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カポタストはなぜ使う?|初心者だけの道具ではない。響きを変える使い方

カポタストはコードを押さえるための補助器具というイメージが強いと思います。

特にアコースティックギターの弾き語りなどでは「初心者が使うもの!」と言った意見を見聞きすることも多いですよね。

しかし、それを鵜呑みにしてカポタストを敬遠するのはすごく勿体無いです。

実際、プロでもカポタストを使っている人はいます。

うまく活用できると作曲やアレンジの幅も広がりますし、音楽的表現力もアップします。

ギタリストほどカポを使いたくない心理が働くと思います。

(僕もギタリストなのでその気持ちわかります、、、)

ただ、テクニックを磨くだけでは表現できない領域もあります。

カポは「楽に弾くため」だけではなく、ギターで狙った響きを作るために使える道具です。

目次

カポタストは初心者の補助器具ではなく「響きを選ぶ道具」

いきなり結論から書かせていただくと、カポはただ単に演奏者を楽にする補助器具なのではなく、特定の音楽的な響きを生み出すために使うものです。

音色ではなくコードの構成そのものが変わる

ここで言っている「響き」は、ギターそのものの音色が変わるという意味ではありません。

音の構成的な響きです。

同じキーの曲でも、どのコードフォームを使うかによってギターから出てくる響きは変わります。

その「どのフォームで鳴らすか」を選びやすくするのが、カポの大きな使いどころだと思っています。

BUMP OF CHICKENで感じるカポっぽい響き

まずバンプオブチキンを例に出します。

一番「カポっぽい響き」を鳴らしているイメージなので、真っ先に頭に浮かんできたのがバンプでした。

う〜ん、いい曲だ、、、、。

こちらの動画内でも、バッチリカポが出てきてます。

しかもアコースティックギターではなくエレキギターにカポをはめてますね。

こういう響きを出すためにカポが使われています。

ギターの音色ではなく、音の構成的な響きです。

RADWIMPSでもギター2本にカポを使っている

あとパッと思いつくのがラッドウィンプスです。

この名曲ではギター2本ともカポが使われています。

何度見てもMVいいですね!

ラッドの他の動画を見てみたら、予想よりカポの使用率が低くて「あれ(笑)?」ってなりましたが、曲のキーによっては当然カポなしでも狙いたい音楽的な響きは得られます。

曲のキーと狙いたい音楽的な響きをドッキングさせるのがカポの役目です。

同じキーでもコードフォームが変われば響きは変わる

Cキーのコード進行とBフラットキーのコード進行は、音楽理論的には移調しているだけですが、ギターという楽器にとってはそれだけでは済みません。

キーが変われば、同じようなコード進行でもギター上で使うフォームが変わります。

B♭キーではセーハコードが増えやすい

ご存知Bフラットキーはセーハコードが鬼の様に出てきます。

セーハコードが押さえにくいのはもちろんですが、僕がそれ以上に気になるのが音の響きが狭く感じること。

パワーコードを多用するメロコア系やメタル系の音楽なら特に気にしなくていいと思いますが、例に出したバンプやラッドのようなギターロック系の音楽にとっては、音の響きの広さはとても重要です。

B♭をカポ1+Aフォームで弾く

例えば曲のキーがBフラットだとしたら、カポを1フレットに装着してAキーのコード進行のフォームでBフラットキーを展開できます。

こうすると、B♭をそのままセーハ中心で弾く時とは違う響きを選べます。

B♭をカポ3+Gフォームで弾く

それかカポを3フレットに装着して、Gキーのコード進行のフォームでBフラットキーを展開することもできます。

GキーのフォームはAキーよりさらにセーハコードの出現率を下げやすいので、僕には響きとして広がりを出しやすく感じます。

開放弦を使えるフォームで響きの広がりを選べる

このように、同じ曲のキーでもカポの位置を変えれば、違うコードフォームを使って演奏できます。

ギターという楽器には構造上、キーによって使いやすいコードフォームが変わるという特徴があります。

その制約をかわしながら狙った響きを選ぶためにカポを使う、と考えると、より広い視点で音楽を表現できる状態でいられるのではないかと。

初心者の補助器具というのもカポの一面ではありますが、ほんの一面を指しているだけです。

カポを使わない方が合う音楽もある

もちろん、どんな音楽でもカポを使えばいいわけではありません。

表現したい音楽の方向性によって、カポタストの必要性も変わってきます。

メタルでは低いチューニングの方が合う

もう前述していますが、メタルだとカポを使うことは稀でしょう。

こういう音楽では、カポで高い位置へ移すより、ドロップチューニングなどで低い音を出す方向が合います。

ダレルのギターやばい。

パンクではセーハコードの力強さが合う

あとはブルーハーツのようなシンプルなパンク系バンドだと、逆にセーハコードを多用することであの独特の世界を作り上げています。

響きは狭く感じますが、その分力強いですよね。

ピストルズがカポを使っていたらきっと萎えます(笑)

パンクロック!

広い響きと力強い響きは使い分ける

開放弦を使った広がりのある響きが欲しい曲もあれば、セーハやパワーコードの塊っぽい力強さが欲しい曲もあります。

カポは常に使うものではなく、その曲で欲しい響きに合わせて使うものです。

う〜ん改めて、ギターって面白い楽器だと思います。

僕が使ってきたカポタスト

ここからは、僕が実際に使ってきたカポの中から、用途別に使いやすかったものをご紹介します。

一応ギター歴20年です(-ω-ゞ

ライブならG7TH Performance 2

ライブで使うならこれがおすすめです。

 G7TH ( ジーセブンス ) / G7th Performance 2 Capo Silver サウンドハウス

G7TH ( ジーセブンス ) / G7th Performance 2 Capo Silver サウンドハウス

経験上、素早く安定して装着しやすいのがこのカポ。

特にライブ中というのは、連続して曲を演奏することもありますし、一瞬の曲間でカポのポジションを付け替えなくてはならないなんてこともあります。

そんなときコイツは強い味方になってくれます!

一番のおすすめ!

アコギではKYSER KG6

G7THはアコギにも良いですが、もうちょっと安いラインナップの中で特にアコギにおすすめなのがこちら。

 KYSER ( カイザー ) / KG6 Black Chrome  サウンドハウス

KYSER ( カイザー ) / KG6 Black Chrome  サウンドハウス

G7THと比べると、より慎重に取り付けする必要がありますが、片手で取り付けができるのは優れているポイント。

ただちょっと力がいる構造なので、バネ式の硬さが気になる人ならG7THの方が楽に取り付けられると思います。

僕はアコギ用として使っていますが、エレキでも普通に使っています。

とりあえずアコギにカポを使うときは、僕はこれ一択です!

自宅練習ではSHUBB S1

家での練習用にはこれを使っていますが、いいですよ。

 SHUBB ( シャブ ) / S1  サウンドハウス

SHUBB ( シャブ ) / S1  サウンドハウス

ねじで締め付け具合を調整できるので、アコギやエレキのフレットの締め付け具合を自分の好みに合わせられます。

僕は一回もねじをいじったことはありませんが。

アコギ用と表記されている場合もありますが、僕はエレキでもちゃんと使っています。

家で使うだけなら高価なカポでなくてもいい

特に急ぐ必要もなく、カポをただギターにつけるだけなら、極論何を使っても大して変わりません!

ライブの曲間で素早く付け替えるような用途と、家でじっくり装着する用途では、カポに求めるものも違います。

カポを付けるとチューニングがズレることがある

カポは慎重に装着しないと、チューニングが変わってしまうことが多々あります。

弦をフレットへ押さえ付けるため、締め付けが強すぎるとピッチが上がってしまうことがあります。

だから特にライブでは、素早く付けられるだけでなく、毎回安定して装着しやすいことも重要です。

その点で僕はG7THを使いやすく感じています。

カポタストの使い方まとめ

カポタストは、決して初心者の補助的道具ではないというのが今回一番書きたかったことです。

もちろんコードを押さえやすくするためにも使えます。

でも、それだけではありません。

同じキーでも、どのコードフォームで鳴らすかによってギターの響きは変わります。

曲のキーと、自分が欲しい響きを組み合わせるためにカポを使う。

そう考えると、カポは演奏を楽にするためだけではなく、作曲やアレンジのための道具としてかなり面白く使えます。

う〜ん改めて、ギターって面白い楽器です。

お読みいただきありがとうございました!

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