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リレースイッチで音声回路を切り替えるDIY|EQ・コンプをインサートできるようにした話

自作ラックでEQやコンプをインサート使用できるようにしたDIY記録です。

前回チャンネルストリップを自作してみた記事を書かせていただきました。

記事を書いていたら色々思い出してきたので、どうやってインサート用の回路を切り替えたのかなどを書いてみます。

目次

リレースイッチを使って回路を切り替える

音響機材制作やエフェクターのDIYでもスイッチはよく使うと思います。

というか必須ですよね。

トグルスイッチや、

ちょっと手の込んだものだとロータリースイッチや、

エフェクターだったらトゥルーバイパス用の3PDTスイッチなど非常にポピュラーかと思います。

これらはどれもパッシブです。

電源を使わずカチカチ切り替えるだけで回路の切り替えができます。

一方リレースイッチは電源を使ってスイッチの切り替えを制御します。

アクティブなスイッチです。

リレースイッチの利点

リレースイッチは手元から離れた場所にある回路を切り替えるのに非常に便利なスイッチです。

手元で切り替えるのは、電源のOn Offのみ。

手元のスイッチと切り替えたい回路の距離がどれだけ離れていても、回路を最短経路でスイッチできるのが大きな利点。

音声ケーブルをいちいち機材前面(スイッチ部分)まで引っ張る必要がないので、S/N的、音質的にも有利です(と言われている)

リレースイッチはこういうやつです。

僕はhotとcold両方を切り替えたかったので、2回路一気に切り替えられるものを使いました。

リレースイッチがスイッチする仕組み

リレースイッチは、電流を指定のピンに流すとスイッチがカチッと切り替わります。

定格電圧はアイテムごとに様々。

僕はメインのマイクプリの動作電圧に合わせて+24v仕様のものを使いました。

こちらの動画がとてもわかりやすく解説してくださってました。

中の仕組みは非常にシンプルですが、理科の電気の授業を思い出します。

僕がDIYでやりたかったこと

それでは具体的にどんな風にインサート回路を組み立ててみたのかを。

マイクプリの後にEQをインサートしたり外したりしたい

汚い手書きで申し訳ありません、、、

まずEQをインサートする場合の簡単な図。

マイクプリの後にEQを入れるか、そのままラインアウトに繋ぐか、を選べたらなーというもの。

録音機材はバランス接続なので、hotとcoldの2線分の切り替えスイッチが必要になります。

線が2倍になると、一気にごちゃっとします、、。

グランド線は切り替える必要がないので、そのままです。

リレースイッチで行う基本動作

リレースイッチで切り替えたいのは、

こういうパターンと

こういうパターンを基本としたいと思いました。

INとOUTが連動するイメージ。

リレースイッチ2回路C接点を使ってみた

リレースイッチには

  •  a接点
  •  b接点
  •  c接点

とかあるんですが、僕の場合は2回路C接点のやつが適合します。

こういうやつ。これの24v版。

スイッチをON OFFするとこういう動き方をするタイプです(実際のピンの位置は違いますが、わかりやすいように描いています)

点線の方は「つながっていない状態」を表しています。下手くそで、涙。

2回路なのは前述しましたようにhotとcoldを同時に切り替えたいからであります。

リレースイッチ用の電源をON OFF(赤丸部分)すると、回路がカチッと切り替わります。

リレースイッチの正しいピン配置は任意のデータシート等にて

EQを繋いだ図

EQのIN OUT部分にリレースイッチを繋いだ時の図です。

上がONの時、下がOFF時の配線です。

これでやりたいことができるはずでしたが、、、、

このままだと、EQを単体で使うことができません

割とレアなseimens w295というEQをラッキングしていたので、マイクプリのためだけに使うのはもったいない。

できたら単体でも使用したい。

ということで、別途EQ用のin outを用意して、ここもスイッチで切り替える方法を考えました。

EQのin outもリレースイッチで切り替える

EQのinとoutも単独で用意して、リレースイッチのOn Offに合わせて回路が切り変わるようにしました。

リレースイッチのON OFFとEQのin outを同期して切り替えます。

例えば、マイクプリの後にEQがインサートされた時は、EQ単体の入出力ラインはカットされるので、音声が2二重に入ってくることも防げます

赤丸のスイッチ部分もリレースイッチを使います。

図にするとごちゃごちゃになるので図では省いてます。

ここがEQインサートのリレースイッチのON OFFと同期するように配線しました。

更にコンプのインサートも追加した

この接続方法を更に拡張して、EQの前にコンプもインサートできるように配線しました。

  • マイクプリ単体
  • EQ単体
  • コンプ単体
  • マイクプリ→EQ(インサート)
  • コンプレッサー→EQ(インサート)

の5パターンが使える配線をなんとか製作!

これ以上は複雑になりすぎてしまい、手作業配線では僕にはむり。

PCB基板を設計するとかの方が現実的かもしれません。

マイクプリ→コンプ→EQとかだったら、マイクプリのアウトをコンプのインに繋いで使用してます。

本当は全部スイッチ切り替えで制御できて、更にコンプとEQの順序も逆にできたりすると完璧なんですけどね(笑)

SSLの凄さを改めて味わう

こういうスイッチのつなぎ方を実際にやってみると、改めてSSLの凄さを実感できたりします、、。

ボタン一個でまさに色々な接続方法に瞬時に切り替えできますし。

今ではあたり前ですが、コンプまでチャンネルストリップ1chごとに搭載したのは、当時凄い革命だったのだろうなと思います。

高級コンソール卓でも大昔はバスコンプのみだったとかなんとか。

基板も複雑怪奇になっていくわけですね。

SSL9000の記事はこちら👇

リレーボックスを作ってみたい

もう、こんなチャンネルストリップ的なものを作るのはうんざりなので(笑)

音声回路だけカチカチ切り替えられるボックスをリレースイッチで作ったら便利かもなーと、ずっと頭の片隅にあります。

AIFにケーブル固定のまま、機材の繋ぎを一瞬で変えられるような、、、

音が劣化しちゃいますかね。

一回試しに作ってみたくはあります。

今回の元となったチャンネルストリップ自作の記事はこちら👇

まとめ

リレースイッチを使ってEQやコンプをインサートできるように挑戦してみた話でした!

DTMerはこんなことやる必要は1mmもありませんが、機材と機材がどうつながっているのかを肌で感じてみると、プラグインのありがたみが強烈に骨身に浸透していきます。

クリックやドラッグでEQコンプをインサート!

こんな当たり前のことが、現実ではこんなに面倒だったのかと。

最後までお読みいただきありがとうございました!

録音機材DIYの基本まとめはこちら👇

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