定番のレコーディング用モニターヘッドフォンSONY MDR-CD900STの記事です。
前回ご紹介したマイクShure SM58同様、音楽制作の世界ではどこのレコスタにも必ずあるヘッドフォンになります。
どんなところが特徴なのかと言いますと、、、、
安い、頑丈、高音質、そしてフラットなバランス。
”オーディオ的に気持ちいいように”、というような脚色や味付けは一切なされていません。
ですので”音楽的な鳴り方をするのか”というとよくNoといわれますし、ずっと聞いていると疲れるなんていう感想も。
その理由も、とても細かい所まで音を再生してくれるので、聞きたくないような塵のような違和感まで耳に入ってきてしまうからだと思います。
ある程度しっかりしたヘッドフォンアンプにつないでモニターしていると、確かに疲れるというのもわかります。
楽しくリスニングする場合はオススメできませんが、音質の研究や、ミックスの時などには協力な相棒となること間違いなしです。
特に録音をしていく上でモニターをするのには、頑丈さや、消耗部分の交換が容易な部分(イヤーパッドなど、別売りもしています)、ケーブルに変な癖がつき辛く取り回しが容易、という部分もアドバンテージとしてあると思います。
1989年の発売から未だにプロの現場で使われつづけているのは相当にすごいことですよね(՞ټ՞☝☝
もうひとつ基準のヘッドフォンがあると完璧です
このヘッドフォンだけでも勿論十分なパフォーマンスを発揮してくれますが、
自分が信頼できるリファレンス用のヘッドフォンをもうひとつ持っていると、より相対的に音源をモニターできるようになって便利です。
僕はAKGのK240MKIIというこれまた定番と言われているヘッドフォンをもうひとつのリスニングポイントとして使っています。
違うヘッドフォンを使ってみると、よりMDR-CD900STの特徴もわかってきますし、これだけではとらえきれなかった音の部分も知る事ができます。
MDR-CD900STは少し低域の量感が少ないのかなと思いますね。あと立体感というか、奥行きの距離感があまり感じられません。
というのも張り付くように全部の音域が近くで鳴ってくれるので(´⊙౪⊙)!!
細かい音を聴くのには最高なのですが、どのくらいの距離でなっているのかまでは捉え辛いということです。ないものねだりです。
そこでこのAKGのヘッドフォンを使うと上手い具合にこの足りない部分を補ってくれます。
こちらは低域の鳴りも、奥行きの距離感も確認しやすいです。
そのかわり解像度ではMDR-CD900STには及びません、、、、。難しいものです。
ヤフオクだったら安価な未使用品も?
とにかく普及しまくりの機種なので、オークションにも常に出品されています。
未使用品や、ほぼ使っていない新古品もちらほら。
少しでも安く手に入れたい方は是非探してみてください!
まとめ
ミックスでは最終的に、しっかりとスピーカーを鳴らしてバランスをとらなければなりません。
しかし、DTMではなかなか良きタイミングで爆音を出せなかったり(夜中)、予算の都合でしっかりとしたモニターシステムを組むのが難しかったり(お金かかります)、とたくさんの制約があると思います。
そんな時には、録音ももちろんですが、ミックスの時にもモニターヘッドフォンは強い味方になってくれます。
前述のように足りない部分を補いあえるヘッドフォンが2つ以上あると、かなり理想的なところまでミックスも追い込めたりするので(僕はヘッドフォンミックスが好きデス)
もし音の捉え方に悩んでいる方がいましたら、是非選択肢に入れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました(ↂↄ̫ↂ)