パッチベイを使うと音が劣化する、、、?
そんな話をたまに聞きますが、実際はどうなのか。
先日実際にパッチベイを導入しまして、直に体感したのでその記録です(´◔౪◔)◞
パッチベイのありなしで同じ音源の録音もしてました。
記事途中にファイルもアップしてあります!
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目次
音が劣化するのは接点が増えるから?
パッチベイを使うと、当然ながら接点が増えます。
-パッチベイの裏側-
例えば外部のハード機材にDAWから音を送る場合。
オーディオインターフェース(AIF)→ハード機材→AIFが本来の繋ぎですが、
パッチベイを使うと、
AIF→パッチベイ→ハード機材→パッチベイ→AIFとなったりします。
システムが複雑化すると、もっと接点が増えます。
この「→」部分がケーブルです。
当然ケーブルも音質に影響を与えると言われているので、質が大事になってきます。
パッチベイのありとなしで実験してみた
ということで、パッチベイのありとなしでどれくらい音質が変化するのか?
録音してみました。
dbx ( ディービーエックス ) / PB48 パッチベイ サウンドハウス
パッチベイはこのdbxのものを使用。
ハード機材に繋ぐケーブルは、
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MXS812-2 サウンドハウス
激安ですが音質的にはとても気に入っているクラシックプロのオスメスセット。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSS822-1 サウンドハウス
オーディオインターフェースからパッチベイに繋ぐケーブルはこちら。
同じく庶民の味方、クラシックプロの激安マルチケーブルです。
この時点で音が変わりそうな匂い、ぷんぷんですが(笑)
いや、音質は結構ちゃんとしてて僕は好きです。
ハード機材はEMPIRICAL LABS Fatso jrとAPI 2500へ、DAWからセンドリターンしました。
元音源はLOGIC Xのループ音源を組み合わせたこちらを使いました。
パッチベイを介さず直接AIFにインアウトと、パッチベイあり。
どう変わったのか、それではお聴きください!
API2500パッチベイあり
API2500パッチベイなし
FATSO jrパッチベイあり
FATSO jrパッチベイなし
感想
いかがだったでしょうか??
僕にはパッチベイありだと音が少し引っ込んでしまう様に聴こえます。
なしの方が輪郭がハッキリしてて音像も少し大きい気がします( ・ὢ・ )
気のせいかな、、とも思い何度かブラインドテストしましたが、
9割方どっちがどっちか当てられました。珍しく当りまくりです(笑)
どうやら、やはりパッチベイを通すと音が変わる様です。
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便利さと引き換えになるもの
別記事でも少し書かせていただきましたが、パッチベイ自体はとても便利な機材です!
大型のスタジオともなれば必需品でしょう。
ただし、
僕の様なDTM+少しハード機材が増えた様な環境では逆に手に余る様です、、、。
パッチベイもですが、ケーブルにも物凄い気をつけないといけないのでしょう。
一本だけなら前述のクラシックプロの激安ケーブルでもそんな気になりませんが、
複数繋ぐことになるのならば、やはりハイグレードなケーブルが必要なのかもしれません。
そこまでは現状できません(泣)
面倒ですが、最低限のケーブル本数で毎回つなぎ変えた方が宅録にはあってそうです。
まとめ
パッチベイを使うと音が本当に変わるのか?
そして僕の機材条件下では、どれくらい変わるのか?
の記事でした。
もちろん皆様の環境次第で結果は大きく変わってくると思います。
あくまで1データということでご理解ください(*´ω`)ゝ!!
何らかのご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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