UAD Moog Minimoogのレビューです(´◔౪◔)◞
UAD Moog Minimoog Plugin Boutique
とにかく音が太い 。
下手な実機アナログシンセを使うなら、こっちのが太いんじゃないか? くらい存在感抜群のソフトシンセ!
つまみがいっぱいで難しそうですが、音が良いので延々いじれる楽しみに変わります(`・ω・´)
UAD Moog MinimoogはUADx(ネイティブ版)なので、Apolloユーザーでなくても誰でも利用可能です!
*この記事はアイテム提供いただいたPR記事になります。
目次
Minimoogとは?
Minimoogはそれまで巨大で複雑だったシンセサイザーをギュッとコンパクトにまとめたエポックメイキングなマシン!
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Minimoogでさえつまみがいっぱいでわけわかんないですが、それ以前のシンセはもっと複雑怪奇でした(ググるとケーブルだらけのモンスターがたくさんヒットします)
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Minimoogは現在よく見る形のシンセですね。
以下UA公式ページよりソフトウェアに関する引用。
間違いなくもっとも象徴的なシンセサイザーであるMoog Minimoog Model Dは、モダンミュージックのサウンドを変えました。KraftwerkからParliament-Funkadelic、Yes、Dr. Dreに愛用されたMinimoogの太くて音楽的な表現力に富んだアナログシンセ・サウンドは他のシンセが判断されるための基準となりました。
Moog Musicとのパートナーシップによって開発され、LUNA レコーディングシステムとApolloインターフェイス専用に開発されたMoog Minimoog LUNAインストゥルメントは、Universal Audioの業界をリードするサーキットモデリング、シンセシス、シグナルプロセッシングの専門知識を活かして、オリジナルハードウェアのあらゆるニュアンス、不規則性、偶然性を徹底的にキャプチャーしています。
多くの人々へのアナログシンセ
Moog Minimoog Model Dは1970年に発売されました。それまでの“シンセサイザー”は、威圧的に多いノブ、ケーブル、パッチベイの巨大な壁を意味していました。Bob Moogと彼のチームは、すべてのミュージシャンにとって多彩な表現力を備えたパフォーマンス楽器としてMinimoogを設計しました。ポータブルなMinimoogは、Emerson、Lake & Palmer、Stevie Wonder、Sun Ra、Bob Marleyなどのアルバムで使用されました。やがて、Minimoogとその先進的なサウンドによって、ジャンル全体に革命が起き、制作されていきました。
比類なきクラフトマンシップ
Universal AudioのDSPエンジニアチームは、Moog Musicと協力して3台のビンテージMinimoogの回路モデリングと詳細なリスニングテストを行い、1台“ゴールデンユニット”を選択しました。カスタムロボティクスを使用して超精密なノブ測定を行い、各Minimoogモジュールは個別のトランジスタVCAモデリングを使用して完璧にエミュレートされ、モジュール間の結合とインピーダンスを精密にキャプチャーしました。その結果、Bob Moogのもっとも有名なシンセサイザーのすべての個性とノンリニアリティをニアゼロレイテンシーで提供する畏敬の念を起こさせるLUNAインストゥルメントが完成しました。
クリエイティビティを刺激する信じられないほどのリアリズムカスタム Moog MOD
Moog Minimoog LUNAインストゥルメントは、ヘビーユーザーがハードウェアユニットで使用する多くのカスタムMODを備えており、Minimoogのパレットを大幅に拡張しています。 切替え式のノートプライオリティとレガート、サンプル&ホールド、LFOなど、これらの追加機能によってMinimoog LUNAインストゥルメントは驚くほど精巧なエミュレーションとなり、バーチャルインストゥルメントの水準が向上しました
このように完璧に回路挙動からキャプチャーし、流行っていたMODも加えて仕上げた逸品となっております。
ちなみにmoogはムーグでなく、モーグと読むのが正しい 発音とされています(´◔౪◔)◞
ムーグって読みたくなっちゃいますよね。
とりあえずプリセットから音を選ぼう
正直、シンセの扱いに慣れていないと初めのうちは音作りが難しいかもしれません。
とりあえず慣れるまでは赤丸のプリセットから音を気に入った選んでつまみをいじってくのをおすすめします。
バッチリ用途に合う音が見つかったらそのまま使うのもアリでしょう。既に存在感抜群の音です。
シンセの各パートの意味についてはもう一本長い記事が書けてしまうので省略させていただきます、、、。
いつか頑張って書いてみます。
UAD Minimoogはモノフォニックシンセ
Minimoogはモノフォニックシンセです。
同時に2音以上の音は出せません 。つまりコードを弾くことはできません。
これはデメリットというよりキャラクターと呼ぶべき でしょう(´◔౪◔)◞
Minimoogモデリングの中には和音対応のものもあります(ポリフォニック対応)が、UADは実機に忠実なのかモノのみに絞ってます。
ARTURIA Mini V Plugin Boutique
手持ちのARTURIAのMinimoogモデルはポリフォニック対応でした。
赤丸のスイッチをオンにするとコードも弾けます。
ここはMinimoogに何を求めるかで用途が変わって来るかと思います。
UADとARTURIAでは音の質感、方向性も違く感じるので次にその比較もしてみます!
UAD Moog Minimoogの音テスト
UAD Moog Minimoogの音のテストをしてみます。
元になる音源はこちら。
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/Logic-.mp3
このシンセの音源はLogic付属のMinimoogっぽいやつを選んでます(何のモデルかは不明)
この音源も使い方によっては結構いいなと思いました(笑)高音の伸びがなかなかにくい。
このシンセフレーズをUAD、ARTURIAにそれぞれ変えていきます。
それでは!
元の音源(Logic付属)
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/Logic-.mp3
UAD Moog Minimoog 1
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/octave-prog.mp3
UAD Moog Minimoog 2
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/FM-OSC-FILTER.mp3
UAD Moog Minimoog 3
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/2-osc-classic.mp3
UAD Moog Minimoog 4
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/tight-saw.mp3
ARTURIA Mini V 1(モノフォニック)
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/art-1.mp3
ARTURIA Mini V 2(ポリフォニック)
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/art2.mp3
ARTURIA Mini V 3(ポリフォニック)
https://dtmdriver.com/wp-content/uploads/2023/06/art3.mp3
感想
いやはや太い! UAD太いです。
音の密度がたまらないですね(´⊙౪⊙)۶
実機のMinimoogの音は残念ながら聴いたことがないのですが、多分ほぼこんな音なんじゃないだろうかと感じてしまうほど生々しいです。
回路を通過する波形がギチギチと体を擦りながら飛び出してくるエネルギーを感じます。
この音となると、やはりコード弾きより単音でリードっぽく響かせた方がミックスも渋滞しなさそうです(笑)
一方ARTURIAのMinimoogはゴリゴリというより美しい響きに重点を置いている感じがします!流麗。
選んだプリセットはなるべくUADに近いものをこれでも選びましたが、他の音はより幅が広いというか、ゴリゴリした感じよりもシンプルに「使える音」になっている印象です。
ポリフォニックになると全然違う印象ですしね(`・ω・´)
「この音を出すんじゃい!」と振り切って選ぶのならUADのMinimoog。
より汎用性高くMinimoogの要素を入れ込みたいときはARTURIA。
となるのかなーとそんな感想でした。
まとめ
UAD Moog Minimoogのレビューでした!
theアナログシンセと言った感じで非常に気持ち良い音です!
UAD Moog Minimoog Plugin Boutique
ネイティブ版でApollo有無しの縛りなく使える点も嬉しいですね!
ゴリっとシンセを響かせたい時にとてもおすすめです!
他のUADxプラグインと同じく大幅セール中、2023/6/30まで70%オフ中 なので、ぜひチェックを!
最後までお読みいただきありがとうございました!