マスタリングでアナログコンプを使うと音はどう変わるのか。
RUPERT NEVE DESIGNS Portico II Master Buss Processorを使って実験です!
アナログ実機を一緒に使うのと、プラグインだけで仕上げるのとでどう変わるのか。
僕の中でアナログは絶対良い!と思ってますが、ちゃんと聴き比べるのは初めてです(笑)
目次
マキシマイザーの前にアナログバスコンプを入れて比較する
マスタリングで音圧を最終調整するときにマキシマイザーを使うだけの場合と、
マキシマイザーの前にアナログコンプを挟んだ場合を聴き比べてみます。

RUPERT NEVE DESIGNS/ Portico II Master Buss Processor (black) サウンドハウス
今回使うのは、愛用しまくりのこれ。僕のはカラーがホワイトのやつですけど。
僕はミックスの最後には必ずこれを通してます。
色々と最高!
なんですが、本当に最高なのか、、、?
雰囲気だけでそう感じているだけかもしれないので、今回ちゃんと聴き比べてみます。
Portico II Master Buss Processorの記事はこちら👇
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アナログコンプだけで最終音圧まで仕上げるのは僕には難しい
ところで。
アナログのコンプリミッターがあれば、マキシマイザーなど無しでマスタリングはできないのか?
ですが、僕には無理です。
- TRUE PEAKで音を抑えられないから怖い
- 音圧を上げるのに限界がある
のが主な理由。
僕は最終段でTrue Peakまで確認したいので、デジタルのピークリミッターを併用しています。
僕の場合は、最後にデジタルのピークリミッターを置く方が安心です。
最後には必ずプラグインのピークリミッター(マキシマイザーなど)があった方が安全だと思ってます。
Portico IIあり・なしでマスタリング音源を比較
それでは、Portico II Master Buss Processorの有無で質感がどう変わるのかを実験してみます。
同じ元音源から条件を揃えて比較します。
元の音源はこんなのを用意しました。
ダサいですがお許しください。
ミックスが甘い点もお許しください(笑)
マキシマイザーも挿していない2MIXのファイルです。
このファイルを元にしてそれぞれファイルを作ってみましょう!
比較音源はLUFS -14.0付近に揃える
今回は比較条件を揃えるため、各ファイルの最終音圧をLUFS -14.0付近に合わせます。
ここでは配信マスターの正解としてではなく、あくまで聴き比べの条件としてLUFS -14.0付近へ揃えています。
元音源との差ではなく、Portico IIの有無による質感の違いを比べやすくするための条件です。
ラウドネスについてはこちらの記事でまとめています。
今回はこの値を比較条件として使います。
マキシマイザーはOZONE9を使用
マキシマイザーはOZONE9を使用します。
やっぱりこれです。好きです。
Tonal Balance Control2でミックスの状態も一応確認しました。
EQで2MIXを少し調整しました。
一応ギリギリカーブ内に収まっている状態です(汗)
Portico IIのコンプ設定
アナログコンプリミッターの設定は、
あまり激しくコンプはかけず、少しピークを叩くような設定にしました。
- レシオ2:1
- ブレンド(パラレル)50%付近
- 125Hzサイドチェインあり
でアタック遅めリリース早め。
ゲインリダクションは2-4dB位です。
リミッター無しでコンプだけにしました。
125Hz以下の低域でコンプが過剰に反応しにくくするために使います。
大体こんな設定が個人的に好きです。
それでは、アナログコンプを挿したバージョンとなしのバージョンを聴き比べてみましょう!
裸の2ミックス
OZONE9のみ(LUFS-14.0)
アナログコンプ+OZONE9(LUFS-14.0)
Portico IIあり・なしを聴き比べた感想
両ファイル共少しEQが入ったのと、音圧が上がったので、迫力は出ました。
さて、どうでしょう(笑)?
あれ。
あまり変わらない様にも聴こえますし、よく聴くと違う様にも聴こえます。
しかし!僕はやっぱりPortico II Master Buss Processorを通した方の音が好きですね。
密度が増している感じがするのと、ギュッと音がくっつく様な質感がたまりません。
Pluginリミッターを追加してPortico IIと比較
僕はPortico II Master Buss Processorの方に密度感を感じましたが、もしかしたらこの密度感は、マキシマイザーの前にリミッタープラグインをもう一つ挿しても実現できるのでは?
とも思いました。
ので、それも試してみます。
リミッターはOZONEシリーズのVintage Limiterを選択。
アナログコンプと同じく軽くかけるイメージで使ってみます。
Portico IIのSilk・SFE・FF/FBも比較
そして更に。
Portico II Master Buss Processorの魅力はコンプ部分だけではないんです。
ミックスに役立つ付属機能も非常に強力。
だと思っているのですが、思い込んでいる可能性もあるので、、、
その他の機能を追加したファイルも一緒に作ってみました。
- SILKボタンRedをON
- SILKボタンBlueをON
- SFE機能のON
- コンプの回路方式をフィードフォワードからフィードバックへ変更
などを加えてみます。
それぞれの詳しい機能はこちらの記事にてご確認ください(お手数おかけします)
簡単に書くと、Silkは出力段の倍音成分やサチュレーションの質感を変える機能。SFEはステレオのWidthやDepthを調整する機能です。
後はコンプ方式を変える違い。
裸の2ミックス
OZONE9のみ
Vintage Limiter + OZONE9
Portico II + OZONE9
Portico II|Silk Blue + OZONE9
Portico II|Silk Red + OZONE9
Portico II|Silk Blue + Feed Back + OZONE9
Portico II|Silk Blue + SFE + OZONE9
PluginリミッターとPortico IIを比べて感じた違い
ここまでやると流石に違いが分かりやすくなった気がします。
やっぱりマキシマイザーの前にプラグインリミッターを挿しても、Portico II(アナログコンプ)の様な密度感とは少し違う質感になる気がしますね。
ふむふむむむむ。
Portico IIのその他の機能も、結構2MIXの印象を変えてくれますね。
多分、僕の思い込みではないはず、、、
最後のSFE機能を加えたファイルのは、いじっている時の方が劇的に変化している感覚があったのですが、、、
並べて聴いてみると結構控えめな変化に感じました。
もっとガッツリ行ってもいいのかもしれませんね。
Portico IIを通して感じた2MIXの質感変化
とりあえず、並べて聴いてみるとやっぱりアナログコンプを通すと音質が
ように僕には感じられました。
もちろんバスコンプの機種によって音の変化の仕方も違うと思います!
ポチップ
ただ、やっぱりこっちへの変化の仕方僕は好きです。
僕にはこっちの方が良く聴こえます。
ざっくりとですが、実験してみて良かった。
アナログコンプのまとめはこちら👇
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まとめ|マスタリング前段のアナログコンプで感じた違い
今回は、マスタリング前段にPortico IIを入れた場合と、Pluginだけで処理した場合を聴き比べました。
最後までお読みいただきありがとうございました。