こんにちは、はじまりです(((༼•̫͡•༽)))
今回はElektronという最高な機材メーカーについての記事です。
僕はDTMerでDAWを中心に音楽制作をしていますが、同じくらいハード機材にも魅了され続けてきました。
まだDTMがホームユースでは今ほど浸透していなかった頃、PCのスペックも低かったのもあり、初めて導入したプロツールスもゴミみたいな音質+遅延がひどく、、、、音楽制作には使い物になりませんでした。
ハイスペックなPCも買えなかったですからね、、、、。今から12、3年くらい前だったでしょうか。
そんな頃よく遊んでいたのが、AKAIのMPC3000やkorgのエレクトライブ。僕はバンドマンでしたが、ハード機材を使った打ち込みも好きでした。
デジタルのMTRにリズムを取り込んで、ギターを重ねたデモをよく作っていましたねぇ、、、、ああ、懐かしい。
それから時が経ち、PCのスペックも段違いに進化。今では家でCDが作れてしまうレベルのDAWソフトも数多くあり、本当にとんでもない時代になりました。素晴らしいですね。
そんな中、今度はDAWに慣れてきてしまうと、どうも昔のハード機材がまた懐かしくなって、PCでの制作に少し物足りなさを感じてきてしまうと言う、贅沢な病が発症することがたまにあります、、、。
実はそんな人、僕だけじゃないはず。
その証拠に、今でもPCで音楽を作るのをあえて避けている変人(失礼、、、)たちの記事をネット上でたまに見かけます。わかります!その気持ち。
実際に指を動かして、つまみを回していく面白さは、マウスのカチカチでは得られない喜びです。
僕の場合、DTMからたまには離れたくなるのは、DTMをさらに好きになりたいからかもしれません。
と言うことで、もう3年以上すっかりハマってしまっているハードシーケンサー、サンプラーメーカー、Elektronについて、機種別に使用感を書いてみようと思います。
このメーカーの出音はほんとに素晴らしいです(((༼•̫͡•༽)))
結果的にDTMにもわざわざ取り入れてしまっているくらい、今ではなくてはならない機材となってしまいました、、、。
それでは今回はElektronの4ボイスシンセサイザー、Analog Fourについて。
この記事の目次
Elektron Analog Fourは、The 北欧の音
北欧の音。
と言うものすごく曖昧な表現をいきなりするのもどうかと思いますが、とても北欧チックなイメージがぴったりの音をしています。
と言うのも、メーカーの本拠地がスウェーデンにあるので、僕の中にそのイメージが刷り込まれているのもあるかもしれません(๑꒪⍘꒪๑)
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Analog Four サウンドハウス
音が柔らかいです。けれどちゃんと芯があって暖かい質感が簡単に出せます。
逆に硬くて冷たい音作りには向いていないと思います。内部のサーキットが完全にアナログ回路で組まれているのもこの機種の売りなので、いわゆる「アナログの暖かさ」と言った表現がぴったり音ですね。
この「アナログの暖かさ」と言う表現。
同じアナログ系シンセ(ここ数年流行っていましたよね)各メーカー、機種によって全然響き方、と言うか受ける質感が違っていて本当に面白いです。当然といえば当然なんですけど、、、、。
日本のメーカーだと、KORGのMS20を所有しているんですが、どんなに設定をいじってもElektronのような空気感は絶対に出ません。その逆もしかり。
だからどんどん、あれもこれも、、、と機材が増えて言ってしまうんですよね。怖い。ほんとに沼の中です。
MS20は実直な感じがします。音は太いですね!パッチを繋ぎまくるのもワクワクできていいですよね。
KORG ( コルグ ) / MS-20 mini サウンドハウス
この動画だとanalog fourの音めっちゃよくわかります!トラックも素敵( ꒪﹃ ꒪)
柔らかいですね〜。僕も今すぐいじりたくなってきました、、、。
シンセなのにシーケンサーもついてる
上に貼り付けた動画でも出てきますが、Analog Fourにはシーケンサーがついてるんです。
808みたいにボタンをパチパチ押すステップタイプのシーケンスですね。
なので、これ一台でうまく音を組み合わせいけばかっこいいトラックも作れちゃいます、、、、と言いつつ、4ボイスしかないので、だんだんと欲が出てくるようになり、Analog RytmというElektronのリズム専用マシンも欲しくなってしまうんですよね結局、、、。
このリズムマシンに関してはまた次回記事にします。
とはいえ、Analog fourでもかなりトラック制作で遊べます。
キックやベースの音源パッチも入ってます。キックはパンチや重さが足りないですが、そこは目を瞑りましょう。
むしろエレクトロニカっぽいキックではあります。僕は個人的に好きです、重くないキック。
パラメーターロックという超便利機能がDAWを超えてる
そして、ハードに比べて便利なはずのDAWよりも、さらに便利な機能をAnalog fourは備えちゃってるんですよ。
というより、Elektronのマシンに共通して搭載されている機能。
それはパラメーターロックという、DAWでいうとオートメーションのような機能です。
DAWでオートメーションを書く時ってめちゃくちゃ面倒じゃないですか、、、?僕、あれ大っ嫌いなんですよね。
でも、「ここで一発スネアにディレイをかけて音を飛ばしたい!」という時や「このキックだけコンプをバッキバキにかけて変化をつけたい!」ということ、ミックスをしていく上では避けて通ることはできません。
ただ、面倒くさい(∩❛ڡ❛∩)!!
DAWだとマウスでカチカチ線引いたり、エフェクトのON/OFFを書き込まないといけないところを、Analog Fourならボタンを押しながらつまみをグリグリするだけで書き込めてしまうんです。
具体的には、オートメーションを書き込みたいタイミングのステップシーケンスのボタンを押しながら、リバーブやディレイのつまみをグリグリしてボタンを離せばそれで終了。
たったこれだけです!
そして何より、この効果がすごい。
シーケンサーは、同じフレーズのループを繰り返すのが基本ですが(音楽ジャンル的にもループがダンスやエレクトロニカの基本ですよね)、ただの単調なループが、このパラメーターロックで驚くほどダイナミックに変わっていきます。
これはやってみないと面白さが伝わらないかと思いますが、自分が作ったのではないようなカッコ良いループが簡単にできちゃいます(( ༎ຶ‿༎ຶ ))
ほんとです、、、。
そして、パラメーターロックはただのオートメーションで終わりません。
なんと、ステップごとにロードしているパッチの中身さえ切り替えてしまうことができるんですよ、、、、。
これがつまり何を意味するのかというと、このシンセは4ボイスなので、DAWに例えるとプロジェクトに4トラックまでしか立ち上げることができませんが、1ステップ(一拍)進むごとに各トラックの音色を変更することができるので、4ボイスとは思えないような多彩なフレーズを作ることができちゃうんです。
しかもエフェクトも一拍ごとに変えることができてしまうという、、、!
なので、4ボイスですが、恐ろしいほど音色を重ねているように実質聴かせるができます。
パターンやSONGも組めるので、パラメーターロックの使い方をマスターすれば(とても簡単です)エレクトロ系の音楽はこれ一台でもかなり深いところまで楽しめます。やばい。
リバーブとディレイは単体でもお金取れるレベル!
そして僕がこのマシンをDTMに組み込ませている部分。
それがリバーブとディレイです。あとコーラスも!
DAW用のプラグインにも、お気に入りの素晴らしいものがもちろんあります。
UADのEMTシリーズはもう手放せません。
しかし、それに匹敵するくらい「これいいわー、、、」っていうエフェクトがこのAnalog Fourに搭載されているリバーブ、ディレイ、コーラスなんですよ、、、!
当然、UADプラグインとは質感が全然違います。だから重宝しています!めっちゃかっこいい響き!
わざわざこのマシンにDAWからセンドリターンをしているような好き者はそういないかと思いますが、、、、この機種の空間エフェクトはDTMにもとても役立っています。
配線が面倒ですけどね、、、。
Elektronの他のマシンにも勿論空間系のエフェクトは搭載されていて、どれもカッコ良いかかり方をするんですが、なぜだかAnalog Fourはその中でも飛び抜けていいです、、、。
これはElektronユーザーの方ならわかってもらえるはず。めっちゃいいですよね?
MK2が発売された
そして今年の夏、Analog Fourがアップデートされ、MK2が発売されました!
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Analog Four MkII サウンドハウス
変更箇所は、内部の回路をさらに改良して音質向上を図ったみたいですね。
しかし、、、、他にめぼしい追加機能もなく、外見はカッコよくなっていますが(?)、この内容でわざわざ乗り換える人は少ないのでは、、、。
旧型も値下がりしている(中古市場でも)ので、新しく導入される方は、とても悩まれると思います、、、、。
これは悩みますね、、、、。
Elektronの今回のアップデートは他の機種も含めて全般的に「なんでこれ出したんだろう、、、?」と、すこしがっかりした感が、ヘビーユーザーの間でもあったのではと、、、。
MK2シリーズが出る少し前にリリースされたDIGITAKTは、なかなか面白いです(これもバッチリ買いました)Analog RytmやOctatrackとはまた違って、純粋なリズムサンプラーとしての個性がちゃんとありますね。
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Digitakt DDS-8 サウンドハウス
終わりに
Analog Fourは初めて買ったElektron製品でしたが、この機種がきっかけとなってこのメーカーの素晴らしさにぞっこんになってしまいました。
そのあとネット上で情報を集めてみても、Elektron製品の中でも一番難易度が低い機種だったようで、入門編としてもちょうどよかったみたいです。
いきなりOcta Trackにいかなくてよかった、、、、。
確かに、ハード機材やDAWに慣れていない人がいきなりOctaに手を出したら、少しきついかもしれないですね。僕も使ってる機能は限定的です、、、。
Elektronシリーズはどれも個性的で面白いので、また記事にしたいと思います。
PCレスの音楽制作も、たまにやると良い刺激になって新しいアイディアが湧くかもしれませんよ♫꒰・◡・๑꒱
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