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API2500実機とUAD API2500を比較|音質とMix機能の違いを音源検証

API2500実機とUAD API2500プラグインの音を比べました。

実際に比較してみると、一瞬聴いただけでは違いが分からないほど似ています。

ただ、何度か繰り返して聴くと、実機の方に少し「パリッ」とした輪郭があり、音の密度も若干濃く感じました。

重心にはあまり差を感じません。

UADもかなりアナログっぽく、音だけでどちらが良いとは簡単に言えない結果でした。

今回は3つの設定を作り、実機とUADで合計6ファイルを書き出して比較します。

目次

API2500実機とUADはかなり似ていた

今回比較するのは、僕が使っている旧型API2500とUAD API2500です。

API2500実機そのものの音やTHRUST、OLD / NEW、SHAPEなどを詳しく試したレビューはこちらです👇

実機とUADの比較条件

音質比較用にこちらの2MIXを使用します。

Loopcloudで組み立てた音源です。

後半には声ネタも入れています。

この音源から、以下の2系統を作って比較します。

  • オーディオインターフェース → API2500実機 → オーディオインターフェース → 録音 → 書き出し
  • UAD API2500プラグインをかけて書き出し

実機側はハードウェアを往復するため、UAD側とは信号経路そのものが同一ではありません。

今回はスレッショルドの値も揃えたかったので、実機へ送る音量でゲインリダクション量を調整しました。

各ファイルの音量は、ピークを目安にフェーダーで合わせています。

コンプ設定は3パターン。実機とUADで合計6ファイルを書き出しました。

なお、今回の比較では旧型実機にMix機能がないため、UAD側もMix 100%のWet固定にしています。

コンプのパターン1

設定のパターン1です。

元のファイル

API2500実機

UAD API2500

コンプのパターン2

設定のパターン2です。

元のファイル

API2500実機

UAD API2500

コンプのパターン3

設定のパターン3です。

元のファイル

API2500実機

UAD API2500

実機とUADを聴き比べた感想

かなり似ています。

一瞬聴くだけでは違いが分からないほど、音の特徴が近いです。

ただ、何回か再生してよく聴き比べると、音の輪郭には少し違いがあるように感じました。

差はかなり小さいです。

僕には実機の方が少し「パリッ」とした部分があり、音の密度も若干濃く感じます。

この違いは、API550系EQの実機とUADを聴き比べた時の感覚にも少し似ています。

一方、重心に関してはあまり差を感じませんでした。

UADもかなりアナログっぽく感じます。

音だけでどちらが良いかは、僕には何とも言えません。

Mixつまみの有無は使いやすさにかなり影響する

今回比較した僕のAPI2500は旧型で、Mixつまみがありません。

UAD API2500にはWet/Dryを連続的にブレンドできるMix機能があります。

0%では原音のみ、100%ではコンプレッションされた音のみになり、その間で両者をブレンドできます。

今回の比較では、UAD側もMix 100%固定で音源を作っています。

ただ、普段API2500を使っていると「ここまでコンプがかからなくてもいいんだよな」と思うことがあります。

そんな時、コンプ自体は深めに設定しておいて、Mixつまみで原音とブレンドできるとかなり使いやすいです。

UADを触って、改めてこの便利さを感じました。

この点は、旧型API2500に対するプラグイン版の大きな使いやすさの違いです。

2500+では実機にもMix/Blend機能が追加された

その後登場したAPI2500+では、実機にもMix/Blend機能が追加されています。

 API ( エーピーアイ ) / 2500+  サウンドハウス

API ( エーピーアイ ) / 2500+ サウンドハウス

2500+のMix/Blendには、原音とコンプレッション音をクロスフェードするXモードと、原音をそのまま残しながらコンプレッション音を足すIIモードがあります。

XモードではMIXを0%にすると原音のみ、100%にするとコンプレッション音のみ。IIモードでは原音を100%残したまま、MIXでコンプレッション音をどれだけ加えるか調整できます。

僕が持っている旧型ではこのMix/Blendが使えません。

旧型を実際に使っている立場から見ると、この機能の追加はかなり魅力的です。

API5500系EQの実機とUADを比較した記事はこちら👇

まとめ

API2500実機とUAD API2500を3つの設定で比べました。

一瞬では違いが分からないほど似ていて、UADもかなりアナログっぽく感じます。

何度か聴き比べると、実機の方に少しパリッとした輪郭と、若干濃い密度を感じました。

一方で重心にはあまり差を感じず、音だけでどちらが良いかは簡単に決められません。

使い勝手ではMix機能を持つUADが便利です。

旧API2500を使っている僕としても、深めにコンプをかけて原音とブレンドできる機能は欲しいと感じます。

現行2500+では実機側にもMix/Blendが追加されているので、この点は旧型API2500と現在の2500+で状況が変わっています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

コンプレッサー系アウトボードの違いはこちらで整理しています👇

アウトボード全体の考え方はこちらでまとめています👇

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