それではアウトプット部分に引き続き、インプットトランスの接続方法を!
![](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAAAAACH5BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw==)
今回はさくっと短くまとめます!
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目次
Inputトランスデータシートの確認
前回の記事に引き続きこんどはインプットの方のデータシートを参照します。
![in](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAAAAACH5BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw==)
こんな感じの仕様になっております。
アウトプットの記事を読んでいただいた方ならもう簡単に読めるはず( ・ὢ・ )!
まだお読みいただいてない場合は、是非冒頭だけでもご一読ください!
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それではCarnhillトランスを実際に機材に接続する方法についてです。 この記事ではアウトプットトランスに絞って書かせていただきます。 インプットトランスは以下の記...
インプット部回路図確認
Neve1073の回路図から、
![H:BIBLIO1073_841073_84_user.vp](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAAAAACH5BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw==)
マイクからの信号はスイッチでハイインピーダンスと、
ローインピーダンスに切り替えられるようになっているようです。
つまり、1次側がスイッチで直列か並列に切り替えられるようになっています。
仕様書に従うと1.2kΩと300Ωの両方で受ける形になります。
ちなみに本家に搭載のマリンエア(LI10468)も、
直列並列それぞれ1.2kΩ、300ΩになっているのでCarnhillも数値上は完コピですね。
Neveクローンに組みこむ場合は、
それぞれのメーカーがスイッチ含めてどこまで再現しているのかにもよります。
そこは臨機応変に対応してください( ・ὢ・ )
スイッチなしで一択の場合は、入り口は1.2kΩにしておいた方が案パイかと思います。
そして2次側は上の回路図だと解りづらいですが、直列に繋いでインピーダンスを4.8kΩにします(カメラボ情報)
そうすると1次側のスイッチをハイ、ロー切り替えると、
+6dBと+12dBのゲインがトランスでそれぞれ獲得できるようになります。
それと2次側は並列に180ピコファラドのコンデンサーが付いているようです。
こちらも習って好みのものをつけてください。
配線図例
それでは配線してみましょう。
図にするとこうなります、、、。
![in-co2](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAAAAACH5BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw==)
文字で補足しますと、
[“1次側“]
- ピン2は入力XLRのhotに(スイッチで切り替える場合はスイッチに)
- ピン5は入力XLRのcoldに(スイッチで切り替える場合はスイッチに)
- ピン3と4を結線すると直列になりますが、ここは機器によって、並列との切り替えスイッチがある場合はそちらのスイッチに繋いでください。
- ピン6はグラウンド(アース)に繋ぎます。
[“2次側“]
- ピン7はアンプに
- ピン10はグランドに
- ピン7と10に180ピコファラドのコンデンサーを繋ぎます。
- ピン8と9を結線します。
以上でNeveクローンにも組みこみができるはずですが、どれにでも当てはまる訳ではないと思います。
そこは臨機応変に変えていってください。
終わりに
マリンエアのデータシートも検索すると出てきますので(こちらのサイトに掲載すると著作権上よろしくないので)、
必要でしたら見比べて研究してみてください。
また、今回はマイクインプット用のトランスについて記事にしましたが、
ライン受けのトランスを組みこんだり、DIを組み込んだりもできます。
それらのデータシートもマリンエアで検索するとでてきます。
是非お試しください!
最後までお読みいただきありがとうございました!