EVE AUDIO SC205モニタースピーカーのレビューです。
使い始めてから数ヶ月経ち、耳もすっかり慣れてきました。
以前は長いことYAMAHA MSP5を使っていましたが、SC205へ替えてまず感じたのは、キレがあるのに耳に優しいという音のバランスです。
細かいところまで見やすいのに、硬さばかりが前へ出てこない。この感じがかなり気に入っています。
目次
EVE AUDIO SC205の音はキレがあるのに耳に優しい
導入前に試聴できるお店へ行き、実際にSC205の音を聴きました。
一回聴いて、かなり気に入りました。
その時に感じた印象はこんな感じです。
- 現代的でキメが細かく、はっきりした音
- 低音が変にボンボンしない
- 高音の立ち上がりが早く、粒立ちが見やすい
- 雑味が少なく上品
- 音のつながりが滑らか
音がはっきりしているのに、耳に優しい。
矛盾しているようですが、僕にはこう聴こえます。
ポチップ
高域はシャキッとしていますが、思い切り硬く突き刺さってくる感じではありません。低域も量感はありつつ、ボンボンと暴れる感じが少ない。
全体としてかなりバランスの良いスピーカーだと感じています。
SC205は宅録デスクにちょうどいいサイズだった
SC205は自宅でDTMするにはかなり使いやすいサイズです。
- 高さ:275mm
- 幅:175mm
- 奥行き:233mm
ウーファーは5インチです。
サブモニターで使っているYAMAHA MSP5より少し大きく、奥行きもSC205の方があります。
それでもデスクへ置くには大きすぎず、小さすぎず。僕の宅録環境ではかなり扱いやすいサイズでした。
1.5畳・壁まで約5cmでもDSP調整で使いやすかった
SC205でかなり助かったのが、DSPによるフィルター調整です。
僕の視聴環境は防音密閉の約1.5畳。
しかもモニター背面と壁の距離は5cmないくらいです。
壁との間隔は約5cm
この条件だったので、導入前はちゃんと鳴ってくれるのか少し不安でした。
SC205にはHIGH、LOWに加えてDESKというフィルターがあります。
DESKを中心にHIGH、LOWも含めて30分くらい調整したところ、かなり良い感じに落ち着きました。
狭い部屋で、しかも壁との距離を十分取れない僕の環境では、この調整機能がかなり役立っています。
YAMAHA MSP5から替えて感じた違い
SC205の前はYAMAHA MSP5を長く使っていました。
比べると、SC205の方が低域はしっかり鳴っているように感じます。
ただ、低音が増えたから聴きにくくなったわけではなく、鳴っているのに聴きやすいというのがSC205の印象です。
もう一つ驚いたのが本体の軽さ。
SC205はかなり軽く、MSP5と比べると余計に軽く感じます。
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EVE AUDIOを選んだ理由
音だけでなく、僕はSC205を買う前からEVE AUDIOというブランド自体にかなり興味がありました。
理由は設立者のローランド・シュテンツさんです。
ADAM AUDIOから独立してEVE AUDIOを設立した方ですが、その前に旧東ドイツの音響メーカーRFZに在籍していたという経歴があります。
RFZ V742とV740
僕自身RFZの機材が好きで、今まで10台以上はDIYで動かしてきました。
現在もラインアンプを3台ほど手元に残しています。
マイクプリ、ラインアンプ、EQといろいろ触ってきましたが、独特の味があって好きな機材です。
そんなRFZに関わっていた技術者がADAM AUDIOを経て立ち上げたEVE AUDIOという流れに、かなり惹かれました。
リットーミュージックの記事を読んでから、いつかEVE AUDIOを使ってみたいと思っていました。
ADAM AUDIOも候補だった
SC205を導入する時は、ADAM AUDIOのA5Xもかなり候補に入っていました。
ただ、以前A7Xを使っていたスタジオで聴いた時、高域が少し硬く、低域も暴れているように感じたことがあります。
もちろん設置されていた部屋の影響も大きかったと思います。
ただ僕自身も1.5畳という狭い防音室で使う予定だったので、同じような鳴り方になる可能性を避けたいと思い、今回はEVE AUDIOを選びました。
SC205の音につながっていると感じた特徴
リボンツイーターの高域は粒立ちが速く感じる
SC205は高域にリボンツイーターを使っています。
リボンツイーター
僕が実際に聴いていて感じるのは、金物などの粒立ちにスピード感があること。
ただし高域全体がシャキシャキしすぎる感じではなく、そこが「キレがあるのに優しい」と感じる部分にもつながっています。
ウーファーも含めて本体がかなり軽い
低域を担当するウーファーにはハニカム構造のダイアフラムが使われています。
技術的な仕組み以上に、実物を持ってまず感じるのは本体の軽さです。
外へ持ち出す時にも扱いやすく、MSP5と比べるとその差はかなり大きく感じます。
SC205単体でも低域は十分使いやすかった
SC205の周波数特性は53Hz〜21kHzです。
もっと下まで確認したい気持ちはありますが、SC205単体でも低域はかなり良い感じに鳴っています。
以前使っていたMSP5と比べても、低域はSC205の方が鳴っているように感じます。
それでも低音が邪魔にならず、聴きやすいところが気に入っています。
さらに下の低域を見るためサブウーファーを追加した
SC205単体には満足していましたが、さらに下の低域まで確認したくなり、サブウーファーを追加することにしました。
スピーカー本体を大型化する方法もありますが、まずはSC205+サブウーファーという構成を選びました。
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ミックスはヘッドフォン中心、最後はSC205で確認
サブウーファーまで追加していますが、僕は今もヘッドフォンミックスの方を好んでいます。
ただ、最後のバランス確認は必ずEVE AUDIOで行っています。
ヘッドフォンだけでは分かりにくい部分をスピーカーで確認する。この使い分けが僕には合っています。
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まとめ|SC205はキレ・優しさ・サイズのバランスが良かった
EVE AUDIO SC205を数ヶ月使って、一番気に入っているのはキレがあるのに耳に優しい音です。
ポチップ
細かいところは見やすいのに、硬さばかりが前へ出ず、低域もしっかり鳴るのに聴きやすい。
サイズも宅録デスクへ置きやすく、僕の1.5畳の防音室でもDSPフィルターを調整することで使いやすい状態にできました。
ロックやクラシックなどいろいろ聴いていますが、僕が使っている範囲ではジャンルを選びにくく、柔らかさも感じられるモニターです。
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最後までお読みいただきありがとうございました!