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UNIVERSAL AUDIO LA-610 MKIIレビュー|真空管マイクプリとオプトコンプの音

UNIVERSAL AUDIO LA-610 MKIIのレビューです。

今は手元にありませんが、LA-610MK2の質感や特徴についての備忘録と、

ちょっとしたMODに関するアイディアについてを!

*過去記事を加筆修正しました

目次

Neveにも負けない歴史を持つUniversal Audio!

Universal Audioといえば近年UADプラグインやApolloが有名ですが、

元々はゴリゴリのアナログ機材メーカーでした。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / LA-2A  サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / LA-2A サウンドハウス

もはや伝説と化しているオプトコンプLA-2Aや、現行でも人気のFETコンプ1176など、現在でもレコーディングスタジオの定番機種となってます。

「伝統的」と言う意味ではNeveにも引けを取りません。

そして今もデジタル技術面で録音機材界隈に大きな影響を与え続けている、正真正銘の一流メーカーです。

LA610mk2は真空管式コンソールUA610の現代版チャンネルストリップ

LA-610 MK2は、UA創立者ビルパットナム設計のUA610コンソールチャンネルストリップ(EQ+マイクプリ)+LA2A相当のオプトコンプが合体した豪華な機材です。

 UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / LA-610 MKII   サウンドハウス

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / LA-610 MKII サウンドハウス

UA610は伝説的な真空管式コンソールです。

めちゃくちゃいい音がしそうなデザイン、、。

LA-610 MK2は、プロ用機器としてはコスパが良い部類に入る価格設定かと思います。

かなり良心的!

音のクオリティー、内部構造、部品、どこをとっても一級品でしょう。

むしろ、個人的にはかなりお得な価格設定だと思っております。

LA610MK2がお手頃だと思う理由

LA610mk2がお手頃だと思う理由です。

例えば、もしNeve系で同じレベルの本家Old復刻品を作るとしたら、恐らくLA610mk2の3倍以上の価格にはなると思います(ブランドネーム+設計+部品)

Neveはもう大元の会社がないのでまず復刻とかあり得ない話ですが(笑)

LA610mk2は、なんと言ってもLA2Aテイストのコンプまでついてますからね。

アウトボードで欲しいセクションが一通り一台で揃ってしまう点も、非常にお手頃だと思います!

真空管マイクプリはとてもクリアな音!

LA610MK2の音色についての僕の所感です。

「真空管の音」と言うと、一般的に

  • 暖かみがある音
  • レトロな音
  • 少しざらついた
  • アナログな音

と言うイメージが強いと思います。

しかし、実はこれ、実際は真逆です。

しっかり設計された真空管アンプは恐ろしいほど「ツヤっとして」「透明感のある」美しい音を出してくれます。

Tube Techの音などもまさにそんな音ですよね。原音に忠実、倍音がほのかに乗った音。

温かみや、レトロさや、太さ、はむしろトランジスタアンプの方がイメージに近いと思います。

Neveとかです。

つまり、現代版真空管マイクプリアンプのUNIVERSAL AUDIO LA-610 MKIIは、とてもクリアで艶のある音となってます。

もちろん使い方によってはわざと音を「汚す」こともできますが、本来的にはクリーン方向な音。

Neveのまとめはこちら👇

コンプ部分は柔らかくオーガニックなかかり方

LA-610 MKIIのコンプ部分には、T4フォトセルという部品が使われています。

この部品はLA2Aにも使われていて、オプトコンプの音の要とされてます。

フォトセルは光を発する素子+光センサーで、発せられた光の増減をセンサー受けて、抵抗値が変わる部品です。

動画1:17からT4フォトセルが出てきます。

この仕組みをコンプに使ってます。

その結果が?「柔らかい」コンプレッションを実現しているようです。

オプトコンプは、特に歌やアコギに相性が良いです。

非常にナチュラルにダイナミクスを抑えてくれつつ、グッと前に音像を押し出してくれます。

LA2Aは「真空管式」コンプではありません

ちなみに、LA2Aは真空管オプトコンプとも言われますが、コンプ回路自体に真空管は含まれていません

前述のように、コンプ回路にはフォトセルが使われています。

真空管はコンプの後、メイクアップゲイン回路で使われてます。

つまり、FairchildやManleyのような真空管式コンプとは回路が違います。

 MANLEY ( マンレイ ) / MASTERING SLAM!  サウンドハウス

MANLEY ( マンレイ ) / MASTERING SLAM!  サウンドハウス

ややこしいですが、質感が違ってくるので一応知っておきたい知識です。

 TUBETECH ( チューブテック ) / CL1B サウンドハウス

TUBETECH ( チューブテック ) / CL1B サウンドハウス

LA2Aインスパイアの機材、例えばTube-Tech CL1Bもコンプ回路は真空管式でなく、フォトセルを使ったオプトコンプです。

  • 動作歪の少ない、オプティカル素子を使用したゲインリダクション回路
  • 真空管式プッシュ-プルアンプ搭載
  • 連続可変がスムーズなアタックとリリースつまみ(MANUAL, FIX/MANUAL, FIX選択可能)
  • ゲインレンジ: -∞~+30dBm
  • レシオ: 2:1~10:1
  • スレッショルド: +20dB~-40dB
  • 周波数特性: 5Hz~25kHz(-3dB)
  • クリックノイズを発生しないCompのIn/Out Key搭載
  • 低ノイズ: -75dBu以下
  • Imput Compression + Output表示切替が可能なVUメーター

CL1Bのメーカーサイトより。

機材販売サイトでもたまに間違って紹介されているので、ご注意ください。

真空管式とオプトでは、質感がやはり違いますので!

EQ部分もしっかり使える

LA-610 MKIIのEQはおまけっぽい感じですが、使ってみると実用的で驚かされます。

ハイ4.5k/7k/10kとロー70/100,/200Hの帯域固定(各3ポイントスイッチで切り替え可能)のシェルビングEQで、

細かい設定はできないんですが、設定箇所がとても美味しい!

ざっくり使って録音したら、あとはMIXで調整、といった使い方にむいてます。

個人的にはVoアコギ録音時、10kを+3dbするのがお気に入りでした。

空気感が綺麗に伸びて最高です。

WIMAの巨大フィルムコンがたまらない

内部を見てみると、部品好き的にはたまらない構成になってます。

サウンドハウス

赤い大きい部品は、フィルムコンデンサーですが、WIMAというドイツのメーカーのもの。

これが入ってると、贅沢だなー、こだわっているんだなー、とワクワクします。

青いWIMAコンが使われているverもあるようで、「コンデンサーが違うようだが音も違うのか?」とこのページのコメントで質問されてます(現在削除済みでアクセス不可)

返答には、「基本的に音は変わらない」とのこと。

マニアックな人は世界中にいます(笑)

真空管を自分好みにカスタマイズできる!

LA-610MK2は、真空管を変えることで自分好みにMODすることもできます。

英語ですがこちらのページにUAの真空管に関するソースが書かれています。

LA610mk2の使用真空管は販売ページよると以下の3種類。

使用真空管:(3) 12AX7, (1) 12AT7, (1) EL84

3つともとてもスタンダードな型です。

探すのも簡単ですし、ヴィンテージ管も見つかりやすいです!

ちなみに上記真空管は、他の型番のものとも互換性があるので、こちらでチェックしておくと更に真空管選びの幅が広がります。

12AT7 and ECC81 are equivalent to a 6072.

12AX7 tubes are known as ECC83S as well.

とのこと。かなり真空管遊びができそうです。

カスタマイズが好きな方は是非試してみてください!

まとめ

UNIVERSAL AUDIO LA-610 MKIIのレビューでした!

コンプまで付いたプロ用チャンネルストリップを30-40万円ほどで購入できるのは、2026年基準だと個人的に破格だと思います。

ヴィンテージものに付き纏う故障リスクもありません。

柔らかで、クリアで、立体感のあるサウンドはメイン楽器に大活躍するはず!

最後までお読みいただきありがとうございました!

マイクプリの全体まとめはこちら👇

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