リアンプをDTMで行うメリットや方法、効果についての記事です。
「リアンプ」という言葉はギター録音で使われることが多いですが、DTMでも「リアンプ」は有効です。
僕にとっては最早欠かせない手法です。
目次
ギター録音のリアンプ
一般的な「リアンプ」といえば、ギター録音で行います。
- DAWでギターをライン録音する
- DAW→逆DI→ギターアンプの入力を繋ぐ
- 録音した素材をプレイバックしてリアルギターアンプを鳴らす
- マイクで再度録音する
こんな行程がリアンプです。
メリットは、
- 音にマイク録音の空気感を足せる
- リアルアンプでも後から音色調整ができる
- 宅録した素材でもレコスタの機材で録音できる
あたり。
ライン録音のギターって、のっぺり、ペラペラしているので、ニュアンスにこだわるギタリストはマイク録音がやっぱり好き。
最近のアンプシュミレーターは完成度が高いですが、好きな人は今でもリアンプしてます。
RADIAL / REAMP JCR サウンドハウス
ギターをリアンプするときは、インピーダンスを変えるためにこういう機材が必要です。
オーディオインターフェースのアウトとギターアンプの間に挟みます。逆DIです。
RADIAL Reamp JCRの実際の使用レビューはこちら👇
DTM DRIVER!
RADIAL Reamp JCRレビュー|逆DIでギターリアンプを試したら音作りの可能性が広がった | DTM DRIVER!
RADIAL Reamp JCRの使用レビュー。DAWに録音したエレキギターをVOX MV50 ACへリアンプし、マイク録音・ライン録音・アンプシミュレーターとの違いを比較した実験記録です。
DTM臭を消すためにリアンプする
そしてDTMでもリアンプ手法は大いに効果的です。
僕はDTM特有の硬めのサウンドや、奥行きがあまりない音源をよくリアンプします。
DTM臭を消すのが目的です。
やり方としては、
- リアンプする音源をオーディオインターフェースからラインアウト
- ハードウェア(アウトボード)に入力して音質調整
- 再度DAWに戻して録音
します。
これもリアンプです。
使うアウトボードは、ラインアンプの時もありますし、EQやコンプレッサーを使うこともあります。
EQやコンプを使ってDAWに戻すのも広義の意味でリアンプだと僕は思ってます。
2MIXを一旦ハードウェアに送って戻すとかは本当によくやります。
どんな風に音が変化するのか?
アウトボードを通した時の音の変化はどんななのか?
簡単にですが過去記事で聴き比べ音源を作っていたので再掲させていただきます。
音源はモノラルです。
LOGICのサンプルで組んだ音源です。
リアンプ前の音源
Neve 33115にリアンプした音源
DTM DRIVER!
Neve 33115マイクプリアンプモジュール実機レビュー|配線テストとOld Neveの中身 | DTM DRIVER!
Old Neve 33115マイク/ラインアンプモジュールを入手し、配線テスト・内部構造・トランス・ディスクリートカード・音の印象を実機レビュー。1073やWA-73EQとの違いを考える…
API512Cにリアンプした音源
DTM DRIVER!
API 512Cレビュー|カラッと抜ける定番マイクプリアンプの音質を実機で検証 | DTM DRIVER!
API 512Cの実機レビュー。Neumann U87での録音、WA-73EQやオーディオインターフェース直との比較、APIらしい抜け・パンチ・カラッとした音色を音源付きで整理します。
SSL9000にリアンプした音源
DTM DRIVER!
SSL UC1とSSL9000実機の音質比較|プラグインとアナログの違いを検証 | DTM DRIVER!
SSL UC1(プラグイン)とSSL9000実機の音質を比較テスト。EQやコンプレッサーの効き方、音像の違い、プラグインとアナログの差を実際の音源付きで検証しています。
少しずつの変化ですが、、、
LOGICのサンプルが元々ローファイめなので、変化は少ないですね、、、。
それでも、ハード機材特有の厚みや輪郭が強調されつつも音がまとまる感じが加わってます。
モデリングプラグインでリアンプをする
オーディオインターフェースの中には、モデリングプラグインを使ってハードウェア風味を加えつつリアンプできるものもあります。
Universal AudioやAntelopeの製品が有名です。
UA製品も一緒ですが、ラインアウトとラインインをケーブルで繋ぐだけでリアンプできます。
あとは音を取り込む時に、専用ミキサーにハードウェアをモデリングしたプラグインを挟むだけ。
特にUniversal AudioのプラグインUADはアナログモデリングが強力です。
本物のアウトボードとは若干違う質感ですが、かなり再現性が高く、これはこれでアリな質感。
ポチップ
Apollo Twin Xは2ch用のAIFですが、しっかりリアンプもできます。
アナログテイストを効率よく加えるのには、モデリングプラグインを使ったリアンプもおすすめです。
ApolloとANTELOPEを比較したレビューはこちら👇
DTM DRIVER!
ANTELOPE Discrete Synergy Coreレビュー|Apollo Xと比較して見えた音質とコスパ | DTM DRIVER!
ANTELOPE AUDIO Discrete Synergy Coreの実機レビュー。Apollo Xとの音質比較、録音時の質感、内蔵エフェクト、クロック性能、Discrete 4/8のコスパまで整理しています。
ギターだけではないリアンプの面白さ
このように、リアンプはギターやベース録音だけでなくDTM素材に対しても行えます。
ジャンルによってはリアンプしないでDAW内だけでミックスを完結させた方が雰囲気が出る場合もあります。
一概に「リアンプ最高!」とは言えません。
ただ、
- 音のまとまりがもう一歩
- 音に厚みが欲しい
- 角を少しとって暖かい感じにしたい
など、アナログライクな質感が欲しい場合にはやってみる価値ありです。
あと単純に面白いです(笑)
SSL実機リアンプとプラグインで音質検証した記事はこちら👇
DTM DRIVER!
SSL実機とSSLプラグイン比較|音声データで聴くアナログEQの違い | DTM DRIVER!
SSL9000実機とSSLプラグインの音質比較記事です。2MIXにSSL9000のEQとコンプを通した音、SSL 4000 Eプラグインで再現した音を音声データ付きで比較しています。
基本的にエフェクター記事の音源制作はRADIAL Reamp JCRのリアンプで作ってます👇
DTM DRIVER!
ギター・エフェクター機材まとめ|DTMでも使えるアンプ・歪み・空間系レビュー | DTM DRIVER!
ギター初心者向けの道具から、VOXアンプ、リアンプ、歪み、ファズ、リバーブ、ディレイまで、DTMでも使いやすいギター・エフェクター機材レビューをまとめました。
まとめ
リアンプについての記事でした。
こだわりすぎるとひたすら時間を食うというデメリットもありますが、、、、
EQやコンプをいじるだけでは届かない質感変化を起こせるので、チャンスがあればお試しください!
最後までお読みいただきありがとうございました!