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Chandler Limited Germ 500 MkIIレビュー|太くオーガニックな500シリーズマイクプリ

マイクプリンプChandler Limited Germ 500 MkIIの使用レビューです。

Germanium Pre AmpのAPI500フォーマット版。

手持ちのChandler Limited TG2-500と兄弟のような立ち位置ですが、音色は結構違いました。

こっちはこっちで本当に素晴らしい音。

マイク録音をした音源も真ん中あたりでアップしております!

*2021年の記事をベースに、2026年の知見を加えて加筆修正しました。

目次

Chandler Limited Germ 500 MkIIとは?

Chandler Limited Germ 500 MkIIは、CHANDLER Limitedの創始者Wade Goekeがゲルマニウムトランジスタに注目して製作したマイクプリアンプです。

CHANDLER LIMITED ( チャンドラーリミテッド ) / Germ 500 MkII サウンドハウス

CHANDLER LIMITED ( チャンドラーリミテッド ) / Germ 500 MkII サウンドハウス

ゲルマニウムトランジスタはOld NeveやFairchild(662)のマイクプリアンプに使われていたことでも有名。

かく言う僕もゲルマ素子を使ってFuzzを自作したことがあります。

ゲルマニウムトランジスタは現代の部品に比べると音響性能に不安定な部分もありますが、それにも増して美しい独特の質感を持っています。

Wade Goekeはその弱点も考慮しつつ、レコーディング機材として使えるレベルにまでGerm 500 MkIIを磨いたのでしょう!

実際、S/Nも非常に良かったですし、同じ設定では使用中に極端な音色変化もありませんでした(ゲルマ素子は本来熱に弱いです)

そしてこのマイクプリの1番の特徴は、積極的に音作りができる点!

つまみの位置やスイッチのオンオフによって面白いくらい音色が変わります。

一台で色々やりたい場合とても重宝するアンプ!

実物レビュー

それでは実機レビューを!

箱はしまってしまいましたので、いきなり本体です。

この青いパネルと黄色いつまみの対比がめっちゃ好き。他では見ない組み合わせです。

500フォーマットの端子。

操作つまみ系は上からゲイン、フェイズ、ファンタム。

そして真ん中にFEEDBACKという独自のつまみがあります。

FEEDBACKつまみを右に回すと倍音が増えるようで、実際にかなり音が太い感じに変化していきます。

そしてマイク/DI入力の切り替えスイッチ、DI入力端子。この機種はLINEインはないようです。

一番下にPADとTHICKボタン。

PADはただの入力アッテネーターかと思いきや、入れる入れないでゲインつまみの位置を大きく変えられるため、音色作りにかなり関係してきます。

THICKボタンはONにするとローが増えてとてもふくよかに。

意外とボーカルRECでTHICK入れてもいい感じでした。存在感が増し、質感がまろやかになる印象!

ランチボックスにセットした図。

赤いつまみのTG2 500はゲインつまみは9時-3時までしか回りませんが、Germ 500は7時-5時まで幅があります。

Germ 500にはDI入力があってよかったです。ベース録音してみたい。

Germ 500のフェイズとファンタムスイッチは、スイッチを下に下げることでONになります

普通の機材の感覚だと上に入れてONなので、買った当初間違って使ってしまいました、、、。

この仕様だけ、操作に気をつけないといけません。

それではそれでは、録音してどんな音色なのかを試してみます!

Neumann U87でマイク録音

アコギをマイク録音してみます。

マイクはNeumann U87を使用しました。

AIFはPrism Sound Titanを使用。

聴き比べのファオルは、リズムトラックだけLogicの付属音源を使い、アコギを2トラック録音、左右にパンで振りました。

プラグインは一切使わず、録ったまんまです。EQ、コンプなし。

先述したようにChandler Limited Germ 500 MkIIは各つまみの相互位置によって音色が変化するので、大まかに4パターン設定を変えて録音してみました。

  • ゲイン 7
  • FEEDBACK 3

の4つのポジション設定。

音はどう変わるんでしょうか。

ついでに以前録音したChandler Limited TG 2-500の音源も並べてみます。

各ファイルの音量はなるべくフェーダーで揃えましたが、おそらくズレ大きいと思います、、、。

Chandler Limited TG 2-500の記事はこちら👇

Chandler Limited Germ 500 MkII パターン1

Chandler Limited Germ 500 MkII パターン2

Chandler Limited Germ 500 MkII パターン3

Chandler Limited Germ 500 MkII パターン4

Chandler Limited TG 2-500

感想

うんうん、やっぱり結構つまみのポジションで音色が変わりますね!

FEEDBACKつまみをあげるセッティングにするほどに音が太くなっていく気がします。

またTHICKつまみONはわかりやすく低域が豊かになります(笑)

アコギだとここまで低音いらないかもですが、ベース録音では是非試してみたいボタン。

また先日ボーカルRECでも使ってみましたが、意外とTHICK ON相性良さげです。

PADを入れて、ゲインもFEEDBACKも上げていくと輪郭がはっきりしつつ音が太くなる気がします。

よりパンチ感を加えたい時、このセッティング良きかもしれません。

兄弟機のTG 2-500はGermと比べるときらびやかな感じですね!

こっちもこっちで好きですが、かなりキャラが違う2機種だったのだなと思いました。

Germ 500 MkIIはよりオーガニックで野太いキャラクターです。

NeveともSSLともAPIとも違っていてとても個性的。かなり重宝しそうです!

実機のNeve、SSL、APIの音を実録した比較記事はこちら👇

少し気をつけたい点

Germ 500 MkIIは基本的に直感的に操作でき、音色変化も大きく楽しめますが、ちょっとした問題点もあります。

*本機では新しい発想により、かなり幅広い音色のクリエイトを可能にしています。極端なセッティングをした場合に

は低い周波数などにおいて発振が起きる場合があります。またトランスフォーマーレスのマイクロホンを使用した

場合のGAIN、FEEDBACK、THICKのコンビネーションにおいては稀に発振がおきる場合もございます。このような

現象が非常に稀であることから、Germaniumではこのプリアンプの特徴的な音質のカラーを重視した最終デザイン

を採用しています。また大抵の場合にはPADスイッチを使うことで発振を回避できます

こうマニュアルにあるように、コンデンサーマイク(トランスレス)を使う時に発振が起こることがあります。

何も知らず、Neumann K184(トランスレスのコンデンサーマイク)で動作確認のテストをしていた時、まさに発振が起き、、、ものすごくびっくりしました。

FEEDBACKをあげていくと低音がハウリングを起こすようにブブブブっとなっていきます。

壊れてるのか?と思ったら、マニュアルに注意書きが書いてあったので一応ホッとした次第です。

マニュアル通りPADスイッチを入れて使用したら発振は起きなくなります。

一応この点だけ、今後も気をつけて使っていこうと思います!

アコギ録音に最適なNeumann K184の記事はこちら👇

まとめ

Chandler Limited Germ 500 MkIIの使用レビューでした!

個人的にはかなり当たりなマイクプリアンプ!TG-500と併せて、2026年現在もバシバシ使い続けています。

柔らかくも野太い質感がギターにめちゃ合います。

VoにはTG-500の方がしっくりきてます👇

今度DI入力の音もじっくり試してみようと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!

マイクプリの全体まとめはこちら👇

おすすめのマイクプリはこちら👇

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