DIY

  (更新日:2018.05.9)

Carnhillトランスの導入方法③

それではCarnhillの記事の続きです。

今回は実際にトランスを手に入れた後に、自分で機材に組み込む方法を書いていきます。

作業に入るその前に

 

※注意!!

 

ここから先はある程度知識がある方や、ハンダ経験のある方、機材が不調になっても自己責任だと割り切れる方、のちのちのためにDIY技術を身につけておきたい方以外は、決して実践しないでください。

 

あくまで自己責任でよろしくお願いします!!

 

と、一応書いておきますが、電気系統をいじるわけでもないので機材DIYの中で比較的簡単な作業だと思います!

ただ何かあっても、

僕は一切責任は取れませんのであしからず(人´∀`*)

 

トランスの構造と特徴について

 

それでは、まずアウトプットトランスの方からAMLに載っている仕様書を見つつ確認していきましょう。

 

VTB1148の仕様がこちらになります。

 

carnhill_design_guide-2

 

初めてこういう表をご覧になる方は、なんのこっちゃわからないですよね。

オーディオトランスの知識については、検索すれば、数はあまり出てこないですがヒットしますので是非じっくり参考にしながら理解をされていってください。

 

僕の方ではなるべく平易にざっくりと書いていきます。

 

まずトランスには1次と2次といって、入り口と出口があります。

基本的には1から入って2で出て行きますが、逆から信号を送っても問題ありません。実際そういう使い方をDIなんかではします。

ただここでは、とりあえず1次から2次と覚えてください。



直列と並列の繋ぎ方

 

で、1次と2次それぞれで結線の仕方があります。

表ではSeriers(シリーズ)とParallel(パラレル)と書いてありますが、これはそれぞれ直列と並列の英語表記です。

その名の通りピン同士を直列で繋ぐか、並列で繋ぐかによってインピーダンスが変わってくるという事です。

 

図がありますので線を書いちゃいます。

 

kessen

 

1次側(左)が直列、2次側(右)が並列の繋ぎ方です。

この繋ぎ方をすると、データシート上だと200Ω対150Ωで出力は−2dBになることになります。

 

だいたい基本はこんな感じですので、実際にNeveレプリカの場合はどういう繋ぎ方になっているのか、僕なりに調べてみました。

 

ただレプリカの中身は見る事ができませんので、本家1073の回路図をネットから拾ってきて読んでみたり、英語のサイトを頑張って読んでみた所、どうやら1073のアウトプットトランスは1次2次共に直列で繋いでいるようです。

 

こうですね↓

 

neve-tras

 

で、実際すごく間違えそうな部分を見つけちゃったのでそこも強調して書いておきます!上の図だとああいう配線になるんですが、実際のトランスのピンの配置を見ると場所の並びがずれているので、実際に実物のピンを直列に結線する場合はこうなります。

 

trans-choku

 

ひっかけですね、、。

 

一応参照元の1073の回路図があったサイトもリンク貼りますので、ご確認ください。こちら。

出力の部分の回路図を拡大するとこうなってます。

H:BIBLIO1073_841073_84_user.vp

 

2次側に並列に、直列に繋がった抵抗+コンデンサーが付いていますね。

確かに、Lo1166を自分で手に入れてみた時、抵抗と通称マスタード呼ばれるフィルムコンが付いていたのを覚えています。

 

これもオリジナルに習ってつけましょう!

 

1.5kの抵抗と、0.01マイクロファラドのフィルムコン(スチロールコンデンサーがついている個体もネットででてきますので、ここはお好みで研究してみてください!)です。

 

こんな感じに。

rc

 

下手ですねー(○´―`)ゞ

すみません。

 

これでトランス自体の結線はOKです。

 

バランスとアンバランスについて

 

あとは入り口と出口をどこに繋ぐかですが、

トランスにはもう一つ大事な役割がありまして、それがアンバランスバランス変換、もしくは逆のバランスアンバランス変換です。

 

バランス、アンバランスについてはまた別の機会に詳しく記事にしてみようと思いますが、とりあえずざっくり書きますと、マイクからプリアンプに入ってくる信号は基本レコーディング機器だとバランス転送で入ってきます。

その理由はバランス転送はノイズに強いからです。

 

バランス転送には、正相と逆相という二つの信号が走っています。

 

マイクのキャノンケーブルは3つピンがありますが、ひとつはグランド、ひとつは正相、ひとつは逆相用に線が振り分けられています。

1グランド2ホット3コールド、なんて言いますね。

 

この中で2と3のホットとコールドの信号をトランスで受ける訳です。

1のグランドは、ノイズを受け流すシールドの役割をしているので、信号はここには通りません。

 

そして増幅するのには信号は正相の一つで良いので、トランスでアンバランス転送に変換するわけですね。

アンバランスというのは、バランスではない、つまり1相のみということです。

 

これがまだここまで出て来ていませんが、インプットトランスの役割です。

 

そして、アウトプットトランスの役割はこれと真逆になるので、こんどは増幅されたアンバランス(1相)の信号を、今度はトランスを使って2相に変換してまたノイズに強い状態で出力してあげます。

 

レコーディング機器のアウトも、インプット同様大抵キャノンになっているのはそういう理由です。

RECにノイズは厳禁ですからね。民生機とはここが違います。

 

というわけで実際の結線の話に戻りましょう。

 

では実際どう信号ラインの配線をすればいいのかというと、こうします。

 

out-sen

 

これまたかなり個性的な図になってしまいましたが許してください(ฅΦωΦ)ฅ

 

具体的に言葉で書きますと、

1にはアンプからの信号を繋ぎます。

3は0V(GND)に繋ぎます。

5にHotを。

8にColdを繋ぎます。

 

これで完了、、、、のはずです!!

 

はい、それではインプットの方を行きましょう!

 

、、、といいたいところですが、一旦区切ってそれはまた次回にさせていただきます。

 

終わりに

 

間違っている箇所などあるかもしれませんので、僕の書くことを全て信じずにご自身でも疑いながら作業を進めてください。

あくまでも僕ができるのは一個人を通した情報提供です。

よろしくお願い致します‹‹\(´ω` )/››

 

お読みいただきありがとうございました!

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