
Twin X自体は僕が所有して録音比較した機材ではありません。僕が実際に比較したのはApollo 8とApollo x6です。
ただ、Apollo X世代で何が変わったのかは自分の環境でかなり実感していました。だから当時Twin Xが出た時は、「これなら2chで十分な人はラック型まで買わなくていい」と思いました。
現在はApollo Twin X Gen 2へ世代交代しています。ここでは初代Twin Xが出た時に何が変わったのか、UAD・UNISON、DUO/QUADも含めて整理します。
目次
初代Apollo Twin Xとは?Apollo X世代の2chデスクトップAIF
Universal Audioは2018年に、Apollo x6、x8、x8p、x16といったラック型Apollo Xシリーズを出しました。
僕はそれまでApollo 8を使っていましたが、x6が出てすぐに乗り換えました。
旧Apollo 8(下)とApollo x6(上)
UAは昔からかなり好きで使ってきましたが、x6への変更は「新型だから嬉しい」というだけではありませんでした。
実際に使って、録音も再生も音が良くなったと感じました。
それまでのApolloも十分使っていましたが、x6に変えると音の見通しが良くなって、モニターもしやすくなった感覚がありました。
そして2019年に出たのが初代Apollo Twin Xです。
8chのラック型まではいらない。でもApollo X世代は使いたい。
DTMの自宅環境なら、むしろこっちを待っていた人の方が多かったんじゃないかと思います。
Apollo x6で実際に録音した音はこちら👇
DTM DRIVER!
Apollo x6の録音音質をApollo 8と比較|HI-Z録音の実音源で検証 | DTM DRIVER!
Universal Audio Apollo x6とApollo 8をHI-Z録音で実機比較。同じUAD設定で録音した2つの実音源から、音像の大きさ、クリアさ、前への出方、演奏しやすさの違いを検証しま…
Apollo X世代の音質はどう変わった?Apollo 8からx6へ乗り換えて感じた差
僕が初代Twin Xを見た時に一番期待したのは、やっぱり音質です。
理由は単純で、Apollo 8からApollo x6へ変えた時に、自分でその差をかなり感じていたから。
録音側も再生側も、旧Apolloより一段見通しが良くなった感じがありました。
僕にとっては「スペックが新しくなった」というより、普通に使って音が良くなったことの方が大きかったです。
UNIVERSAL AUDIO/ APOLLO TWIN X / DUO Heritage Edition サウンドハウス
AD/DAは、アナログ音声とデジタル信号を相互変換する部分です。
録音にも再生にも関わるので、オーディオインターフェースの音を考える上ではかなり重要な部分です。
初代Twin Xは、このApollo X世代の流れをそのまま2chデスクトップ型へ持ってきたモデルでした。
Apollo Twin Xの強み|UADプラグインとUNISON録音
Apolloは音が良いだけなら、ここまで長く使っていなかったと思います。
僕がUAを使い続けてきた大きな理由は、やっぱりUADプラグインとUNISONです。
録音する時点でマイクプリやコンプ、アンプの方向を決めて、その音のまま先へ進める。
ここがApolloを使っていて気持ちいいところです。
後からいくらでも変えられるPluginの良さとは別で、録る時に「これでいく」と決めやすい。
UNISONは単にプラグインを挿すだけではなく、録音時の感触まで含めてApolloらしい機能だと思っています。
UNISONで実際にどれくらい音が変わるかはこちらで検証しています👇
DTM DRIVER!
UAD UNISONの掛け録りと後掛けを比較|Neve・UA610B・APIを実音源で検証 | DTM DRIVER!
UAD UNISONの掛け録りと後掛けで音はどう変わる?Apollo 8でエレキギターを録音し、Neve 1073、UA610B、API Visionの音色差と、録音時に通した音・後から挿した音の違いを…
Apollo Twin XのDUOとQUADの違い|DSPはどちらを選ぶ?
初代Twin XにはDUOとQUADがありました。
僕なら当時はQUADを選びます。
理由は、UAD-2プラグインを普通に使っているとDSPの残量を結構気にするからです。
UNISONでマイクプリを立ち上げて、コンプも使って、さらにミックスでもUADを挿していく。
僕の使い方だとDUOは余裕が少なかったです。
ポチップ
とはいえQUADは高い。
ここは当時もかなり悩みどころでした。
現在はUADのネイティブ版も増えたので、ミックスまで全部DSPで回す必要はかなり減っています。
今なら、録音時にどれくらいUNISONやUADを同時に使うかでDUO/QUADを決めるのがわかりやすいです。
Apollo Twin XのDSPは後から増やせる|UAD Satelliteを追加
UAD DSPは外付けで後から増やす方法もあります。
ポチップ
僕は「後で足りなくなって外付けを買うなら、最初からQUADでもいいな」と考えていました。
この辺は、UADをどれくらい使うかで結構変わります。
Apollo Twin XはThunderbolt接続|USB-Cとの違いに注意
初代Apollo Twin XはThunderbolt接続です。
ここは今でも間違えやすいところですが、USB-CとThunderboltは同じ意味ではありません。
USB-Cは端子の形です。
見た目が同じUSB-Cでも、PC側がThunderboltに対応していなければApollo Twin Xはそのまま使えません。
- USB-Cはコネクターの形
- ThunderboltもUSB-C形状を使う
- USB-C端子があってもThunderbolt非対応のPCはある
- 購入前にPC側の仕様を確認する
当時の国内代理店HOOK UPにも、この点について注意書きがありました。
Apollo Twin Xの仕様・接続情報はこちら
Universal Audio Arrowの記事でも、USB-CとThunderboltの違いについて触れています。
初代Apollo Twin Xと現行Gen 2の位置づけ|中古で見る時の注意
初代Apollo Twin Xは2019年に登場したモデルで、現在はApollo Twin X Gen 2へ世代交代しています。
新品でこれから選ぶなら、見るべきなのは現行Gen 2です。
一方で、中古で初代Twin XやMkIIを見ているなら、初代Twin XがApollo X世代へ切り替わったモデルだったことは判断材料になります。
まとめ|初代Apollo Twin XはApollo X世代を2chで使えるモデル
初代Apollo Twin Xが出た時、僕はかなり良いところを突いてきたなと思いました。
僕自身、Apollo 8からApollo x6へ変えた時に音がかなり良くなったと感じていたので、そのX世代を2chのデスクトップ環境で使えるのは素直に魅力でした。
そしてApolloは、音質だけで選ぶ機材ではないと思っています。
UADとUNISONを使って、録音時点から音を決めていける。
僕がUAを長く使ってきた理由は、結局ここが大きいです。
DUO/QUADについては、当時の僕ならQUAD。今なら録音時にUAD DSPをどれだけ使うかで決めます。
Apollo x6の導入レビューはこちら👇
DTM DRIVER!
Universal Audio Apollo x6レビュー|Apollo 8との音質差・HEXA DSPを実機検証 | DTM DRIVER!
Universal Audio Apollo x6を旧Apollo 8から実際に乗り換えてレビュー。ヘッドフォンで感じた音質差、Mac mini Late 2012でのThunderbolt接続、HEXA DSPでUAD Neve 1073を1…