Plugin-Alliance Brainworx bx-dynEQ V2の記事です(´◔౪◔)◞
Plugin-Allianceと言えば、他にもSPLやMaag Audioなど、有名な開発メーカーのプラグインもラインナップされています。
まさに同盟。
個人的に、特にお気に入りのメーカーがBrainworx社です。
デジタルマックスなインターフェースデザインなのに、音はとても透明!
癖のない音が魅力的です。
いじり倒しても”無色透明”な音色です(`・ω・´)
*過去記事を加筆修正しました
目次
ダイナミックEQはダイナミクスを圧縮しない
Brainworx bx-dynEQ V2はダイナミックEQです。
ダイナミックEQは、
EQをかけることができます。
コンプの様な動作をするEQとも言えます( ・ὢ・ )
普通のEQはスタティックEQ(静的EQ)と言われます。
マルチバンドコンプとの違い
ダイナミックEQとマルチバンドコンプは似ている様で、音の変化は結構違います。
マルチバンドコンプは、指定した帯域のスレッショルドを超えたら、音を圧縮します。
音が均一化するので”ミチっと”なります( ・ὢ・ )
当然音圧感も増えてパンチも出ます。
一方、ダイナミックEQは指定された帯域を指定された時間だけEQしてくれる(音量を下げてくれる)ので”ミチっと”ならず、スッ、スッと帯域が引っ込みます。
潰さずに、ただ下げるイメージです。
ディエッサーはマルチバンドコンプの一種ですが、ダイナミックEQをディエッサー変わりに使うこともできます(`・ω・´)
よりナチュラルな感じで処理できます。
ユーザーインターフェースについて
Brainworx bx-dynEQ V2はM/S処理もできますが、今回は一番シンプルなmonoでの使い方解説させていただきます。
まず、つまみやボタンがたくさんあって、直感的には使いづらいです、、、。
マニュアルも僕が持っているのは英文のみ、、。
なんとか翻訳して使い方を理解しました。
ざっとつまみやボタンの役割を書き出していきます。
Brainworx bx-dynEQ V2のつまみ解説
Gain in トラックのオーディオ音量をどれだけ読み込むか決めるつまみ。
Gain out プラグインを通した後の音をどれくらい出力させるか決めるつまみ
attack エフェクト(EQやコンプ)がかかり出すスピードを決めるつまみ
release エフェクトが解除されてから減衰するまでのスピードを決めるつまみ。
thresh スレッショルド。エフェクトがかかりはじめる音量を決めるつまみ。
dynEQ 上段はダイナミックEQに関する設定のつまみ。
Key 下段はサイドチェインに関する設定のつまみ。
f EQやコンプがかかる帯域を指定するつまみ。
type EQやコンプがかかるQのタイプを選択するつまみ。Qとは削り方の形のこと。シェルビングやピークなどかなりたくさん形を選択できます。
inv.mode このボタンを押すとエキスパンダーのような動きをするらしい。正直使いどころがよくわからないです。
SC サイドチェイン用のスイッチ。ext.は外部から流れてくる音に対して反応する状態にする。
通常のサイドチェインとして使う場合は、ext.にスイッチを変えます。
読み込んだ音に対してもEQを加えることができますので、反応の幅をここでも微調整できます。
int.はトラック自体で鳴っている音をサイドチェインから再読み込みして、その音に反応してエフェクトがかかる状態にします
ややこしいですね、、。
流し込んだ音自体のEQを変えられるので、低域を強調したりミッドを抜いたりした自らの音に対して、エフェクトを反応させたい時に使うという感じですね。
max gain ダイナミックEQやコンプがかかった後の、音量の下がり具合を、ある一定より下げないラインを決めるツマミ。
逆リミッターのような役割。×2ボタンを押すと、幅が2倍大きくとれるようになる。
factor EQやコンプがかかったあとの、音量の下がり(上がり)具合をきめるつまみ。エフェクターのかかる量の調整をする。
cut EQやコンプをカットする方向か、ブーストする方向かに切り替えられるスイッチ。
動作の種類に関するボタン。
、、、とこんな感じでたくさん調整ポイントがあります。
大変なインターフェースをしてます(;´༎ຶД༎ຶ`)
サイドチェインを使ったダイナミックEQがすごい
このプラグインはサイドチェインを使うことができます。
つまりダイナミックEQの動作をサイドチェインで制御できるということ( ・ὢ・ )!
低域のかぶり解消などにも役立ちます。
サイドチェインの使い方はこちらの記事に。
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まとめ
plug in alliance Brainworx bx-dynEQ V2のレビュー、使い方についてでした!
最後までお読みいただきありがとうございました!