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ANTELOPE Discrete 8 Synergy Coreレビュー|Apollo Xと音質比較・M149録音

ANTELOPE AUDIO Discrete 8 Synergy Coreを導入し、Universal Audio Apollo Xと使い比べました。

先に結論を書くと、Discrete 8はかなり良い音です。

モニターは柔らかく滑らかで、音場が横へ広がるように感じました。Neumann M149で録った音もシャープで、アコースティックギターの輪郭をかなりはっきり拾います。

ただ、僕が最終的に好みだったのはApollo Xの方でした。

Apollo Xは低域の粘りが気持ちよく、古い音源と新しい音源の質感差も僕には分かりやすかったです。

Discrete 8とApollo Xは、単純な上下というより音の見せ方がかなり違うと感じました。

目次

Discrete 8 Synergy Coreのモニター音質|柔らかさ・滑らかさ・音場を実機評価

最初にヘッドフォンでいつものリファレンス曲を聴いた時、想像していた音とかなり違いました。

もっとバキッとした硬い音を想像していたのですが、実際は柔らかくて滑らかです。

最初の数分は「思っていたほどではないかも」と感じました。

ところが、そのまま聴いていると音場の広さがだんだん見えてきました。

耳の周りへ音が広がるような感覚があり、数時間聴いたあとにはDiscrete 8の鳴り方がかなり好きになっていました。

僕の感覚では、Discrete 8は綺麗で、柔らかく、滑らかで、不思議な色気があります。

解像度を前へ押し出すというより、全体をきれいに広げながら聴かせる方向に感じました。

Discrete 8 Synergy CoreとApollo Xの音質比較|低域・音場・質感の違い

一方、Apollo Xはもっとガッツがあります。

特に低域の鳴り方はApollo Xの方が僕の好みでした。

もうひとつ大きかったのが、音源ごとのカラーの違いです。

僕は古いハード機材やヴィンテージの質感が好きなので、古い録音は古い質感、新しい録音は新しい質感として聴こえることをかなり気にします。

Apollo Xは、その違いが僕には分かりやすかったです。

Discrete 8は本体の色が少し強く、いろいろな音源が近い質感へ寄るように感じました。

Discrete 8の音が悪いという話ではありません。実際かなり良い音です。ただ、僕がモニターで判断したいものにはApollo Xの鳴り方の方が合っていました。

Apollo x6のレビューはこちらです👇

Apollo 8とx6の録音比較はこちらです👇

Discrete 8 Synergy Coreの録音音質|Neumann M149で実機検証

モニターだけでなく、Neumann M149を使って実際に録音しました。

アコースティックギターを2トラック録音し、左右へパンしています。

リズムはLogic Xの付属ループです。

録音後のギターにはEQやコンプを使わず、フェーダーで音量を調整しただけです。

Discrete 8では、素の状態に加えてBA-31プリアンプ、さらに1176を加えた掛け録りも試しました。

Discrete 8 Synergy Core|素の録音音源

まずは何も掛けていないDiscrete 8の音です。

Discrete 8+BA-31プリアンプの録音音源

BA-31プリアンプを掛け録りした音です。

Discrete 8+BA-31+1176の掛け録り音源

さらに1176タイプのコンプを加えています。

Discrete 8・Apollo X・SSL2の録音音質を比較

Apollo XとSSL2の音源も並べます。

Apollo X側は別記事用に録音したファイルなので、Discrete 8との同日A/Bではありません。ここではそれぞれの録り音の傾向を見る参考として聴いてください。

Apollo X|素の録音音源

Apollo X+UA 610の録音音源

Apollo X+UA 610+LA-2Aの掛け録り音源

SSL2+Neumann M149の録音音源

Apollo Xのマイク録音を詳しく比較した記事はこちらです👇

Discrete 8 Synergy Coreの録り音|シャープで現代的な輪郭

録音した音を聴いて、Discrete 8はかなり良いと思いました。

アコースティックギターの輪郭をはっきり拾い、僕にはシャープで現代的な音に聴こえます。

Apollo Xは素の状態だと比較的おとなしく、UADを入れた時に魅力が出る印象です。

低域の粘りやヴィンテージっぽい質感はApollo Xの方が僕の好みでした。

Discrete 8はもっと輪郭が明確で、きれいに切れる方向です。

モニターと録音の両方を試して、両者は同じ方向を狙った機材ではないと感じました。

Discrete 8 Synergy Coreの内蔵エフェクト|BA-31・1176を掛け録り

Discrete 8は、内蔵処理を使って録音時から音を作れます。

今回のBA-31や1176も、その使い方で録りました。

僕はApolloでUNISONやUADの掛け録りを多用していたので、Discrete 8でも録音の入口から音を決められるのはかなり使いやすかったです。

プラグインの種類や音の方向はApolloとは違いますが、録音時点である程度完成形へ近づけられる考え方は共通しています。

Discrete 8 Synergy Coreを選んだ理由|8ch入力・REAMP・外部機材接続

僕がDiscrete 8を選んだ大きな理由は、外部ハード機材も含めて使いたかったからです。

前面には2つのコンボジャックがあり、マイク・ライン・HI-Zを切り替えて使えます。

ヘッドフォン端子は2系統あります。

背面にも入出力がまとまっています。

背面入力もコンボジャックです。

特に僕が使いたかったのがREAMP出力です。

当時またアナログ機材を使うことが増えていて、外部へ出して戻す経路を組みたかったので、8chモデルを選びました。

アナログアウトの一部にはブレークアウトケーブルが必要でした。

 BELDEN ( ベルデン ) / ECDM-1908A-T-015  サウンドハウス

BELDEN ( ベルデン ) / ECDM-1908A-T-015 サウンドハウス

ブレークアウトケーブルについてはこちらです👇

Discrete 8 Synergy Coreの入出力・ゲインノブ・クロック端子

前面には8ch分のゲインノブが並びます。

背面にはクロック関連の端子もあり、購入後はDiscrete 8をクロック側でも使っていました。

当時はクロック出力が複数あることも、外部機材を組む上で便利でした。

Discrete 8 Synergy CoreのUSB接続・ドライバー・専用ミキサー

当時、Apollo XをThunderboltで使っていたため、Discrete 8はUSBで接続しました。

製品登録を行い、ドライバーと専用ミキサーをインストールして、約30分でPCから認識しました。

入力のマイク・ライン・HI-Z切り替えなども専用ミキサーから操作します。

ApolloのConsoleに慣れていたので、ソフト側で入出力を管理する考え方そのものには違和感はありませんでした。

Discrete 8 Synergy Coreのコスト感|8ch・内蔵処理・REAMPを一台に集約

購入当時、Discrete Synergy Coreシリーズは機能に対してかなり安く感じました。

8chのマイク入力、内蔵エフェクト、クロック関連、REAMPまで一台へまとめられたことが大きかったです。

価格そのものは現在の購入判断には使わず、ここでは当時の僕がそう判断して8chモデルを選んだ、という話です。

ANTELOPE AUDIO ( アンテロープオーディオ ) / Discrete 4 Synergy Core  サウンドハウス

ANTELOPE AUDIO ( アンテロープオーディオ ) / Discrete 4 Synergy Core サウンドハウス

Apolloシリーズはこちらです。

RME Babyface Pro FSも実際に使って比較しています。

RME Babyface Pro FSのレビューはこちらです👇

Antelopeの他モデル|Orion・ZEN GOも実際に使用

Discrete 8を使ったあと、Antelopeの別モデルにも興味が広がりました。

上位モデルのOrionもラインナップにありました。

その後、2chデスクトップ型のZEN GOも購入しています。

ZEN GOのレビューはこちらです👇

Discrete 8 Synergy Coreの開封・外観・付属品

ここからは購入時の外観と付属品をまとめます。

箱を持った時は、想像していたより軽く感じました。

外箱と本体はシルバーを基調にしたデザインです。

箱を開けると、保証書と簡易説明書が入っていました。

その下に本体が入っています。

付属品は電源ケーブルとUSBケーブルでした。

当時使った個体はUSBとThunderboltの両方に対応していましたが、Thunderboltケーブルは付属していませんでした。

Discrete 8 Synergy CoreとApollo Xの使い分け|モニター・録音・REAMP

導入後は、どちらか一台へ完全に入れ替えるのではなく、役割を分けました。

  • クロック:Discrete 8
  • モニター:Apollo X
  • メイン録音:Apollo X
  • リアンプ関連:Discrete 8
  • 内蔵エフェクト:両方を使い分け

これが当時の僕には一番使いやすい構成でした。

Discrete 8自体の完成度には満足しています。それでもモニターとメイン録音でApollo Xを残したのは、低域の鳴り方と音源ごとの色の見え方が僕の好みに合っていたからです。

Discrete Synergy Coreの追記レビューはこちらです👇

まとめ|Discrete 8 Synergy CoreはApollo Xと音の見せ方が大きく違った

ANTELOPE AUDIO Discrete 8 Synergy Coreは、モニターでは柔らかく滑らかで音場が広く、録音ではシャープで現代的な音に感じました。

Neumann M149で録ったアコースティックギターも輪郭がはっきりしていて、BA-31や1176を録音時から使えるのも便利です。

Apollo Xとはかなりキャラクターが違います。

僕は低域の粘りと、古い音源・新しい音源の質感差を聴き分けやすいApollo Xの方が好みでした。一方で、8ch入力やREAMP、外部機材との接続ではDiscrete 8をかなり便利に使いました。

両方を実際に使った結果、どちらかを上下で決めるより、何を聴きたいか、何を録りたいかで選ぶ機材だと感じています。

2026年のおすすめはこちら👇

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