こんにちは、はじまりです♫꒰・◡・๑꒱
Elektronのデジタルリズムサンプラー、Digitaktについての記事です。
このマシンは同社のAnalog Rytmと一見かぶる部分もあり、またOcta Trackともサンプラー部分でかぶるところもあり、、、、結構立ち位置があやふやな製品な感じがしないでもないんですが、実際数ヶ月使ってみると色々と使い所の違いがはっきりしてきたので、それも含めて感想を書きたいと思います。
値段が、他のラインナップに比べると手を出しやすいのもあるので、使用目的にぴったり合えば、このマシンで十分遊び切れますし、ライブをする方や曲をハードで作りたい方の優秀な補佐マシンにもなると思います。
※Digitoneとの組み合わせは最高でした(((༼•̫͡•༽)))
では(((༼•̫͡•༽)))
この記事の目次
Digitaktの特徴は?
他のElektron製品との大きな違いは、ものすごくシンプルなデジタルサンプラーというところ。
ELEKTRON ( エレクトロン ) / Digitakt DDS-8 サウンドハウス
他のElektronのマシンと比べると、できることはすごく限られています。
が、
使い方次第ではちゃんと幅広い音楽表現ができます(これはElektronのマシン全般に言えることですが)
Elektronのデジタルサンプラーだと、難解な操作で有名なOctaTrackがありますが、Digitaktは全然難しくありません。
できることがとてもシンプルなので、マニュアルなしでもある程度触っているうちに操作方法がわかるようになるほど。
特にハード機器に詳しい方なら30分触れば、80%以上はもう使いこなせてしまうのでは、というくらいシンプルです( ꆤωꆤ )y─┛
僕も、この記事を書くにあたり久しぶりに本体に電源を入れて遊んでみましたが、数十分で操作方法を思い出せました。気持ち良い!
8トラックのモノラル発音というシンプルさ
音源はパッドの1から8に振り分けられます。
8トラックだけ。
そしてステレオ音源は扱えません。ステレオを流し込んでもモノラルに変換されます。
男のモノラル一発!
リズムサンプラーとしてははっきり言ってモノラルで十分です。
パンチもモノラルの方が出ますしね。
パッドシンセなんかを読み込むときは、ステレオで鳴らしたい気持ちもなくはないですが、そんなときは付属のエフェクト、リバーブとディレイで音を飛ばせばちゃんと広がりも出るので問題は全くナッシング。
ちなみにElektronのアナログリズムマシンであるAnalog Rytmもモノラル発音オンリーです。
近頃はそういう流れ?なんでしょうかね。
残りの8つのトラック(9−16)はMIDI専用
9から16もパッドは外部に送るmidi専用トラックになります。
クロマチックモードを使うと、リズムやシンセのサンプラー音源に音階をつけられるのですが、その時に鍵盤の代わりとして9-16のパッドも使用したりします。
サンプラー音源を16トラック読み込めると思っているとがっくしするので、お間違いなく(僕です)
サンプリングも簡単
オーディオデータのサンプリングも簡単にできます。
最大秒数は33秒。
このマシンは加工ありきで(めっちゃ面白い)魅力を発するので、音ネタを出す機材を持っていたらガンガンフレーズを取り込みたいところ。
1GBのストレージに限界まで音源を詰め込めます。
サンプリングのやりやすさはOcta Trackを凌ぎますね。
シンプルが故のアドバンテージ。
サンプリングの分解能スペックは、わかりません!
が、いい意味でぎゅっと詰まった圧縮感があり、Elektronの音がめっちゃ乗ってきます。
たまらない。
サンプル音源を細かくいじる機能にハマる!
読み込んだサンプルをリバースしたり、ピッチを変えて全く別の音源に作り変える機能がとても簡単に扱えてグッド!!
ちゃんと設定すると、いわゆるグリッチノイズが簡単に作れます。
バービビビビビビー、ブチブチってやつ。
これOctaTrackでもできるんですが、いかんせん、その編集画面に行くまでにプロジェクト内の階層をこじ開けていかなければいけないのが面倒。
さっとサンプルの編集がしたい!というとき、Digitaktの方が10倍以上早くその画面にアクセスできます。
あとリアルタイムで音の変化を確認するのが、Digitaktの方がずっと簡単です。ライブパフォーマンス向けと言ってもいいくらい、リアルタイムのサンプル加工部分がブラッシュアップされていると言った印象。
Analog Rytmとの違いは?
一番の違いはマシン自体に音を生成する機能があるかないかでしょう。
それとAnalog Rytmはその名の通り、発音回路がアナログで組まれています。
Digitaktには音を生成する回路(シンセシス)自体がないので、音を鳴らすためにはサンプル音源を読み込まなくてはいけません。
その他はAnalog Rtymはトラックが12あります(同時発音数は8トラック)
それとエフェクターにコンプが付いている。
ちなみにAnalog Rytmもサンプル音源を読み込ませることができます!しかも、サンプルとアナログの音を混ぜることも可能!
Analog Rytmはソングを組むことができますが、Digitaktはできません。パターンを作って保存するところまで。
、、、というところくらいですかね(((;◔ᴗ◔;)))大きな違いって。
とてもざっくりですが。
音の違いももちろんありますが、Digitaktもかなりしっかりパンチのある音を出してくれます。
Digitaktのマイナスポイント
唯一、Digitaktが僕にとって深くマイナスだなと思ったところは、前述しましたが、ソングが組めないところです。
なんでここで機能制限するんだ、、、、。
一曲丸ごとの構成を組むことができないのは、作曲上ではかなり不便だなーと。
だからライブ向きなマシンですね。
一瞬一瞬をとにかく楽しめ!的な。
KORGのVOLCA BEATS寄りな使い方で向き合うと、しっくり来るのかもしれません(機能やできることはDigitaktの方が圧倒的に多いですが、、、)
KORG ( コルグ ) / VOLCA-BEATS サウンドハウス
なので純粋に遊ぶぶんには、とても没頭できちゃうマシン。
肝心な音質は?
スタジオに持って行ってちゃんと爆音で確認してきましたが、パンチはしっかり出してくれますよ!
クラブでのパフォーマンスにも申し分ないかと。もちろん使うサンプル次第ですが!
プリセットで入ってる音源で十分ローまで鳴らしてくれているので、これを加工していくだけでも戦力になるのではないでしょうか。
Analog Rytmと比べても、負けてる感じはしなかったですね(((༼•̫͡•༽)))さすがでした。
ヘッドフォンや自宅のモニタースピーカーから出しただけじゃわからない部分なので、是非一度爆音で鳴らして欲しいです。ローがカコイイ!
パラメーターロックを使えばこれ一台でメイントラックも十分作れる
Elektron独自の神機能、パラメーターロックを使えば、8トラックのこのサンプラーでも十分にかっこいいループが作成可能です!
パラメーターロックについてはこちらの記事の中に書いていますので割愛させていただきます。
同じ音源を読み込んだトラックでも、パラメーターロックで全然違う音に加工できるので、むしろこの機能ありき、というか、この機能を最大限に生かすためのマシンがDigitaktと言えるのかもしれません。
そのくらい加工へのアクセスがしやすいですし、結果、音の変化の幅も大きく取れる。、、、いや、本当にそうかもしれませんね。
パラメーターロックのためのマシンでした(๑ʘ∆ʘ๑)しっくりきた!!
参考動画
かっこいい音!!
一台でここまでいく!?って言う動画。
いつもの人。
安定している。
まとめ
Elektronのマシンはどれもが個性的ですが、このdigitaktもシンプルながら使い方次第で化けていく、奥行きのあるマシンだと思います。
リズム系のマシンとしてのファーストチョイスにもいいですよ(((༼•̫͡•༽)))音に発音にも不足はありません。
Analog Heatと組み合わせたい、、、。
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