marantz Professional MPM1000Jは、当時6000円台で購入できた格安コンデンサーマイクです。
「この価格のマイクをDTMで使うと、実際どこまで録れるのか?」と思い、MXL V67G・audio-technica AT2020・SHURE BETA 58Aと同じ条件でアコギを録り比べました。
結論から言うと、MPM1000Jは抜けに関しては正直いまひとつです。
ただ、聴き方によっては太く感じますし、何よりこの価格で普通にコンデンサーマイクらしい音が録れるのが面白い。
AT2020やV67Gまで予算を上げると、さらに高域の抜けや明瞭さが出てきます。
実際の比較音源も残してあるので、価格差でどこまで音が変わるのか聴き比べてみてください。
目次
MPM1000Jの音質|抜けは弱めだが太さがある
MPM1000Jを実際に録音して最初に感じたのは、音の抜けはあまり強くないことです。
AT2020やV67Gと並べて聴くと、その差はかなり分かりやすいです。
一方で、MPM1000Jは聴き方によって少し太く感じるところがあります。
高域がスッと前へ出るタイプではありませんが、細くて頼りない音という感じでもありません。
というか、普通にコンデンサーマイクの音がするのが凄い(笑)
当時6000円台で購入できたことを考えると、かなり健闘しているマイクだと思いました。
MPM1000JをAT2020・V67G・BETA 58Aと録音比較
今回は、次の4本でアコギを録音しました。
- MXL V67G
- marantz Professional MPM1000J
- audio-technica AT2020
- SHURE BETA 58A
オーディオインターフェースはKOMPLETE AUDIO 2を使用しています。
DAWはLogic。
録音したマイクのトラックにはプラグインをかけていません。
EQ・コンプもなし。
フェーダーだけで音量を調整しています。
アコギは2トラック録音し、若干左右へパン。
リズムにはLogicの付属ループを使っています。
marantz Professional MPM1000J
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実際に4本を聴き比べた感想
まずMPM1000J。
この価格で、なかなか健闘しているのではないでしょうか。
音の抜けに関しては、正直イマイチ。
ですが、聴き方によっては太くも感じます。
格安マイクだから極端に変な音がするという感じではなく、ちゃんとコンデンサーマイクとして録れています。
対してMXL V67Gは、MPM1000Jより高域の抜け感が強いです。
別記事にも書いていますが、独特の色気があります。
AT2020は、ストロークした時の高域をガシッと拾ってくれる感じが気持ちいいです。
透明なバイト感がたまらない。
MPM1000Jと比べても、高域の情報や明瞭さはAT2020の方が分かりやすく出ています。
BETA 58Aは、やっぱりBETA 58Aらしい芯のある音です。
今回のKOMPLETE AUDIO 2へ直接つないだ条件では、僕には少し明瞭さや肉厚さが足りなく聞こえました。
ただ、コンデンサーマイクとは違う方向に音がまとまっていて、狙う音によってはこちらの方がハマることもあります。
MPM1000Jが向いている人
実際に使ってみて、MPM1000Jが向いているのはこんな人だと思います。
- とにかくマイクの予算を抑えたい
- 気軽にコンデンサーマイクを試してみたい
- 卓上でも使いやすいマイクが欲しい
- 高域の抜けより、少し太めに聞こえる音が好み
- このページの比較音源を聴いてMPM1000Jの音が気に入った
ただ、比較音源を聴くと分かる通り、AT2020やV67Gまで予算を上げれば、さらに綺麗で抜けのある音が録れます。
そこまで必要なのか、それともMPM1000Jで十分なのか。
実際の音を聴いて判断するのが一番分かりやすいと思います。
マランツプロ(Marantz Professional)
ポチップ
MPM1000Jは卓上スタンド・ケーブルまで付属
MPM1000Jを買った時に驚いたのが、付属品の多さでした。
届いた箱。
新品なのにかなり潰れてました(笑)。
オープン。
当時6000円台だったことを考えると、付属品はかなり豊富です。
保証書と説明書。
マイクホルダー。
作りはそれなりですが、卓上に据え置けるスタンドも付いていました。
ウインドスクリーン。
最初はへにゃっとしていますが、マイクへ被せれば使えます。
そしてマイクケーブルまで付属。
おまけがかなり凄い(笑)。
本体は小ぶりで卓上にも置きやすい
マイク本体は、価格から想像していたよりしっかりしていました。
本体裏側。
付属の卓上スタンドへ装着するとこんな感じです。
卓上に置くと、配信マイクっぽい雰囲気になります。
カッコよい。
サイズもコンデンサーマイクとしては小ぶりです。
卓上にポンと置いて、使いたい時にサッと使う。
そういう使い方も合うマイクだと思いました。
MPM1000JはXLR接続|ファンタム電源が必要
MPM1000JはUSBマイクではなく、XLRで接続するコンデンサーマイクです。
今回の録音では、MPM1000JをKOMPLETE AUDIO 2へ接続して使いました。
動作には9〜48Vのファンタム電源が必要なので、PCで録音する場合は、XLRマイク入力とファンタム電源を備えたオーディオインターフェースなどを使います。
マイクの予算を抑えて、その分をオーディオインターフェースへ回すという考え方もあります。
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まとめ|MPM1000Jは予算優先なら十分使える格安コンデンサーマイク
marantz Professional MPM1000Jは、音の抜けだけを比べるとAT2020やV67Gの方が上です。
ただ、MPM1000Jにも少し太く聞こえる方向のキャラクターがあり、当時6000円台だったマイクとしては十分しっかり録れました。
とにかく予算を抑えてコンデンサーマイクを試してみたい。
そういう条件なら、成立するマイクだと思います。
逆に、少し予算を上げられるならAT2020やV67Gとの違いも比較音源で聴いてみてください。
価格だけではなく、自分がどの音を好きかで選ぶのが一番です。
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