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DTM・宅録におすすめのマイク|初心者から長く使える定番を実使用で厳選

DTM用のマイクを、これまで実際に使ってきた中から厳選して紹介します。

テーマは「ずっと使えるマイク」。

ここでいう「ずっと使える」は、初心者の頃に買ったものを一生買い替えない、という意味ではありません。

機材が増えても、録音環境が変わっても、そのマイクにしかない役割が残る。

そういうマイクです。

僕自身、長年DTMを続ける中でかなりの数のマイクを買ったり、借りたり、レコーディング現場で使ったりしてきました。

価格が高い順でも、スペックが豪華な順でもありません。

実際に使って「これは後からも残る」と思ったものを中心に選びます。

目次

DTM用マイクは「高いか」より役割が残るかで選ぶ

DTMにおすすめなマイクを並べた写真

コンデンサーマイクとダイナミックマイクは、どちらが上というものではありません。

歌やアコギを広いレンジで録りたいなら、最初の1本としてコンデンサーマイクは選びやすいです。

一方で、ギターアンプをクローズで狙う、ライブでも使う、部屋の響きを拾いすぎたくない、といった場面ではSM57やSM58のようなダイナミックマイクが最初から正解になることもあります。

なので「初心者だからこれ」「上級者だからこれ」ではなく、何を録りたいかで考える方が分かりやすいです。

また、最初から単体のマイクプリアンプまで揃える必要もありません。

最近のオーディオインターフェース内蔵プリでも、まず録音を始めるには十分。

録音を続けて、もっと音色や判断の幅を増やしたくなった時に単体マイクプリを考えればいいと思います。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いはこちら👇

最初の1本におすすめ|長く使えるコンデンサーマイク3本

まずは、最初の1本として選びやすく、その後マイクが増えても役割が残りやすい3本です。

予算だけでなく、音の方向で選ぶと分かりやすいです。

audio-technica AT2020|低予算から基準を作りやすい

同じくらいの価格帯のコンデンサーマイクをいくつか試した中で、僕が一番良かったと思ったのがaudio-technica AT2020です。

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2020 サウンドハウス

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2020 サウンドハウス

音はクセが少なく、かなり扱いやすい。

透明感がありながら、ガシッとした芯もあります。

最初の1本として使いやすい理由は、後から高いマイクを買ってもAT2020の立ち位置が完全には消えないこと。

オーディオテクニカらしい音の基準を作る1本として残ります。

録音ファイル付きのAT2020レビューはこちら👇

audio-technica AT4040|長く録音の基準にしやすい

AT2020からもう一段上まで見据えるなら、AT4040はかなり使いやすいです。

audio technica AT4040 サウンドハウス

audio technica AT4040 サウンドハウス

僕の中でも長く基準になってきたマイク。

AT2020より全体のレンジが広がり、音像も大きく録れます。

透明感があり、クセは強くない。

それでいて太さと存在感もあります。

高いマイクを増やした後でも「とりあえず基準として録ってみる」という役割が残りやすい1本です。

AT2020とAT4040のどちらから始めるか迷う方はこちら👇

AT4040の実機レビューはこちら👇

AKG C214|色気と音楽的な質感が欲しいなら

AT4040と同じくらいおすすめしているのがAKG C214です。

AKG ( アーカーゲー ) / C214 サウンドハウス

AKG ( アーカーゲー ) / C214 サウンドハウス

僕の印象ではAT4040より少し色気があって、音楽的な質感が強い。

透明にそのまま録るというより、声や楽器のおいしいところを少し前へ出してくれるような感覚があります。

AT4040とは方向が違うので、どちらかが完全な上位互換という感じではありません。

このAKGらしい質感も、後からマイクが増えても残りやすいです。

AT4040とC214の比較はこちら👇

C214の実機レビューはこちら👇

ステップアップ後も長く使える定番コンデンサーマイク3本

ここからは、もう少し予算をかけて録音の選択肢を増やしたい時に僕が残したいマイクです。

価格が上がるから偉いのではなく、ここまで来るとマイクごとの個性がかなりはっきりしてきます。

Neumann TLM 103|扱いやすいNeumannの定番

TLM 103は僕自身の所有機ではありません。

友人が所有していて、今でも借りて使わせてもらうことがあります。

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM103 サウンドハウス

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM103 サウンドハウス

すごく良いマイクです。

同じTLMシリーズのTLM 102も使いましたが、僕はTLM 103の方が扱いやすい。

TLM 102は距離によって低域の出方がかなり変わる印象があり、良い位置を探すのに少し苦労しました。

TLM 103の方が、僕にはNeumannらしい音を安定して作りやすく感じます。

TLM102とTLM103についてはこちら👇

AKG C414 XLS|何年使っても出番が消えない

「ずっと使える」というテーマなら、C414 XLSはかなり分かりやすい1本です。

AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS サウンドハウス

AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS サウンドハウス

僕自身、長く所有して使ってきました。

時期によっては一番使っていたマイクかもしれません。

歌でも楽器でも使える。

エレキギターにも使う。

音は上品で、レンジもしっかり広い。

それでいて扱いにくさが少ないです。

ここまで来ると性能不足というより、その音が好きかどうかという話になってきます。

マイクプリを変えると印象もかなり変わるので、その違いを楽しめるようになってからも使えます。

TLM103との比較はこちら👇

C414 XLSの長期使用レビューはこちら👇

Neumann TLM 49|ボーカルのまとまりが欲しいなら

TLM 49も、実際に数週間集中的に使う機会がありました。

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM49 サウンドハウス

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM49 サウンドハウス

特にボーカル録音でかなり良かったです。

Neumannらしい質感がありながら、ハイが耳に痛くなりにくい。

ミッドは強く、ローはふくよか。

僕には非常にバランスの良いマイクに感じました。

後で出てくるM149と比べると、TLM 49の方が良い意味で少しコンプされたようなまとまりを感じます。

必要な情報を自然にまとめてくれる感じ。

TLM49の個別レビューはこちら👇

SM57・SM58|ダイナミックマイクは価格に関係なく役割が残る

SM57とSM58は、価格帯で並べるとここまで紹介したマイクよりかなり安いです。

SHURE ( シュアー ) / SM58 サウンドハウス

SHURE ( シュアー ) / SM58 サウンドハウス

SHURE ( シュアー ) / SM57 サウンドハウス

SHURE ( シュアー ) / SM57 サウンドハウス

でも、安いから初心者用という話ではありません。

コンデンサーマイクとは役割が違うから、上位環境になっても消えない。

これが57と58の強さだと思います。

ギターアンプをクローズで狙った音なんかは普通にめちゃくちゃ良い。

コンデンサーのように広く綺麗に拾うのではなく、欲しいところを芯のある音で持ってくる。

ライブでも使える。

声にも使える。

生録をするなら、何本マイクを増やしても57や58の出番は普通に残ります。

SM58の実機レビューはこちら👇

ハイエンドでも長く使える定番マイク

高価なマイクが必要という意味ではありません。

ただ、実際にいろいろ使っていくと「これはやっぱり残る」と思うハイエンドがあります。

僕ならU87とM149です。

Neumann U87|歌・楽器・ルームまで使える定番

U87はやっぱり素晴らしい。

歌にもギターにも使える高性能万能マイク。

NEUMANN ( ノイマン ) / U87Ai サウンドハウス

NEUMANN ( ノイマン ) / U87Ai サウンドハウス

僕の印象では、きらびやかさだけではなくミッドがかなりしっかりした芯のある音です。

オケの中でも埋もれにくい。

消そうとしてもなかなか消えないくらい、必要な情報をしっかり持ってきます。

U87の録音ファイル付きレビューはこちら👇

Neumann M149|僕が現在主力で使う真空管マイク

U87がスーパースターなら、僕の中でM149は究極の職人です。

NEUMANN ( ノイマン ) / M149 Tube サウンドハウス

NEUMANN ( ノイマン ) / M149 Tube サウンドハウス

現在の僕の主力マイク。

U87で拾える音像の幅を、さらに広げたような懐の広さがあります。

演奏者のプレイをかなり鮮明にキャプチャーする。

その上で、気持ちの良いところを自然に前へ出してくれる印象です。

TLM 49とM149はどちらもK47/49系統のカプセル設計につながるマイクですが、実際の音のまとまり方はかなり違います。

TLM 49が必要な情報を少しまとめてくれる方向なら、M149はもっとそのまま広く見せる。

音の厚みも一段上。

ヴィンテージ系マイクプリとの組み合わせもかなり好きです。

ボーカル録音では歌い手側からの評判も良く、モニターしやすいと言われることが多い。

ギターも最高に良い音で録れます。

M149の長期使用レビューはこちら👇

生産終了後も使い続けているマイク

RODE Classic / Classic II|今も役割が消えない真空管マイク

RODE Classicシリーズはすでに生産を終えていますが、「ずっと使える」という意味では外しにくいです。

RODE ( ロード ) / Classic II

RODE ( ロード ) / Classic II “Collectors Edition” サウンドハウス

僕自身は前身の初代Classicを今も愛用しています。

かなり昔のマイクですが、今使ってもめちゃくちゃ良い音です。

ハイファイでリッチ。

Neumann系より少しハイの存在感を感じることもありますが、その抜けが欲しい場面もある。

特にハイの気持ち良い空気感はClassicの好きなところです。

ミッドの濃さが欲しい時はNeumann系を選ぶこともあります。

こうして別のマイクを増やしても役割が消えない。

まさにこの記事でいう「ずっと使えるマイク」です。

DTM用マイクはどこまでの価格帯を選べばいい?

結論から言えば、最初から高級マイクを買う必要はありません。

AT2020のようなマイクでも録音は始められます。

そこから長く基準として使うことまで考えるなら、僕はAT4040あたりがかなり分かりやすいと思っています。

さらに上へ行くと、「音質が良い・悪い」だけではなく、マイクごとの役割が強くなってきます。

C414 XLSの上品さ。

TLM 49のまとまり。

U87の強いミッド。

M149の懐の広さ。

ここまで来ると、価格が高いから正解というより自分が必要な方向を選ぶという感覚が強くなります。

ハイエンド機材を使う価値もあります。

ただ、それは「安いマイクでは録れない」という意味ではありません。

再現性や判断の速さ、そのマイク特有の質感に価値を感じるなら選ぶ。

そのくらいで考えるのがいいと思います。

FAQ

最初の1本はコンデンサーとダイナミックどちらがいい?

用途次第です。歌やアコギなどを広く録るならコンデンサーマイクは選びやすいですが、ギターアンプやライブ、部屋の響きを拾いすぎたくない環境ではダイナミックマイクも普通に候補になります。

AT2020とAT4040ならどちらがおすすめ?

予算を抑えてまず始めたいならAT2020。最初から長く基準として使うことまで考えるならAT4040を選びやすいです。

10万円以上のマイクは必要?

必須ではありません。価格が上がるほど自動的に正解になるわけではなく、そのマイク特有の質感や再現性、判断のしやすさが必要になった時に検討すれば十分です。

マイクプリアンプは最初から必要?

最初から単体マイクプリを用意する必要はありません。まずはオーディオインターフェース内蔵のマイクプリで録音を始め、音色や録音判断の幅をさらに広げたくなった段階で検討すれば大丈夫です。

高いマイクほど良い音で録れる?

常にそうとは限りません。SM57やSM58が一番合う場面もあります。価格ではなく、録る音と欲しい質感に対して役割が合っているかで選ぶ方が重要です。

まとめ|ずっと使えるマイクは「役割が消えない」

僕が長くDTMを続けてきて感じるのは、良いマイクは単純に高いマイクではないということです。

AT2020のように、後から高級機を買っても残るマイクがあります。

SM57やSM58のように、価格とは関係なくその役割が消えないマイクもあります。

C414 XLSのように何年使っても出番が多いマイクもある。

そしてU87やM149のように、ハイエンドまで行って初めて見える方向もあります。

「上位機種に買い替えたら不要になるか」ではなく、「そのマイクにしかない役割が残るか」。

僕はそこを基準にマイクを選ぶようになりました。

もちろん、ここで紹介したもの以外にも良いマイクはたくさんあります。

僕自身Neumannをよく使うので、選定は多少Neumann寄りです。

それでも、これまで実際に使ってきた中で「今も役割が残っている」と思えるものを中心に選びました。

次にマイクプリアンプを考えるならこちら👇

マイク・AIF・電源・吸音まで含めたDTM機材全体マップはこちら👇

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