MXL V67Gは、低価格ながら個性的な音を持ったコンデンサーマイクです。
僕がこのマイクで一番面白かったのは、実際にNEUMANN U87と同じ条件で録り比べた時でした。
さらにSHURE BETA 58Aも加えて、同じアコギのフレーズを録音。
プラグインは使わず、EQ・コンプもなし。フェーダーだけで音量を合わせています。
聴き比べてみると、クローズでは「思いの外U87と似ているかも?」と思う瞬間もありました。
ただ、距離を取ると違いも見えてきます。
V67Gは離すと存在感が薄まりやすく、逆にクローズでは柔らかくフワッとした質感が出て面白い。
このあたりが、実際に使って分かったV67Gの特徴です。
目次
MXL V67Gの音質|柔らかく、クローズで存在感が出る
V67Gを使って感じたのは、フワッとした柔らかさのある音です。
特にクローズ気味に置くと存在感が出やすく、アコギやボーカルを近めで録る使い方は相性が良いと思います。
逆に、マイクとの距離を離していくと存在感が薄まりやすかったです。
ここはU87と比較した時にかなり分かりやすく出ました。
U87は位置を変えてもビシッと芯のある音を作りやすい。
V67Gは置く場所によって音の印象が変わりやすく、良い位置を探す必要があります。
ただ、そのポイントが見つかると価格から想像する以上に面白い音が録れました。
ポチップ
MXL V67GをU87・BETA 58Aと実際に録音比較
実際に3本のマイクでアコギを録り比べました。
- MXL V67G
- NEUMANN U87
- SHURE BETA 58A
オーディオインターフェースはANTELOPE AUDIO Discrete 8 Synergy Core。
マイクプリアンプはWARM AUDIO WA73EQです。
フレーズはすべて同じで、2トラックを左右へパンしています。
リズムだけLogic Proのループ音源を使用。
各マイクのトラックにはプラグインを挿していません。
EQ・コンプなし。フェーダーだけで音量を調整しています。
MXL V67G
NEUMANN U87
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ポチップ
SHURE BETA 58A
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ポチップ
実際に聴き比べた感想
MXL V67G。
最初に聴いた時は、「思いの外U87と似ている……?」とも思いました。
ただ、よく聴くとやはり雰囲気は違います。
今回、両マイクの質感が一番近くなるマイキングを探した結果、かなりクローズ寄りになりました。
V67Gだけを見ると、もう少し離した方が低域と高域のバランスは良かったかもしれません。
ただ、V67Gは距離を離すと存在感が薄まりやすかったです。
その点、U87はどこにセッティングしてもビシッとした音で録りやすい。
ここには価格差以上に、マイクとしての懐の広さの違いを感じました。
一方、クローズで比較するとV67Gもかなり健闘しています。
2026年9月時点では、V67Gは約2万円、U87 Aiは50万円を超える価格帯です。
約28倍の価格差を考えると、この録り音はかなり面白いです。
V67Gのフワッとした柔らかさも、使い方次第ではしっかり武器になります。
そしてBETA 58Aも良いです。
今回の録音では、ミッド〜ハイミッドあたりに音がギュッと集まり、コンデンサーマイクとは違う芯のある音になりました。
今回のWA73EQを使った録音条件でも、かなり良い感じです。
狙う音によっては、こうしたダイナミックマイクの方が格好いい結果になることもあります。
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V67GはU87とどこまで似ている?
V67Gについては、昔から「U87系」「U87の回路に似ている」といった話があります。
実際、V67Gの回路にはU87と共通する考え方が使われている部分があります。
ただし、V67G全体がそのままU87のコピーというわけではありません。
出力段などは異なる構成なので、「安いU87」と考えるより、U87系の設計要素も持った別のマイクとして見る方が自然です。
NEUMANN ( ノイマン ) / U87Ai サウンドハウス

MXL ( エムエックスエル ) / V67G サウンドハウス
そして何より、このページには実際にU87と録り比べた音源があります。
回路の名前より、実際の音を聴いて判断するのが一番分かりやすいと思います。
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V67Gは単一指向性のシンプルなコンデンサーマイク
V67Gは単一指向性のラージダイアフラム・コンデンサーマイクです。
48Vファンタム電源で動作します。
ボーカルやアコギなど、正面の音をクローズ気味に録る使い方は分かりやすいです。
外観もかなり個性的。
この色!渋くてとても好きです。
金色のメッシュも派手(笑)。
ただ、高級感はそこまでありません。
下側のパーツでマイクホルダーに固定する仕様です。
箱・ケース・付属品
箱はコンパクトです。
中にはマイクケース。
マイク本体とホルダーが入っています。
ホルダー自体はかなりプラスチック感があります。
ただ、マイクスタンド用の変換コネクターが最初から付いていたのは助かりました。
MXL V67Gが向いている人
実際に使った経験から考えると、V67Gが向いているのはこんな人です。
- 低価格帯でコンデンサーマイクを試したい
- ボーカルやアコギをクローズで録ることが多い
- フワッとした柔らかい質感が欲しい
- このページの比較音源を聴いてV67Gのキャラクターが気に入った
特に「U87に似ているらしいから」という理由だけで選ぶより、実際の比較音源を聴いてこの音が好きかどうかで決める方がいいです。
最初の1本としてV67Gを選ぶなら
歌やアコギを自宅で録ることが中心なら、僕は最初の1本としてコンデンサーマイクを選びやすいです。
V67Gも、その候補に入るマイクです。
ただし、ダイナミックマイクが初心者に向かないという意味ではありません。
録音する部屋や用途によっては、BETA 58Aのようなダイナミックマイクの方が使いやすいこともあります。
今回の比較でも、BETA 58Aにはコンデンサーマイクとは違う芯のある良さがありました。
方式で上下を決めるより、何をどう録るかで選ぶ方がいいです。
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まとめ|V67Gはクローズで面白い低価格コンデンサーマイク
MXL V67Gは、U87そのものではありません。
ただ、実際に同じ条件で録り比べると、クローズでは「意外に近いかも」と思える場面もありました。
一方、距離を取るとV67Gは存在感が薄まりやすく、U87との違いも見えやすくなります。
僕がV67Gに感じた魅力は、フワッとした柔らかさと、クローズで出る存在感です。
価格だけで判断するより、このページの比較音源を聴いてみてください。
この音が好きなら、V67Gはかなり面白いマイクです。
ポチップ
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