Old NeveとNeveコピーの音はどう違うのか?
Neve 33115というヴィンテージNeveを入手してから、少しずつ違いが分かってきました。
今回比較するのは、Old Neveの33115とWarm Audio WA73EQです。
結論としては、どちらもとても良い!
ただ、実際に聴き比べてみると、使いたいポイントは少しずつ違ってくるなーとも思いました。
目次
Old Neve 33115とWarm Audio WA73EQの音質比較|渋いOldとパリッとした現行
ざっくり言うと、Old Neveの33115は角が取れていて、少し渋みのある音。
対してWA73EQは、輪郭がはっきりしていて明るく、表面がパリッとしています。
33115は一聴して派手に変わるというより、ぼーっと聴いていると違いがだんだん染みてくる感じ。
Old Neve 33115の音質|角が取れて渋みがある
33115は、角が取れた渋みのある音をしています。
ヴィンテージNeveによく言われる独特の深みやざらつきを、33115でも確かに感じます。
すごくどこかで聴いたことがある質感。
音の角が取れた感じは、ただの経年劣化もあるのかもしれませんが、またそれが良いですね。
録音に使ってみると、説得力がありつつ、全然痛い感じの音になりません。
若干の古臭さはありつつも、古ぼけた感じではなく、味わいのある音です。
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Warm Audio WA73EQの音質|明るく芯ががっしり
まず前提として、Warm Audio WA73EQという1073タイプのマイクプリが個人的に大好きです。
2020年に購入してから、当時はかなり多くのDTM制作で使っていました。
普通に音の芯ががっしりしていて、どの楽器パートにも使いやすい。
前面にマイク入力があるので、さくっと音を録りたい時にも使いやすく、demo作りでもよく使っていました。
Neveどうこうではなく、このマイクプリはすごく好きです。
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Old Neve 33115とWA73EQを同じ音源でライン比較
実際にどんな感じで違うのか、ライン録音して比較してみます。
元音源はLogicのループ音源を組み合わせたものです。
1chに送るため、モノラル音源になっています。
AIFから各アンプへラインで送り、再びライン入力して録音しました。
各ファイルの音量はフェーダーで、ピークを見ながら揃えています。
WA73EQはTONEボタンを入れたバージョンも作っています。
さらに、どちらにもEQが付いているので、録音しながらEQをグリグリ動かしたファイルも用意しました。
比較元の音源
Neve 33115|ゲインを突っ込んだ音源
Neve 33115|通常ゲインの音源
Warm Audio WA73EQ|ゲインを突っ込んだ音源
Warm Audio WA73EQ|通常ゲインの音源
Warm Audio WA73EQ TONE ON|ゲインを突っ込んだ音源
Warm Audio WA73EQ TONE ON|通常ゲインの音源
Neve 33115|EQを動かした音源
Warm Audio WA73EQ|EQを動かした音源
Old Neve 33115は密度が増し、違いがじわじわ染みる
Neve 33115に通したファイルは、一聴するとあまり違いが分からない?ような気もします。
でも、ぼーっと聴いていると、だんだんと違いが染みてくるイメージ。
音の密度が増して、なんともいえない雰囲気が付加されています。
スネアの音が「クシャっと」する感じが、古い紙のような質感で気持ちいいです。
ベースやキックの感じもドシっとしますね。
音を突っ込むと、よりその感じが顕著になります。
Warm Audio WA73EQは輪郭が明るくパリッとしている
対してWarm Audio WA73EQは、輪郭のはっきりした明るい質感です。
新品らしく、表面がパリッとした音をしています。
33115より若干腰高な感じはしますが、十分にどっしりとした音です。
こっちの方がバランスよく聴こえます。
WA73EQのTONEボタン|中域の密度が増えるように感じた
WA73EQのTONEボタンは、使っていた時にはハイがまろやかになるのかな?と思っていました。
ただ、今回あらためて比較すると、どちらかというと中域がみっしりして、密度が増えると考えた方が近いのかもしれません。
質感そのものは、ON/OFFでそこまで変わらないですね。
やっぱりWA73EQっぽい、ハリのある明るめの音です。
Old Neve 33115とWA73EQのEQ音質を比較
Old Neve 33115のEQ|古い紙のような質感
33115のEQは、かけると一気にオールドスクール感が増しますね。
これは良い!
なんか「音楽的」とか言いたくなる感じ。
すごく好みです、この質感変化。
程よくざらっとしていて、まさにヴィンテージっぽい音質。
古い紙が見えます、、、古ぼけた洋書のページが、、。
Warm Audio WA73EQのEQ|滑らかでシルキー
WA73EQのEQは、すごくハイが滑らかに推移しますね。
他の帯域も切れ目なしにスムーズに変化していく、正にシルキーな耳触り。
クリアにはっきり、そしてNeve的な存在感を音に加えたい場合に良い感じです。
Old Neve 33115とWA73EQは同じNeve系でも別物
分かってはいましたが、やっぱりこの2台は別物だと思いました。
改めて聴き比べても、NeveコピーでもWA73EQめっちゃ良くないですか?と思いました。
Neveどうこうではなく、このマイクプリはすごく好きです。
ポチップ
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まとめ|Old Neve 33115とWA73EQの音の違い
33115は、渋みと密度があり、スネアが「クシャっと」して、古い紙のような質感が出る。ベースやキックもドシっとします。
WA73EQは、輪郭がはっきりして明るく、表面がパリッとしている。EQは滑らかでシルキーです。
どちらもとても良い。ただ、使いたいポイントは少しずつ違いました。