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API 512Cの使用レビュー!カラッと晴れた音色の定番マイクプリアンプ

API512Cマイクプリアンプのレビューです(´◔౪◔)◞

APIのマイクプリを人生初ゲットしました。

定番機でありながら、個人的にこれまであまり利用する機会がなく、、、

しかし、昔レコスタで使用させて頂いた時の記憶はとても鮮烈でした。

ヘッドルームが高いのかドラムRECではよりオープンなサウンドに。

アコギでもエアー感が気持ちよかった思い出のマイクプリ。

ここ一ヶ月ほどじっくり使ってきたので、レビューを(`・ω・´)

比較音源もご用意しました!

目次

マイクプリ界の巨頭、API

マイクプリといえば、Neveが一番有名かと思います。

Neve 1073 Preamp + EQ with rare Vintage Marinair Transformers (icluding Octal) | eBay

しかし「あえて伝統的なメーカー3つを挙げろ」と言われたら、

英SSLと並び間違いなく米APIがその一角に躍り出るでしょう。

 API ( エーピーアイ ) / 512C  サウンドハウス

API ( エーピーアイ ) / 512C サウンドハウス

今回レビューする512Cの原型マイクプリは元々コンソールに搭載されていたものです。

Neveも一緒ですね。

それを現在はさらに使いやすく進化させています。

 API 6-slot lunchbox (6B-HC)   サウンドハウス

API 6-slot lunchbox (6B-HC) サウンドハウス

こんなボックスに個別に差し込むことで使用します。ちょっと変わってます。

 API 6-slot lunchbox (6B-HC)   サウンドハウス

EQやコンプも差し込めるので、自分好みのチャンネルストリップを作れます。

しかも持ち運びがしやすい!

現在では他社メーカーもAPI規格のモジュールを多く販売しています。

 CHANDLER LIMITED Germ 500 MkII サウンドハウス

CHANDLER LIMITED Germ 500 MkII サウンドハウス

チャンドラーリミテッドとかNeveコピーとか実に多種多様。

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この規格を作り業界標準として浸透させたのも、APIの大きな功績の一つでしょう(*´ω`)o

僕のラックはまだとても寂しい状態なので(笑)

いつかびっちり好きなモジュールで埋めたいです。

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箱開封

それではレビューを!

箱です。

新品で購入しましたが、すでに何度か開封されたような跡が(笑)

海外製品はこういうことよくあります。チェックでもしたのでしょうか。

そして中からはこんなケースが!

カンカンです。

なんだろう。チョコボール世代なのでそこはかとない懐かしさを覚えます。

チョコボールはお菓子の方のチョコボールです。

裏は購買意欲をさらに掻き立てるようなモジュールたちがプリント。

写真がとてもオールディです。

オープン!

クッションをどけると、きました!本体!

タグを見るだけでテンションぶちあがり。

うおー、API2520が眩しい!!

API2520はディスクリートオペアンプで、音声増幅をここで行います。

APIサウンドの心臓部。アンプの要。

アウトプットのトランス。金属膜でシールされているのがAPIっぽいです。

インプットトランス。

コントロール部分は非常にシンプルです。

ゲイン、位相反転、ファンタム、パッド、マイクとラインの切り替えスイッチ。

前面にマイク用のXLR端子もありますが、ランチボックス背面にも入力があります。

シンプルながら、非常に洗練されています。美しいデザイン!

録音してみる

ということで、マイク録音で音色の比較テストをしてみます!

比較する機材はWARM AUDIOのNeveコピーWA-73EQ。

 WARM AUDIO  WA-73EQ  サウンドハウス

WARM AUDIO WA-73EQ サウンドハウス

約10万円でかなりしっかりとしたNeveサウンドを鳴らしてくれる逸品です。

マイクはNeumann U87をチョイス。

あと、オーディオインターフェース直の音も録音してみました。

オーディオインターフェースはANTELOPE Discrete 8 Synergy Coreです。

付属のマイクプリを使用します。

楽器はアコギを2トラック、左右にパンで振っています。

リズムはLOGIC Xの付属ループ。

プラグインはEQやコンプなど一切入れていません。

とったままの音をフェーダーで音量揃えています。

それでは聞いてみましょう〜(´⊙౪⊙)۶!!

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再生音量にお気をつけください!

API 512C

WARM AUDIO WA73-EQ

オーディオインターフェース直

感想

おお!それぞれで違いが出てます( ・ὢ・ )!!

API512Cはやはりというか、ハイが張り出し、音に伸びがある気がします。

爽やかながら、太くがっしりした音色。

WARM AUDIOのNeveコピーも音の抜けが良く!全帯域が綺麗に出ているイメージ。

オリジナルNeveの代名詞「シルキーさ」も感じます。

マイクプリなしの直インターフェースは他2つと比べると少しくぐもって聴こえますね。

マイクプリアンプがあるとやはり音が良くなるようです(´⊙౪⊙)۶

そしてU87はやっぱりいいマイクです、、、。

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ラインアンプとしてもテストしてみる

APIといえば「音がカラッとする」とよく評されています。

ということで、ラインでも音がどう変化するのかチェックしてみました!

先ほどの音源のドラムをモノラルに変えて、ドラムをAPI512Cに突っ込みました。

ドラムの質感が変わっているはずです。

元の音源

ドラムリアンプ

感想2

若干ですが、、、確かに変化しているように感じます!

モサっとした感じが確かにカラッとした良い音にまとまっています。

ただ、僕が使い方をよくよわっていないのか、、、

ラインで音を送るとノイズが多いんですよね。

音を送っちゃえば気になりませんが、マイクプリほどS/Nがよくありません。

ラインとHI-Z入力が共有なのが影響しているのかも?

それとも僕のシステムのせい、、、?

一応ラインでも使えるとマニュアルにはあるのですが、、今後の課題。

そしてAPI2500へ通してみる

そしてAPI512Cで録音した音源を先日導入したAPI2500にさらに通してみる実験。

 

API祭りです!

API 512Cでアコギ録音したファイル

さらにAPI 2500でコンプをかけたファイル

感想3

さらにむっちり隙間が埋まり音が太くはっきりします(;´༎ຶД༎ຶ`)サイコー

 API ( エーピーアイ ) / 2500 Stereo Bus Compressor  サウンドハウス

API ( エーピーアイ ) / 2500 Stereo Bus Compressor サウンドハウス

アコギの感じがすごく「それっぽく」なってくれます。

ミックスをちゃんとやれば更によくなりそうです!

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APIがロックやパンクに愛される理由

APIが好きな方といえば、ロックやパンクをやってるイメージが強いです。

勝手なイメージですが、事実多い気がします。

実際使ってみると「なるほど!」と改めて納得。

API2500のステレオバスコンプもですが、音のカラーがとてもはっきりしています( ・ὢ・ )!

わかりやすい!

元気で、パンチがあって、華やかで、それでいて耳に痛い訳でもない!

絶妙なカラーです☜(◉ɷ◉ )

これがロックやパンクによく合うのだろうな、と。

Neve系はもっとしっとり、どっしり、こちらの方がオールマイティーに感じます。

ただAPIは好きな人にとても刺さる

僕にも刺さる(笑)

やっぱり一台は持っておいて正解でした。

 API ( エーピーアイ ) / 512C  サウンドハウス

API ( エーピーアイ ) / 512C サウンドハウス

エレキギターを録音してみたいですね。

ランチボックスを一台買ってしまえば、

2台目以降のAPIモジュールはとてもリーズナブルだと思います!

このクオリティーで10万付近の完全プロ仕様な機材もなかなかないです( ・ὢ・ )

ただ、沼にハマる危険度はMAXにあがると思うので、そこだけ懸念点、、、。

高い動作電圧で音が歪みにくいのも大きな特徴

また、少し専門的な話になりますが、

API2520ディスクリートオペアンプは両電源±12〜20Vで駆動します

ランチボックスでは±16Vが供給されています。

プラスマイナス16V。

これがどんなものなのかというと、

単電源換算で+32Vで動いているのと一緒になります

ちなみにNeveは+24Vで駆動します。

動作電圧が高いほど、入力レベルに対して音が歪みにくくなります。

ドラムやエレキギターと非常に相性が良いと言われるのもこんな部分にあるのかも?

また動作電圧が高くなると、よりオープンな感じに音が響く傾向も。

抜けの良いサウンドの秘密はここにもあるのかもしれません!

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まとめ

APIのマイクプリアンプ512Cのレビューでした(´◔౪◔)◞

音質ももちろん一級品ですが、

なんと言ってもランチボックスに組み込むことでの可搬性の高さ、

EQやコンプとのチェーンカスタムの柔軟性、

プロ機としては比較的入手しやすい価格が非常に魅力的なアイテムです!

これは人気あり続けますよね(`・ω・´)

抜けの良いサウンドを求める方には間違いなくシックリくるでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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