ずっとストックしたまま手付かずだったアナログコンプのモジュールを動かすために、自作電源部分に新しい回路を増設しました。
今回はかなりマニアックなただの日記です。
DIYはやっぱり楽しいですね。
自分が使うためのものなので、かな〜り適当な作りですが、、。
こんな状態でもバッチリモジュールは動きますよ。という記事です。
ちょっと普通じゃないやり方で電源供給もしてみましたので、それについても。
目次
NTP179-160を動かすために
NTP179-160
自作電源の増設の目的はNTP179-160という知る人ぞ知る系のコンプ/リミッターを動かすためでした。
デンマーク製の、非常にナチュラルなコンプ感が売りの機材。
リーズナブルながらマスタリングにも使えるグレードです。
以前も所有していたことがあったのですが、金欠で手放してしまい、、、またこの音色が欲しくなったので入手しました。
その後手付かずで押入れに長く放置されていたので、今回ようやく重い腰を上げて配線やら何やらを加えた次第です。
±15Vの電源が必要だったので追加
このモジュールを動かすには±15vの電源が必要になります。
NTP179-160のピンアウト
APIやNeveのVシリーズもほぼ同じ電圧。
中身の増幅にオペアンプを使っているタイプは、大抵±15~18vあたりの電源が必要になります。
そういえば今年の真ん中あたりで、±18vを使った歪み系エフェクターなんてのを作ってみたりしました(笑)
そしてこの度、録音用の自作電源には+24V出力の回路しか積んでいなかったので、今回±15vの回路を基盤で組んだのでした。
自作電源の汚い中身
そして、こうなりました。うへ。
右側が±15vのやつです。
±15V基盤。すごく雑
真ん中のが+24Vを出しているやつ。
-これも大概にひどい-
最大で±28Vを出力できるようにしようとしましたが、トランスの問題で断念。
Quad eightのAM10というオペアンプも動かしたいなあ、という意図で電圧を可変できるタイプのレギュレーターをマイナス電源分も組んだのですけど。
後々使えるようになったら、一応便利です。
電源トランスは最高品質と名高いRコア。メーカー不明。
ここから、AC25Vと31.5Vを取り出せます。
DCに整流すると1.41倍の電圧になるので、±15v電源にとってはちょうどいいくらいの電圧。
- AC25V→整流DC35.2V→安定化で±15V
- AC31.5V→整流DC44.4V→安定化で最大±21v
てな感じです。
残念ながら、Quad eight用の±28vには届きませんね、、、。
片電源ならNeveなどでおなじみの+24vが一応取り出せます。
熱損失になるロスがもったいないですが、、、。
と、こんなに作りが汚くても、一応しっかり必要な電源は取り出せていますよお。
レッツDIY!
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そして電源供給コネクタに3ピンXLRを使ってみた
この電源からモジュールに供給するためのコネクターが手元になかったため、マイクケーブルとかのコネクターに使うXLRで代用してみました。
- 0V→1番グランド
- +15V→2番ホット
- -15V→3番コールド
耐圧とかどうなってるのかよく分からないですけど、、、ファンタム電源の電流も流してることですし、多分大丈夫でしょう!ということで、、。
真似しないでくださいませ。
でも4ピンのXLRが電源供給用に使われていたりはするので、ダメっとことはないんじゃないか?と。どうなんでしょ。
現に僕のUAオーディオインターフェースの電源コネクターは4ピンのXLRです。
今度ちゃんとしたコネクターを仕入れて付け替えるつもりです(とか言って問題なければこのまま使っちゃいそう、、、)
とりあえず3ピンXLRコネクターでもちゃんと電源供給はできました(そりゃそうだ)
両電源をキットで格安で買う方法はこちら👇
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そして、無事電源供給完了
しっかりと動いてくれました!
ノイズも皆無で、恐ろしいほどS/Nも良きです、、、。
う〜ん、透明ながらシルキーな質感がたまらないコンプですね。
ファンクションが異様にたくさんあるので、慣れるまで時間がかかりそうですが、久しぶりに使ってみてもかなり良さげな雰囲気。
いつかアナログコンプとプラグインのコンプの違いとか、聴き比べてみたいですね。
*こちらでプラグイン、アナログ比較の記事をまとめています👇
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まとめ
というわけで、自作電源に関する単なる日記でした。
自分で使用する分には漏電や感電にさえ気をつければ、割と性能の良いものは作れちゃいます。
作りにもこだわれる方なら、それを生業に商売もできるようになるかも、、、?
現にラッキングサービスを行っている方も国内にいらっしゃいますしね。
こんな電源、プロの方が見たら卒倒するかと思いますが、、、あくまで自分用なので「バカだな」とスルーしてくださいませ。
それではみなさん、お気をつけてお楽しみください。