BELDEN 88760ケーブルのレビューです。
僕はこのケーブルを、DTMのモニター用、アウトボードのラインケーブル、DIY機材の内部配線などで長年使っています。
音の印象はフラットでクリア。色付けをほとんど感じない方向です。
ただし、透明だから音がツルッとするわけではありません。
ざらついた音はざらついたまま、乾いた音は乾いたまま伝えてくれる感覚があります。
その一方で、88760にはかなり大きな弱点があります。
とにかくケーブルが硬いです。
音は気に入っていますが、この硬さがあるので僕はマイクケーブルには使わず、あまり動かさない場所を中心に使っています。
目次
BELDEN 88760はフラットでクリア、質感まで均さない
88760の音を僕なりにまとめると、
という印象です。
ポチップ
機材や音源のキャラクターをそのまま伝えてくれるイメージがあります。
僕はBELDENだと88760のほかに8412や1503Aも使いますが、色付けをあまりしたくない場所では88760を選ぶことが多いです。
透明感があります。
ただ、ここで言う透明感は、音の質感まで綺麗に整えてしまうという意味ではありません。
音源がツルッとする感じではないんですよね。
ざらついたソースはざらつき、乾いた音は乾いた音で伝えてくれます。
僕が88760を気に入っているのは、この部分です。
BELDEN 8412とはかなり方向が違います。
8412は僕には中域の厚みやコクを感じやすく、88760はもっと色付けを抑えた方向に感じます。
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モニター・アウトボード・固定配線で長年使っている
僕が88760をよく使っているのは、主に次のような場所です。
- DTMのモニター用ケーブル
- アウトボードのラインケーブル
- DIY機材の内部配線
共通しているのは、色付けをあまりしたくなくて、頻繁には動かさない場所です。
ある程度配線を決めたら、そのまま使う場所にはかなり収まりがいいです。
DIY用の内部配線にも使ってきました。
音のキャラクターを積極的に足したいというより、機材側の音をそのまま扱いたい時に選ぶことが多いです。
ケーブルで音は変わると僕は感じている
「ケーブルで本当に音が変わるのか?」という話は昔からあります。
僕も以前は、そんなもので音が変わるのかと思っていました。
でも実際にいろいろ使ってきた現在は、僕自身はケーブルによる違いを感じています。
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録音現場でもケーブルを替えて質感を調整する人を見てきた
僕が関わってきたエンジニアさんの中にも、マイク録音の時にケーブルを替えて音の質感を調整する方がいました。
もちろん、ケーブルにあまり頓着しない方もいました。
ただ、僕が見てきた範囲では、ケーブルを含めて録音経路を選んでいる方は多かったです。
マスタリングエンジニアさんでも、ケーブル選定までかなり細かく考えている方を見てきました。
僕自身はそこまで突き詰めていません。
むしろ色付けを抑えたい場所では、88760でかなり満足してしまっています。
BELDEN 88760最大のデメリットは、とにかく硬いこと
音についてはかなり気に入っている88760ですが、一つ大きな不満があります。
ケーブルがめっちゃ硬いです。
取り回しの点では、僕が使ってきたケーブルの中でもかなり悪い方です。
そのため、僕は88760をマイクケーブルには使っていません。
音は気に入っているんですけどね。
逆に、
- DTMのモニター用ケーブル
- アウトボードのラインケーブル
- DIY機材の内部配線
のように、あまり配線変更をしない場所なら硬さが大きな問題になりません。
僕にはこの使い方が一番合っています。
硬いけれど、自作作業そのものはしやすい
完成したケーブルとしては硬くて取り回しが悪い88760ですが、自作作業そのものは意外とやりやすいです。
88760は赤・黒の2芯とBeldfoilシールド、ドレインワイヤーを持つ構造です。
線自体が細く、中の2本の芯線もしっかりしています。
ドレインワイヤーも扱いやすく、僕ははんだ付けしやすいケーブルだと感じています。
完成後の「硬くて扱いづらい」と、自作時の「加工しやすい」は別の話です。
切り売りから作れば、必要な長さやコネクターに合わせて何本も作れます。
僕自身も88760を使った自作ケーブルをかなり作ってきました。
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赤い外装の見た目も気に入っている
音には関係ないですが、88760は見た目も気に入っています。
ツヤのある赤い外装が綺麗です。
音に関係ないところですけど、こういう部分も結構好きです。
まとめ|88760は色付けを抑えたい固定配線で使っている
BELDEN 88760は、僕が長年使ってきた中でも色付けの少ないケーブルです。
フラットでクリアですが、音源の質感までツルッと均してしまう感じはありません。
ポチップ
ポチップ
ざらついた音はざらついたまま、乾いた音は乾いたまま伝えてくれる。
そのため僕は、DTMのモニター、アウトボードのライン接続、DIY機材の内部配線など、色付けを抑えたい場所で使っています。
一方で最大のデメリットは、とにかく硬いこと。
この硬さがあるので、僕はマイクケーブルには使いません。
あまり動かさない固定配線なら、88760の長所を活かしやすいです。
また、完成後の取り回しは悪いものの、自作時の加工やはんだ付けは比較的やりやすいと感じています。
8412のような中域の厚みやコクが欲しい時とは使い分けています。
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