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電源で音はなぜ変わる?オカルトに見える現象をトランジスタ回路から考える

電源や電源ケーブルを変えたら音が良くなった!

こんな話、DTMやオーディオ界隈で一度は見聞きしたことがあると思います。

正直、「そんなわけないだろー」と思いますよね。

僕も最初は完全にそう思っていました。

ですが、実際に試してみると確かに音は変わります。

音楽を作るにも聴くにも、音質が良いことに越したことはありません。

しかし、なぜ電源を変えると音が良くなるのか?

「そもそもそんな話信じられない、、、」

という方もいらっしゃると思います。

ということで、

僕の中で一番腑に落ちる理屈を使い、その理由を説明していきます。

オカルトじみた話は一切なしで、なるべくわかりやすくを目指します。

※この記事は2019年に書いた内容をベースに、現在の知見を踏まえて加筆修正しています。

目次

トランジスタの動作回路に答えがある!

電源で音が良くなったり悪くなったりする理由を考えるとき、いろんな方法があると思いますが、

僕はトランジスタの動作回路に一番わかりやすい答えがあると思ってます。

ということで、ちょっと電子回路のお話になりますがお付き合いください。

トランジスタとは?

トランジスタには色々な使い方がありますが、ポピュラーな役目はやはり信号の増幅です。

音楽には切っても切り離せないアンプ回路にも良く使われています。

トランジスタ

みんな大好きOld Neveにも、アンプ部分に漏れなくトランジスタが使われています。

真空管やオペアンプといった部品もトランジスタと同じく増幅目的に使われますが、

電源から供給されるエネルギーを使って信号を増幅するという点は共通しています!

ですので、ここではトランジスタを中心に話を進めていきます。

音声信号を増幅する仕組み

いきなりですが、音声信号ってどうやって増幅していると思いますか?

多分こんなイメージだと思います。

手書きの汚い図で失礼します、、、。

  • 入力から信号(声とか演奏とか)が入る
  • トランジスタでその信号がそのまま増幅される

僕も部品をいじったりする以前までは漠然とこんなイメージを持ってました。

しかし、違うのです!

実際はこう!

入力された音声信号そのものが、そのまま大きくなって出力へ流れていくわけではありません。

入力信号がトランジスタの動作を制御し、電源から供給されるエネルギーを使って入力波形に対応した出力信号が作られます

つまりアンプで増幅された音声というものは、

  • 入力の音声電流そのものが、そのまま巨大化して出力になるわけではない!
  • 音声の波形・情報は受け継がれ、出力側を動かすエネルギーは電源から来る!

と言えるわけです。

つまり音声の波形や情報は入力から出力へ受け継がれていますが、入力の音声電流そのものと、出力側で負荷を動かす電流は同じものではありません

もう少し詳しく知りたい方は

どうしてそんなことになるのか?

もっとしっかり教えろ!という方は、是非こちらの本をお読みください!

当サイトで何度もご紹介しているトランジスタ教科書の金字塔です。

P20〜P21にその内容がまさに記してあります。

僕もこの本のこのページを読み、

「あ、アンプの音って、電気そのものなんだ」と理解した次第であります。

この回路で出力信号が逆相になる理由もこの本を読めばしっかりわかります。

この図だと信号が逆になってるかどうかわかりません、、、すみません。

電気が音そのもの

以上のことから、アンプ回路を通した音声信号は、

電源と無関係ではいられない

ということです。

電子回路の教科書に、もうそのまま答えが記されています。

ということは!

少なくとも、電源条件が回路の動作と無関係とは言えない、ということはわかりますよね。

電源の質がいいとは?

では、電源の質が良いとはなんでしょう?

オカルトっぽい話を一切抜きにしたら、

ノイズが少ない電気を供給できることは、良い電源の一つの指標と言えます。

家庭用電源って、ほんとノイズまみれなようで、、、。

家庭じゃなくても、例えばライブハウスやリハスタを例にしましょう。

悪い電源環境例

ライブをやったことがある方なら100%わかると思うんですが、

箱によって、ギター&ベースアンプに半端じゃないノイズが乗る場合がありますよね?

あれを見ると、電源環境も疑いたくなります

ただし、ノイズの原因は電源だけとは限りません。

家庭用でも、実に細かいチリのようなノイズが電源に混じり込んでいます。

それを除去すると音がクリアになります

これは僕も経験済み。

というわけで音質にこだわりたいDTMerやオーディオマニアの方々は、

ノイズのない電源環境を構築します。

200V電源を引く意味

200Vを引く工事をするのは、ノイズのない電源を愛機に供給するためなんですね。

当時、商用のマスタリングスタジオなどでも、こうした電源工事の例を見かけました。

200V工事について詳しくはこちら👇

電池が一番?

実は電池が一番音が良い、なんていう説もあります。

理由は、商用電源から切り離せるため商用電源由来のノイズを避けやすいから。

実際知り合いのエンジニアさんも試したことがあるようですが、、、

流石にちょっと引きました!

オーディオマニアの方はバッテリーで音響機器を動かしたりもする??ような話を見かけたことがあります(本当かな)

狂気の沙汰です(笑)

若干のオカルティックも残っている、、、?

最近お気に入りのTelefunken N624

ちなみに、最新の電源が全て良いのか?というとそうでもなく。

僕はあえて古い時代に作られた電源を使っています。

現代の電源より、使い古されているこの手の電源の方が音が濃くなる、気がします。

この「電源」というのもAC(交流)とDC(直流)で随分良い悪い(と言われている)の定義が変わってきますので、また別の機会に記事にさせていただきます。

直流化電源の方法でも随分音質は変わってきます、、、。

ヴィンテージ電源の記事はこちら👇

録音機材DIY電源のまとめはこちら👇

まとめ

以上僕なりの電源と音質の関連性への見解となります!

あくまで一意見ですが、ご参考までに。

しかし増幅素子の方向からも考えてみると、オカルトに見られやすいこの手の話、また少し前進するのではないかなと思います。

既出ですがトランジスタだけでなく、

真空管やICオペアンプも、電源から供給されるエネルギーを使って音声を増幅します。つまり増幅回路と電源は切り離せません。

僕自身は、実際に電源環境を変えて音の違いを感じています。

本当に電源は重要ということであります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

電源対策の全体像はこちら👇

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