Chandler Limited TG2-500の使用レビューです(´◔౪◔)◞
ずっと使ってみたかったChandler Limited製品を初ゲット。
しかも一番気になっていたTGシリーズのマイクプリアンプ。
今回レビューするのはAPIの500サイズ規格互換のTG2-500です。
早速マイク録音も試してみました。
APIやNeveコピーマイクプリとの比較音源も文中アップしております( ・ὢ・ )
Chandler Limited TGの音はこんな音だったんですねえ、、良い。
目次
Chandler Limited TGシリーズ
Chandler LimitedのTGシリーズは英EMI/アビーロードスタジオにあったTGコンソールを再現した製品。
TGコンソールは後期The Beatlesや、Rolling Stones、Pink Floyd作品で使用されていた名デスクです。
マイクプリの他にも、
CHANDLER LIMITED TG12413 ZENER LIMITER サウンドハウス
コンプ/リミッターがあったり、
CHANDLER LIMITED TG12411 Channel サウンドハウス
EQ付きのチャンネルストリップがあったり。
CHANDLER LIMITED TG2 BACK TO BASICS サウンドハウス
代理店がモディファイした日本限定のTG2もあります。
CHANDLER LIMITED TG2-500 サウンドハウス
僕が購入したのはこれ。
APIのランチボックスに挿して使用します。
価格的には一番手軽にChandler Limitedユーザーになれるアイテムですね(*´ω`)ゝ
api LUNCHBOX 500-6B-HC (VPR Alliance)
本体はこんな感じ
ということでレビュー開始です。
API500サイズなのでとても小さいです。デザインも渋くてかっこいい。
後ろに飛び出たカートリッジをランチボックスに差し込みます。
挿したらこう。
ようやくAPI512C以外の500マイクプリが増えました。
操作する部分はあまりありません。
トップのCOARSE GAINは5dBステップのロータリースイッチになってます。
カチカチ回って固定されるやつ。
FINE GAINは-10〜+10の合計20dBをトリムできるつまみ。
こちらは無段階のボリュームトリムになってます。
二つのつまみを合わせると最大で60dBゲインを稼げます。
で、ここに興味深いポイントが。
この2つのつまみの組み合わせ方で音色の変化を楽しめる様なんです!
例えば同じ45dBのゲインでも、
FINE GAINを+10dBマックス、CORSE GAINを+35dBの合計45dBと、
FINE GAINが0dB、CORSE GAINを45dBにした合計45dBでは音の質感が違うのだそう。
これは後ほど録音で試してみます(´◔౪◔)◞
さて、続きましての機能を。
インピーダンスをスイッチで300オームと1200オームに切替られます。
カチカチ変えるととりあえず音量が変わりますね。
あとはマイク/ライン切り替えスイッチ。
説明不要ですね、、。
一番したのつまみでアウトの量を調整します。
基本は上二つでゲインを稼ぎつつ質感調整し、アウトで絞るのが良さそう。
そして最下段にフェイズスイッチとファンタム電源のみ。
非常にシンプル。
あ、DI入力はありません。
ここが、唯一残念、、、。ベース録音とかにすごく良さそうなのになー。
それはラックタイプでやってくれということなんでしょう。
と、いうわけで早速電源に火を入れ録音をしてみました!
録音してみる
アコギをマイクで録音してみました。
今回マイクはNEUMANN U87を使用しました。
オーディオインターフェースはPrism Sound Titan。
アコギは2トラック録音し、左右にパンを振ってます。
リズムはLogic Xの付属ループ音源。
録音ファイルにプラグインは挿していません。
EQコンプはなしで、フェーダーのみで何となく音量を合わせています!
前述の様にTG-2 500は、CORSE GAINとFINE GAINの組み合わせで音が変わる様なので、
同じゲインで3パターン試しに録音してみました。
比較用のマイクプリに、
API512Cと、
Neveコピーのwarm audio wa73-EQを使いました。
それでは並べて聴いてみましょう!
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TG-2 500 CORSE GAIN+50dB FINE GAIN-5dB
TG-2 500 CORSE GAIN+45dB FINE GAIN 0dB
TG-2 500 CORSE GAIN+35dB FINE GAIN+10dB
API512c
warm audio wa73-EQ
感想
おー、マイクプリが違うとこうも音が変わるんですねー( ・ὢ・ )!
まずTG-2 500ですが、もしやS/Nがあまりよろしくない、、、?
一つ目のファイルCORSE GAIN(赤いつまみ)を+50dBまであげたファイルは、サーっとノイズが乗ってしまってます。
-一つ目のファイルのセッティング-
逆にCORSE GAIN(赤いつまみ)を+35dBまで下げてFINE GAIN(真ん中のつまみ)を+10dBにあげたファイルはS/Nはそこまで気になりません。
-3つ目のファイルのセッティング-
基本的にFINE GAINはマックス上げ切った状態から音量調整をしていくのが良さそうですね。
アウトプットのつまみの位置をもっといじればS/Nもうちょいよくできるかも、、?
音色はマイルドで暖かで奥深い、正にヴィンテージトーンな雰囲気!!
この質感たまらんですわ〜(*´ω`)o欲しかった通りの音色!
CHANDLER LIMITED TG2-500 1ch マイクプリアンプ 【VPR Alliance】
そして確かにFINE GAINの上げ下げで音色が変わりますね。
ゲインが上がるごとに低域の量感が増えてガシッと歯応えのある音に。
アコギも良いですが、この質感はボーカル録音とかにめっちゃハマるんだろうなーと。
僕に歌が歌えたら、、、、試せずすみません。
API512cは予想通り抜けがよく、カラッとしてます(笑)夏を感じます。
弦のキラッとしたところが良く浮かび上がってきますね。
warm audio wa73-EQも改めてよくできているなーと思いました。
めっちゃ太い(笑)のに抜けも良い。素晴らしい。
【国内正規品】 WARM AUDIO WA-73EQ
この3つの中では一番バランスが良い音に感じました。
何にでも、どんな場面でもこなしてくれそう!
安心して使えるヴィンテージアンプ
と、TG-2 500はこんな音色をしていました。
ヴィンテージな音色、と言っても様々なヴィンテージ品があります。
ただ、どれにも共通しているのは音を取り巻く空気感が抜群な点、、。
ただ単に「音が綺麗」や「抜けがいい」では測れない「良い音」があるから、
マニアはヴィンテージものを買い集めてます。
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ただし、別記事でも書いてます通り、
ヴィンテージ品はメンテナンスで散財したり、常に故障のリスクと隣り合わせでもあります。
僕個人としては、2021年現在からヴィンテージものに手を出していくのはちょっと大変だなと思います。
その点、Chandler Limited製品はとても安心して使えますよね。
新品なのにヴィンテージ。
CHANDLER LIMITED TG2-500 サウンドハウス
空気感も抜群、、、。
世界中で急速に支持が広がっていったのも納得です。
みんなヴィンテージサウンドが好きなんでしょうね。
僕も大好きです(´⊙౪⊙)۶!!
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まとめ
初めてのChandler Limited製品ゲットに胸が熱くなりました。
徐々に買い足してしまうこと請け合い、、なほど、どストライク。怖い。
こういう質感ほんと好き。
別記事で本物のヴィンテージアンプと聴き比べしてみたくなりました。
今度やってみましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
CHANDLER LIMITED TG2-500 1ch マイクプリアンプ 【VPR Alliance】
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