SSL X DESKでサミングミックスすると音がどう変わるのか?をテストしました(´◔౪◔)◞
DAWの2ミックスを普通にバウンスするのとどれくらい変化するのでしょうか。
感覚としては、かなり気持ち良くなる気がしてますがA/Bテストするのは初めて。
比較音源も作ってアップしてみました(`・ω・´)
目次
サミングミキサーが使われた理由
X DESKやサミングミキサーについては既に別記事にて分量多く書かせていただいているので割愛します!
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音に関して簡単に書くと、一般的にはDAWミックスよりも音にメリハリがついたり、定位がよくなったりすると言われています(`・ω・´)
ただ、サミングミキサーが流行っていた頃に比べ、現在DAWも進化しています。
昔のDAWソフトは内部ミックスすると、
だなんて言われてました。
要は「モヤ」っとする感じでしょうか。
その解消にサミングミキサーが利用されてました。
SSL (Solid State Logic) ( ソリッドステートロジック ) / X-Desk サウンドハウス
今回僕が使うのはこれ。
残念ながら、ついこの間生産完了となってしまいました、、、。
SSL (Solid State Logic) ( ソリッドステートロジック ) / SiX アナログミキサー サウンドハウス
現在SSLからは、よりコンパクトに、そしてコンプやEQやバスコンプまで搭載されたverのミキサーが販売されてます。
どうやらとても人気のようです(´⊙౪⊙)۶
勿論SSL SiXをサミングミキサーとして使うこともできます。
マニュアルはこちら。このマシンも楽しそうです、、、。
ではでは、サミングの音の変化のテストをしてみましょう!
SSL X-Desk”SuperAnalogue Line Mixer”
テストの方法について
音源の比較テストの方法についてです。
まずは、こちらの音源をベースに使いました。
この音源は、DAW(Logic X)で、
- バックSEやノイズ
- ベース
- ギター
- ピアノ
- リズム
をそれぞれミックスしてバウンスしたものになります。
いわゆる普通のDTMミックス音源です(´◔౪◔)◞
ミックスと言っても、ほぼプラグイン挿してないので、各トラックの音量を合わせた程度の音源となります、、、すみません。
このDAWミックスに対して、
- 全トラックをX DESKの1-2chに送ってDAWに戻したファイル
- 各トラックをX DESKの1-8chに振り分けてサミングミックスしてDAWに戻したファイル
の2つを比較音源として作りました。
一つ目は単にX DESKを通した時、どんな音質変化が起こるのかをチェックするファイル。
二つ目は8ch入力でサミングした際、更に音質変化が起こるのか?をチェックするファイルとなります。
予想では、通すだけとサミングしたファイル、実はあまり大差ないのではないかと思ってますが、如何に。
各ファイルの音量はピークがほぼ同じになるように揃えています!
が、0.1dBほど差が出ているかもしれません。その点はご了承ください。
聴き比べてみる!
さあ、それぞれのファイルはどんな違いがあるのでしょうか( ・ὢ・ )!
チェック!
元のファイル
X DESK 1-2chに通したファイル
X DESK 1-8chでサミングしたファイル
感想
なるほど!
なるほど、なるほどー(`・ω・´)
まず、全てのファイルは同じピーク音量で揃えてますが、音圧感が変わる気がしますね!
そして、X DESKに通しただけの2つ目のファイルでもやはり音が変わると思いました!
「楽器の定位が良くなる」と言われる感じが何かわかります。
通すだけでもSSLらしい「シャキッ」としたトランジェント感が加わる気がします(´◔౪◔)◞
音が立つ感じ。
元のファイルから順番に聴くと、やっぱりサミング通した方が良いなーと僕は思いました。
存在感が増し音がくっきりします。変わるんですね!
2chにだけ送るよりも8chに送ってX DESKでサミングしたファイルが一番「良い!」と思いました。
音が生き生きしているように聴こえます(`・ω・´)
SSL X-Desk”SuperAnalogue Line Mixer”
サミングミキサーはまだ必要?
ということでサミングミキサーを通した際の変化はこのような感じでした。
個人的には2021年現在でも、サミングミキサーには一定の魅力があると結論づけます( ・ὢ・ )
作業しててもテンション上がりますしね。
とはいえプラグインを駆使してカッコいい音源に仕上げることもできるはず。
どのようなアプローチで、どのような仕上がりを目指すのか?
それによってもサミングミキサーの価値は大きく変わってくると思います。
とりあえず僕にとってはかなり制作を楽にしてくれる機材となっております。
X DESKは音以外の外部ルーティングもとても便利なので、、、もはや手放せない状態。
詳しくはこちらの記事にてその他の機能など書いております。
SSLの音ってやっぱり素敵ですよね。
まとめ
SSL X DESKサミングミキサーを使うとどう音が変化するのか?のテストでした。
今回フェーダーは0dBの位置で、ゲインも0でほんとにただ通すだけでサミングしました。
ゲインを上げてミックスするともしかしたら更なる音質変化が起こるのかもしれません。
普段は結構ゲインいじって使ってますが今回はフラットに使ってみました。
体感ではゲイン上げた使い方が好きですね。使い方の幅がとても広いミキサー!
最後までお読みいただきありがとうございました!
SSL X-Desk”SuperAnalogue Line Mixer”
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