DIY

  (更新日:2018.05.14)

マイクケーブル自作方法のすべて【完全保存版】

マイクケーブルの自作方法についての記事です!

DTMに限らず音楽活動をしていると必ず必要になってくるマイクケーブルやギター、ベースのシールドケーブル。

1、2本使う程度なら既製品を買ってしまえばいいのですが、そのうち大量に必要になってくると負担になる費用もバカにならなくなりますよね。

 

ということで、そんな時に身につけておくと非常に役に立つのがケーブルの自作方法!

自分で作れると一本あたり数分の1のコストで済むようになってきます!

もちろん数が増えれば増えるほど、その割合もぐんと増加。節約に貢献!

 

そして節約の他にも、自作ができるようになると得られる嬉しいメリットは、何と言っても自分の好みのケーブル(マニアックなものまで)を色々試す敷居がぐんと下がることです。

要は切り売りのケーブルだけ手に入れればよくなるわけですから、既製品として販売していないヴィンテージケーブルなどにも手を出していくことができるようになるという、周りとは一味違った音作り研究にも進出していくことができます。

オーディオマニアの方なんかたまらないのでは、、、(´⊙౪⊙)۶

また長さの調整も自由自在なので、自宅の録音環境や、ライブ会場での自分のパフォーマンスに最適な距離のものをぴったり作れてしまいます。

 

いいことづくめ!

 

というわけで必要なものから、やり方までを一気に記事にしてみます!

必要な道具一覧!

まずは道具がなければ話になりません!

初めは制作するための道具にお金がかかってしまいますが、数本作っていくうちに、あとでお金は取り返せていくのでここは投入してください(ↂↄ̫ↂ)

  1. はんだごて
  2. はんだ
  3. ニッパー
  4. ハンダ吸い取り線
  5. XLRコネクター
  6. ケーブル

 

道具は全部揃ってるよ!という方は制作手順からお読みください!

 

はんだごて

僕が使っているのはgoot PX-201というやつ。

3000円ちょいくらい。特に不満もないです。

こもう5、6年使い続けていますがまだまだ全然使えそうです。

スポンジがもう死んでますね、、、。

つまみを回して温度調節ができるので、ハンダの種類によって変えられます。高い温度でないと溶けづらいものがあったりします。

 

ぶっちゃけはんだごては何でもいいと思います!

この記事はサウンドハウスでケーブル類の材料を揃えていく流れですので、持っていない方はそこでまとめて買ってしまうといいかと(後ほどで材料一覧をまとめます

 

はんだ

そしてハンダです。これでケーブルとコネクターを接着します。

ハンダもこだわるとものすごく奥が深い(泥沼要素大)ので、僕はもうスタンダードと言われて久しい KESTER44 を使っています、、、。

だいぶ長く使っていますが、まだまだ行けそうです。かなり長い!

 

ちょっとしか使わない!という場合は、切り売りもあるのでそちらを利用するのもありです!

ニッパー

これも何でもいいですが、ケーブルの皮膜を剥いだり余分な線をカットするために使うので使いやすいものを用意してください。

僕はギターの弦を切るやつを流用しています。

 

使い慣れたものをご用意ください!

 

耐久性ならこれがおすすめ。

 

ハンダ吸い取り線

これはあったらいいな、なアイテム。

間違って半田付けをしてしまったり、ハンダの付け方を失敗してしまった時に、これを使ってハンダを吸い取ります。便利!

初めは失敗することも多いと思いますので、一つ買っておくと安心ですよ。

 

XLRコネクター

そしていよいよ、ケーブルの次に主役級なコネクターです。

マイクケーブル用のコネクターはXLRコネクターと呼ばれています。

別名「キャノン」とも言われてます。

マイクケーブル専用の規格ですね。しっかりハマって外れづらいのが特徴。

 

オススメのコネクターですが、メーカーもたくさんあり、値段もピンキリですが、その中でも、ノイトリック(NEUTRIK)というメーカーを選んでおけばとりあえず間違いありません。

プロ用のケーブルのスタンダードがノイトリックのコネクターを使っていますし、馬鹿高い訳でもありません。

コネクターには、オスとメスがあり、通常はオスとメスを両端にハンダづけして、一本のケーブルを作ります。

オスとメスという名称は、その形からご想像ください、、、(; ≖´◞۝◟≖`)

海外だと「male」「female」と呼称されています。

こっちがオス↓挿し込む方。

こっちがメスで、受ける側。

 

ケーブルを作る際は特にどちらがどちらか、意識する必要はないですが、必ず各一つずつセットで作るようにしてください。

間違ってオスオスとかにすると、あとでがっくりします、、、。

 

ちなみにケーブルの数を大量に作る場合、ノイトリックのコネクターでさえ結構な費用(一個300〜400円ほどです)と感じてくる場合があります(20本ほど作った時うなりました、、、)

そんな時は、サウンドハウスのオリジナルメーカー?な、クラシックプロ、が作っているコネクターを使うのもありかと思います!安い!

 

オスが一つ80円↓

メスが一つ100円という、激安価格!

 

正直、作りはノイトリックに比べたら雑に感じますし、何といってもコネクターのハマりがきつく固いのが難点、、、。

ノイトリックのように”滑らか”にコネクターが外れる感触を味わうことはできません。

ですので、あまり取り外しを頻繁に行わないような箇所のケーブル、例えばDTM用途で繋ぎっぱなしになっているケーブルなどに使う分には全く問題ありませんが、ライブとかだとちょっと嫌になってくるかもしれません、、、、。

僕は録音環境で大量に使用するケーブル部分だけ、クラシックプロを使っています。音質的にも特に問題は感じていませんので、見た目の安っぽさとコネクターの硬さが許せる場合は導入の価値ありだと思います!

ケーブル

そしてメインのケーブル!

これはお好みをものをご用意ください。

 

Belden8412は録音に一本は欲しいケーブル

 

今回はBeldenの8412という型番のケーブルでマイクケーブルを作ってみたいと思います。

 

材料まとめ購入表

ここで一旦、ここまで出てきた材料をまとめておきます!

 

必須アイテム

 

はんだごて

 FERNANDES ( フェルナンデス ) / SI-1500  サウンドハウス

FERNANDES ( フェルナンデス ) / SI-1500  サウンドハウス

 

はんだ

 KESTER ( ケスター ) / KESTER44 1ポンドロール サウンドハウス

KESTER ( ケスター ) / KESTER44 1ポンドロール サウンドハウス

少なくていいならこちら↓

 MONTREUX ( モントルー ) / Kester 44 1.5m [1475] サウンドハウス

MONTREUX ( モントルー ) / Kester 44 1.5m [1475] サウンドハウス

 

ニッパー

 PICKBOY ( ピックボーイ ) / SC150 サウンドハウス

PICKBOY ( ピックボーイ ) / SC150 サウンドハウス

 

XLRコネクター

 NEUTRIK ( ノイトリック ) / NC3FXX-B サウンドハウス

NEUTRIK ( ノイトリック ) / NC3FXX-B サウンドハウス

 NEUTRIK ( ノイトリック ) / NC3MXX-B サウンドハウス

NEUTRIK ( ノイトリック ) / NC3MXX-B サウンドハウス

 

安い方↓

 CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXL2 サウンドハウス

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXL2 サウンドハウス

 CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXL1 サウンドハウス

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXL1 サウンドハウス

 

あったらいいなアイテム

 

はんだごてスタンド

 

 CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / SLD Stand  サウンドハウス

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / SLD Stand  サウンドハウス

 

ハンダ吸い取り線

 

 MONTREUX ( モントルー ) / ハンダ吸取り線 1 meter [1676] サウンドハウス

MONTREUX ( モントルー ) / ハンダ吸取り線 1 meter [1676] サウンドハウス

 

制作手順

はい、という訳で材料も揃ったところで制作作業に入りましょう!

 

ケーブルの端を剥く

だいたい端から1.5cm〜2cmくらいの所にニッパーで切り込みを入れて目印をつけます。

そうしたら、中の線を傷つけないように気をつけて、周りの皮膜を剥いでいきます。

ケーブルによりますが、今回使用の8412は結構皮膜が厚いので、根気よく焦らず剥いていきます。

もし失敗しても大丈夫。失敗した部分を全部カットして、また端から1.5cm〜2cmの所を剥いでいきましょう。

 

シールド線を捻って一本にする

ずるっと剥いて中をを確認します。

この時中心を覆うように出てくる格子状に編み込まれた金属線の束(もしくは金属線)は、ノイズを吸収して音声経路に乗せないシールドの役目をしているものです。

後々XLRコネクターにもはんだ付けしていく線となりますので、なるべく線が切れないしないように、ゆっくりと網目をほぐしていきます(すでに金属線としてまとまっているケーブルの場合は、そのままでOKです)

 

ゆっくり金属線をほぐしていきます。

 

広がった金属線を一つにまとめて一本の線になるようにねじります。

 

シールド線がねじれた一本にまとまりました。

 

余分な布の線を取り除いて3芯にする

内部の線を保護している布状の繊維や紐等をニッパーでカットしていき、シールド線を合わせた3ほんの線のみが残るようにします。

 

結構カスが出るので、、、、作業は掃除が容易な所で行うのが良いでしょう。

ウヘー。

中の2本の線の皮膜を剥く

今回の8412だと白と黒の線が内部に通っています。

この二つをそれぞれHOT(ホット)とCOLD(コールド)に振り分けてバランス仕様にします。

 

マイクケーブルの特徴は、ノイズに強いバランス転送を形式として用いています。

バランス転送は音声信号そのものである”正相”と、それと全く真逆の形をしたと”逆相”と呼ばれる信号を同じケーブル内に流すことで、ノイズキャンセル(理論については別記事参照のこと、、、)を起こせるようにし、不要なノイズをかき消す効果を狙ったものです。

正相=hot

逆相=cold

あまり難しく考えず、とりあえずバランス転送はノイズに強いと認識しておけば間違いありません!

逆にギターのシールドケーブルなどは、1芯ケーブルのみに信号を流すアンバランス転送を用いていますので、比較的ノイズに弱い傾向にありますが、シールドを特に長く引き伸ばさなければ影響は少ないと言われています。しかし、ギターのシールドはなるべく短い方が音の立ちがやっぱりいいです(((༼•̫͡•༽)))

 

今回だと、白黒、どちらの線をhotにしてもcoldにしても構いません。お好きな方で。

 

ただ、オス側とメス側でそれぞれ接続が逆にならないように気をつけてください。

 

ちなみに僕はいつも白をhotに、黒をcoldに接続するように統一しています。

中には赤と黒の場合のケーブルもありますが(88760など)その場合、赤はhot、黒はcoldに。

僕の場合、とにかく黒はcoldにしたい欲求が強く、、、そうしてます。

皆さまも自分が忘れない法則で色分けを決めておくと間違いや迷いがなくなって良いと思いますので、覚えやすいやり方で決めてください。

 

ちなみに、2芯それぞれの皮膜は0.7mmくらい剥くようにするとちょうどいいかと思います。1cm未満目安。

 

ケーブルにコネクターの部品を通す

ハンダづけをする前に、コネクターを固定するための部品を通しておきます。

逆側もこの時やっておきましょう。

これを忘れてハンダづけをしてしまうと、固定用の部品をケーブルに通せなくなってしまうので、再度ハンダを溶かしてやり直しになってしまいます、、、、。

初めのうちはよくやるミスですので、なるべくここはチェックを欠かさずに癖をつけていってください。

やり直しになると、出来栄えもよくなくなってしまうので、、、。

この状態になって、ようやくハンダづけの準備が完了!します。

 

XLRコネクターにはんだ付けする

コネクター側のハンダする部分3箇所には、番号が振ってあります。

文字が小さくて解りづらいので、番号書きました。

 

それぞれ

1→グランド(GND)

2→ホット(hot)

3→コールド(cold)

 

となるように、配線を振り分けてそれぞれをハンダづけをしていきます。

 

メモ1

日本では1グランド、2ホット、3コールドと番号が振り分けられるのが一般的です。

「2番ホット」と覚えておきましょう。

海外だと(特に米国)時代によってhotとcoldが逆になっていることもありますが、無視でokです。

僕たちは2番ホットでいきましょう!

メモ2

グランド(GND)とは、ノイズを逃がすための線です。

ケーブル内にあるシールド(金属線の皮膜やアルミホイルなど)が吸収したノイズはこの線を通り、0Vに近い場所(多くは電源のマイナス)に流れて音声経路と分かれて処理されていきます。

似たような意味で「アース」という言葉もありますが、厳密には使い方が違うのでそれはまたいつか、、、。

とりあえずグランドはノイズを逃がす線として覚えておけばOK!

 

1のグランドは、一番最初に結わいた金属線の束(シールド線)をハンダづけします。

2、3は前述の任意の白か黒、好きな方をそれぞれハンダづけします。

今回は白を2(HOT)。黒を3(COLD)に。

 

数字を確認して、それぞれの配線位置を間違えないように注意してください。

 

ハンダづけの瞬間はさすがに写真が取れなかったので(手がふさがって無理、、、)、ああしてこうして、つけ終わったのがこちらです。

 

いい感じにできました。

 

部品を全てはめてギュギュッとロックする

ここまできたらあとはもう簡単。

部品を全部合わせてネジを回すように締めていきます。

 

ギュギュッと。

 

できた(՞ټ՞☝☝ !!

 

オス側完成です!!

 

逆側も同じ手順で作ります

これまで同じ手順でメス側も作っていきます。

コネクターの数字に気をつけて、それぞれ設置していきます。

 

こちらメス側は、先ほど作ったオス側とピンの番号位置が1と2逆になります!

あくまでピンの数字とHOT線の対応を基準にして、ピン配置に惑わされないように注意してくださいね。

 

決まったら、はんだ付け。

できました。

そしたら、部品をネジネジしてロックしていきます。

できた!!

これで、メス側も完成です!

 

完成!

はい、立派なマイクケーブルができましたー!

ここまでくると、愛着もひとしおです。

大事に使いたいですね(((༼•̫͡•༽)))!!

 

作り方を動画でもチェック!

素晴らしいことに、マイクケーブルの作り方を指南してくれる動画がたくさんあります。

より制作のイメージがしやすくなると思いますので参考にどうぞ!

サウンドハウスの。

 

前編。

 

後編。

 

 

ブラボー!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?!

これでもうケーブル自作は余裕ですね(⑅∫°ਊ°)∫!!

 

とりあえずこの技術は機材系DIYの登竜門、ハマってしまうとこのあととんでもない沼が待ち構えている危険な技術習得ですが、より自由に音楽を楽しむためのエレメンツがこの作業の中にもたっぷりと散りばめられております。

 

控え目に言って「最高に面白い」!!

 

 

ギターのシールドの作り方なども後日記事にしたいと思います。

 

それではお読みいただきありがとうございました(((༼•̫͡•༽)))

 

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