AKG K271 MK2モニターヘッドフォンのレビューです(´◔౪◔)◞
DTM用途に人気のAKGのK240シリーズ同様、K271MK2を使用されている方も多いですよね。
K240シリーズはセミオープン型でしたが、K271MK2は密閉型。
イヤーカップのサイドに音を逃すための穴がなく、所謂標準的なヘッドフォンタイプになります。
-左がK240MK2 右がK271MK2-
K240シリーズと見た目はかなりクリソツですが、音は全然違いました(`・ω・´)
個人的にはK271 MK2の方がモニターしやすい音だなと。
そんな諸々な感想を、定番他機種との比較も併せてレビューさせていただきます!
あわせて読みたい
AKG k240 mk2のレビュー!ヘッドフォンもエージングで音が変わるかも?
入門者向けのヘッドフォンとしても名高いAKG k240 mk2。 DTMerのみならずオーディオ好きな人たちの間でも、さらにお手頃な兄弟機種K240 Studioが評価されているようです...
あわせて読みたい
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビュー!k240 mk2との違いはどこ?DTM定番ヘッドフォン
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビューです(´◔౪◔)◞ SONY MDR-CD900STと同じく長らくDTMの「定番」ヘッドフォンと呼ばれる本機。 同じセミオープンタイプの上位...
目次
AKG K271MKの特徴
今回レビューするAKG K271MK2は、
音楽制作用ではエントリークラスに当たるAKGの密閉型モニターヘッドフォンです。
AKG K271MK2 密閉型モニターヘッドホン サウンドハウス
密閉型のヘッドフォンは、いわゆる普通のヘッドフォンです(`・ω・´)
AKG K240MK2 セミオープン型ヘッドホン サウンドハウス
同じライナップにK240MK2がありますが、こちらはセミオープン型ヘッドフォン。
セミオープン型はオープン型のセミ、つまり半分(何が半分なのかはよくわかりませんが)音があえて外に抜ける仕組みになってます。
-オープン型(セミオープン型)はイヤーカップの横に穴が空いている-
そのため密閉型に比べてナチュラルめなサウンドになる、と言われてます。
が、正直タイプによる違いよりも、製品ごとのチューニング方法の方がサウンドに大きな影響を与えると僕は思ってます( ・ὢ・ )
タイプの違いはあくまで傾向と、お考えください。
K271MK2はそんな普通タイプの密閉型ヘッドフォンになります。
箱開封!
それではAKG K271MK2の実物レビューをしていきます(´◔౪◔)◞
箱です。
裏。
箱の左下に海外のメディアによるレビュー?が書かれてます。
当然ですが、どれも褒めてます(`・ω・´)
キャラメル包装を剥がして、箱をオープン!
中身をとりだすと、割と色々出てきました。
付属品の内容的には、K240MK2と同じようです。
ベロア製のイヤーパッド。
こちら標準でついている革製っぽいイヤーパッドと変換することができます。
付属品の方がふかふかした素材。
カールコード。
こちらも標準でついているストレートタイプと変換できます。
コードの先端はどちらもミニフォンプラグになっているので、1/4フォンジャックに繋ぐ場合は変換プラグを装着します。
K271MK2の本体!
イヤーカップに穴が開いていない点以外、K240MK2と全く一緒な見た目。
穴が開いてません。
コードは左(L)側についています。
ワンタッチで外せます。
こだわる人はコードを高音質なものに変えて使っているようです。
イヤーパッドは相変わらず大型です。
SONYのMDR900STなどよりも随分大きいので、すっぽり耳を覆ってくれます。
イヤーパッド部分は前後に回転することはできません、角度も固定です(その代わりヘッドレストが若干ねじりやすくなってます)
トップ。
K271MK2とK240MK2のトップ。どっちがどっちかわかりません。一緒です。
そっくりです。
写真だとわかりづらいですが、K271MK2のイヤーカップの色の方が若干紺色になってます。
ということで、K271MK2はどんな音なのか?
K240MK2とはどんな音の違いがあるのか?
聴き比べてみたいと思います!
あわせて読みたい
AKG k240 mk2のレビュー!ヘッドフォンもエージングで音が変わるかも?
入門者向けのヘッドフォンとしても名高いAKG k240 mk2。 DTMerのみならずオーディオ好きな人たちの間でも、さらにお手頃な兄弟機種K240 Studioが評価されているようです...
あわせて読みたい
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビュー!k240 mk2との違いはどこ?DTM定番ヘッドフォン
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビューです(´◔౪◔)◞ SONY MDR-CD900STと同じく長らくDTMの「定番」ヘッドフォンと呼ばれる本機。 同じセミオープンタイプの上位...
AKG K271MK2のサウンドチェック!
サウンドチェック用のオーディオインターフェースは、
PRISM SOUND TITANを使用しました。
手持ちの中で一番グレードが高い信頼しているものです(´◔౪◔)◞
とりあえずK271MK2とAKG240MK2を交互に聴いて、それぞれの印象を比べてみます!
あわせて読みたい
Prism Sound Titanの導入レビュー!最高峰オーディオインターフェースに感涙!
Prism Sound Titanの導入レビューです(´◔౪◔)◞ ついにやりました!長年の夢。 Prism Sound製品をゲット(;´༎ຶД༎ຶ`)ぉぅ!! 高い高い壁をようやく乗り越え、現行機最高峰...
あわせて読みたい
【最高峰】Prism Sound Titan導入から半年経ってわかった他機種との違い【UA RME Antelope】
Prism Sound Titanを導入して半年経ちました(´◔౪◔)◞ 半年の間にDTM制作も繰り返したきたので、実践の中で感じるTitanの良さを! 「最高峰AIF」と称されるだけあってしっ...
AKG K271MK2の音
一聴して、AKGK240MK2とはかなり違う鳴り方だと思いました!
AKG K240MK2は割と低音が強く出る印象でしたが、K271MK2は低音はかなり抑え目。
どっちかというと少し物足りなかかな、とも思いつつ、その分高域の伸びが綺麗だなと( ・ὢ・ )
聴いた時の印象をザッとまとめると。
- 低音抑えめ
- 音の分離感が非常に高い
- 高域が見えやすい
- 一音一音がタイトめ
- 奥行きはK240MK2ほどではないけど、SONY系よりもある
- ステレオ感が広め
と言った感じでした!
個人的には、K240MK2よりもSONY MDR 900STの方が近いような?音に感じました。
解像度が高く、高域が見えやすく、分離感がある感じ。
SONY MDR 900STよりも奥行き、ステレオ感はK271MK2の方があります。
低音の出方だけ気を付ければ、結構バランス良いなとパッと聴きかなり好印象!
K240MK2は、
- 低音がボンボン出る
- 解像度は他機種に比べて結構低め
- 奥行きはとてもある
ので、単体使用だとどうかな?と思ってるんですが(別の機種と併せて使いたい)、
K271MK2は癖を掴めば単体でもなんとかミックスできる気がします。
なんか変な質感も感じる
しかし、しばらく聴いていると、なんか妙な質感も感じるように( ・ὢ・ )
K271MK2は、特にボーカルが目立つ帯域あたりが「カサカサ」して聴こえます。
うまく説明できないんですが、水分が足りてないような、、、艶がないような感じ、、、
サウンドハウスのレビューに「プラスチックの音がする」と書かれている方がいたんですが、ああ、こういうことかなとも( ・ὢ・ )
モニターヘッドフォンなので、音楽的な気持ちよさまで僕は求めてないですが、リスニング用として使うなら、少しこの点気になりました。
確かにパサパサした若干の味気なさみたいな感触があります。
この点、MK240系はマイルドな音でリスニング用としては優秀かもしれません。
SONY MDR-7506と比べてみた
ついでに900STと並ぶ定番機、SONY MDR-7506とも聴き比べてみました!
青ラベルの方です(`・ω・´)
こちらもDTM用に非常に人気が高い機種。
K271MK2と聴き比べるとSONY MDR-7506は、
- マットな質感
- 中低域の繋がり連続している感じで綺麗
- 分離感はほどよく、音が粘ってくっついて聞こえる
- 音の距離が近い
- ステレオ感は狭め
- 低音がほどよく出ている
- 解像度、明瞭度はK271MK2の方が上
と言った印象でした!
うーん、こっちもやっぱり良いヘッドフォンですね(笑)
モニターもしっかりできつつ、リスニング用途でも使える気持ちよさを感じました。
音が粘って聞こえます(心地よい意味で)
奥行きは900STと同じくあまり感じられないので、この点AKGヘッドフォンの方がわかりやすいと思います。
個人的には、K271MK2とMDR-7506の2台を掛け合わせるとお互いを補い合ってミックスに役立つと思いました!
900STとK271MK2だと割とキャラが似ているところがあると思います( ・ὢ・ )
どっちが一個あれば良い印象。
AKG K271MK2の独自機能
AKG K271MK2には面白い独自機能があります。
商品説明より引用しますと、
ヘッドバンドは、頭から外すと自動的に再生音がミュートされる「ミュートスイッチ機構」を搭載。レコーディング現場での不要な音漏れを防止します
という機能。
実際ヘッドフォンを頭から外すと、ピタッと音が鳴り止みます( ・ὢ・ )
どういう構造になっているのかというと、
ヘッドフォンを外すと、青丸部分にスイッチがニョキッと現れます。
これでミュート状態に。
ヘッドフォンを装着するとスイッチが押される仕組みに。
これでミュート解除になります。
RECの真っ只中にヘッドフォンを外すことってあまりないと思いますが、ヘッドフォンを複数使い分ける時の音漏れ防止には役立ちそうです。
この機能はK240シリーズにはついていません(`・ω・´)K271MK2だけの機能。
AKGは良くも悪くも癖が強い?
AKG製品は、ヘッドフォンに限らず個性的なチューニングのものが多いイメージ( ・ὢ・ )
今回も独特の癖を感じました。
ただ、ハマると強烈です(笑)
AKGにはとんでもなくハイエンドなヘッドフォンもあるので、、、
AKG ( アーカーゲー ) / K812 開放型ヘッドホン サウンドハウス
資金を貯めて、いつかゲットしたい、、( ・ὢ・ )
音をき、い、て、み、た、いー!!
なるべく癖なく、高い安定品質の音を求めるのなら、オーテク製品がやっぱり良いのかなーとも思いました。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M40x サウンドハウス
これはマイクにも共通で思うところであります。
オーテクヘッドフォンのレビューもよろしければ併せてお読みください!
あわせて読みたい
audio technica ATH-M70xモニターヘッドフォンのレビュー!バランス抜群!
ミックスでも非常に役立つ!と評判のaudio technica ATH-M70xのレビューです。 限られた自宅スペースでのミックスは本当にしんどい、、、。 モニターを爆音で鳴らし、...
あわせて読みたい
audio technica ATH-R70xヘッドフォンのレビュー!M70xとの使用比較も
ATH-M70xがとても良かったので、結局ATH-R70xも追加購入(´◔౪◔)◞ さすがに財布が厳しくなってきました(泣) -audio technica ATH-R70x- オープン型ヘッドフォン自体使...
まとめ
AKG K271 MK2の使用レビューでした!
K240シリーズの音がぼやけて聴こえる、もう少し明瞭さが欲しい、という場合は、K271MK2の音おすすめです(´◔౪◔)◞
個人的にはK240よりもK271から手にしてみた方が、スタンダードなモニターヘッドフォンらしい音を味わえると思いました。
低音の出方だけ、若干注意が必要かもです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
あわせて読みたい
AKG k240 mk2のレビュー!ヘッドフォンもエージングで音が変わるかも?
入門者向けのヘッドフォンとしても名高いAKG k240 mk2。 DTMerのみならずオーディオ好きな人たちの間でも、さらにお手頃な兄弟機種K240 Studioが評価されているようです...
あわせて読みたい
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビュー!k240 mk2との違いはどこ?DTM定番ヘッドフォン
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビューです(´◔౪◔)◞ SONY MDR-CD900STと同じく長らくDTMの「定番」ヘッドフォンと呼ばれる本機。 同じセミオープンタイプの上位...
あわせて読みたい
audio technica ATH-M70xモニターヘッドフォンのレビュー!バランス抜群!
ミックスでも非常に役立つ!と評判のaudio technica ATH-M70xのレビューです。 限られた自宅スペースでのミックスは本当にしんどい、、、。 モニターを爆音で鳴らし、...
あわせて読みたい
audio technica ATH-R70xヘッドフォンのレビュー!M70xとの使用比較も
ATH-M70xがとても良かったので、結局ATH-R70xも追加購入(´◔౪◔)◞ さすがに財布が厳しくなってきました(泣) -audio technica ATH-R70x- オープン型ヘッドフォン自体使...