コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いについて。
DTMでの使い所や、どちらの方がおすすめなのか?についても。
初めてのマイク選びのご参考にぜひ!
目次
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い
ざっくりコンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いを書くとするならば、
| | 音質 | 頑丈さ | 保管方法 | 価格帯 | ファンタム電源 |
| コンデンサーマイク | 繊細で解像度が高い | 衝撃に弱い | 防湿庫やシリカゲルタッパー | 安い〜超高額 | 必要 |
| ダイナミックマイク | 太くてパンチがある | 衝撃に強い | 特になし | 安い〜ちょっと高い | いらない |
が一般的に言われている違いです。
詳しく書いていきます。
音質の違い
コンデンサーマイクの方が解像度が高い音をしています。
これがコンデンサーマイクのダイアフラムという部品。
メッシュのグリルを外すとこんなやつが出てきます。
この部品の中心の薄い膜が振動して音を拾います。
こっちがダイナミックマイクのダイアフラム。
コンデンサーマイクのやつと比べると小さくて硬そうです。
ダイナミックマイクの方が、ガッツがあってパンチーな音です。
その分、解像度はコンデンサーマイクほどではなく、レンジ感も狭いです。
頑丈さの違い
コンデンサーマイクは床に落としたり、スティックで叩いたりすると簡単に壊れます(泣)
これは真空管マイク(コンデンサーマイクの一種)の中身ですが、部品がたくさん詰まってます。
ここも繊細ですが、先ほどのダイアフラム部分も超繊細、、、。
コンデンサーマイクのダイアフラムは出力がすごく小さいため、マイク本体にアンプが入ってます。
ここで音量を稼ぎます。
だから部品がたくさん詰まってます。
一方ダイナミックマイクは、中身がほどんどありません。
またダイアフラムもガッチリ固定されているので、多少ぶつけたり落としてしまっても、壊れることは少ないです。
だからライブ向きですよね。
リハスタで借りられるマイクは、ほぼダイナミックマイクです。
保管方法の違い
コンデンサーマイクは湿気に弱いです。
適当に放置しておくと、性能低下、長期間放置では最悪ダイアフラムにカビが生えて故障します。
なので、こういう防湿庫(デシケーター)で管理する必要があります。
湿度の目安は30-50%くらい。
日本の気候だと、余裕で60%超える日が多いので保管には注意が必要。
ただ、一本二本だったらわざわざデシケーターを用意するのもコスパ悪いので、タッパー等にシリカゲル(乾燥剤)を入れて保管する方法がおすすめ。
ポチップ
細かい湿度調整はできませんが、最低限、低湿度を保てます。
ダイナミックマイクは特に保管に気を遣うことはないです。
ダイアフラム部分を比べればなんとなくわかりますよね。
ただ、できたら低湿度で保管した方がダイナミックマイクも長持ちすると思います。
こちらの記事に防湿について書いております👇
DTM DRIVER!
防湿庫でマイクを守ろう!保管方法や最適な湿度について【デシケーター】 | DTM DRIVER!
コンデンサーマイクの保管方法と防湿対策をまとめた記事です。日本の高湿度環境で起こりやすいカビ・音質低下・故障リスクから、タッパー保管、防湿庫の選び方、おすすめ機…
価格の違い
基本的にコンデンサーマイクの方が高価格、というのがこれまでの常識でした。
部品点数を考えるとしょうがないですよね。
しかし、近年低価格でちゃんと使えるコンデンサーマイクが増えています。
Audio Technica(オーディオテクニカ)
ポチップ
これや、
ポチップ
これや。
実際に僕も持ってますが、1万円付近とは思えないクオリティーで音を録音できます、、。
この2本に比べると、ダイナミックマイクの方が下手したら高価です。
ポチップ
BETA58Aの方が高いですね。
このように、コンデンサーマイクでもコスパの良いアイテムが増えてます。
ただし、上を見たらどこまでも青天井なのはやはりコンデンサーマイク。
高価なダイナミックマイクのさらに何倍もするハイエンドマイクが存在します。
完全プロ仕様のものはやはりコンデンサーマイクの方が高いです。
初心者におすすめのコンデンサーマイクまとめはこちら👇
DTM DRIVER!
初心者におすすめのコンデンサーマイク5選|迷ったらこの1本でOK | DTM DRIVER!
DTM初心者におすすめのコンデンサーマイク5選を厳選紹介。AT4040・AT2020・Lewittなど定番モデルを比較しつつ、基準とキャラの違いで失敗しない選び方を解説します。
ファンタム電源がいる、いらないの違い
コンデンサーマイクは、本体内部にアンプ回路を持っています。
そのためアンプを動かすための電源が必要になります。
また音声を波形に変えるのにコンデンサーという部品を使っており、これにも電気が必要になります。
それを供給するのがファンタム電源。
ファンタム電源はオーディオインターフェースに基本搭載されています。
コンデンサーマイクを繋いだ時は必ずこのボタンを押して電源供給をする必要があります。
ダイナミックマイクは電源の必要はありません。
むしろ、電源を流すのは絶対にNG!
数回流すくらいだったら壊れませんが、基本的にマイクを痛めるので注意が必要です。
ファンタム電源の使い方についてはこちら👇
DTM DRIVER!
ファンタム電源はいつONにする?初心者向けに超シンプル解説 | DTM DRIVER!
ファンタム電源はいつONにするのか?コンデンサーマイクとの関係や、ON/OFFの正しい順番を初心者向けにわかりやすく解説します。マイク接続時の「ボンッ」という大きな音や…
DTMではどっちの方が音的に使いやすい?
両マイクにはこんな違いがありますが、DTM用途ではどっちが良いのでしょう?
とりあえず一本マイクが欲しい!となったら、僕はコンデンサーマイクの方をおすすめします。
コンデンサーマイクの方がわかり易く音が良いです(ほとんどの人が良いと感じる)
歌やアコギの録音でもコンデンサーマイクを使うのが定番です。
ダイナミックマイクは録音用途で使うのには、少しコツと訓練がいります。
マイキングを工夫したり、他の機材を用意しないと「ん?」ってなる可能性が高いでしょう。
コンデンサーマイクは最低限の装備でも「これこれ!」ってなれる確率が高いのでおすすめ!
ダイナミックマイクは2本目以降におすすめ
ダイナミックマイクも力強い、芯のある音で録音できるため、非常に魅力的です。
レコーディング現場ではドラムやギター/ベースアンプのクローズマイクの鉄板。
音圧高めの場所に設置されることが多いですね。
ただDTMは自宅録音が多いと思いますので、コンデンサーマイクの音に慣れたら、味変的に導入してみるのが良いと思います。
雑音や反響音に悩む場合
コンデンサーマイクは感度が高いので、
- 外を走る車の音
- 飛行機の音
- セミの声
- 部屋の反響音
などの不要な音を拾いやすいです。
こればかりは宅録DTMの宿命なので、どうにかこうにか凌ぐしかありません、、。
宿命です!
環境改善には防音や吸音が有効です。
とことんやるとかなり大掛かりになってくるので、できそうなことから少しずつ改善していくのがおすすめ。
部屋の反響音に関しては、DIYでもかなり改善しますよ。
僕の失敗談含め、吸音についてのまとめはこちら👇
DTM DRIVER!
DTM吸音材の選び方まとめ|防音カーペットからSONEX・NiCSoまで試してわかったこと | DTM DRIVER!
DTM用の吸音材を実際に試してきた流れをまとめた記事です。防音カーペット、防音カーテン、グラスウール、SONEX、リフレクションフィルター、NiCSo Twofoldまで使ってわか…
まとめ
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いについてでした!
DTMでのファーストチョイスはコンデンサーマイクを是非。
音が変だな、と思ったら反響のことも思い出してみてください。
こうやって書いてみると、マイクの導入は結構考えないといけないポイント多いですね、、。
最後までお読みいただきありがとうございました!
DTMでずっと使えるおすすめマイクはこちら👇
DTM DRIVER!
DTMにおすすめのマイク10選|価格帯別に“ずっと使える”モデル | DTM DRIVER!
DTM用マイクのおすすめを、初心者からハイエンドまで段階別に紹介。最初の1本にコンデンサーマイクを勧める理由や、AT2020・AT4040・C214・C414 XLS・TLM103・U87など、長…