伝説の真空管マイクといえばノイマンU47。
もちろん新品では買えず、時々中古市場に顔を出したかと思えば、とんでもない価格で落札されて行くモンスターマイク(;´༎ຶД༎ຶ`)
NEUMANN U48a CLASSIC VINTAGE LARGE DIAPHRAGM MULTI PATTERN VACUUM TUBE MIC U47 | eBay
兄弟機のU48でもこの価格。
しかしもし仮に、もっと安価に、U47に似たヴィンテージなサウンドが手に入るとしたらめっちゃ嬉しいですよね?
今回記事にするNeumann Geffel CMV563は海外でU47に近い質感のマイクと評判の機種。
実際僕も録音で頻繁に使っていて大活躍中です。
Neumann M149と合わせて主力のマイク!
そんなCMV563のレビューです。
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目次
マイクカプセルがU47と同じ型?
Neumann U47のマイクカプセルはM7と呼ばれるカプセル。
CMV 563もM7カプセルを使用できるマイクとなります!
-伝説のマイクカプセルM7-
ただ現在のメーカーページなどを見るとU47のマイクカプセルはK47/49カプセルと書かれていたり、
若干どこらへんが真実なのかはわからない状態ではありますが、、、。
伝統的にはU47のカプセルはM7カプセルと言われています。
音質はまさに暖かなビンテージ色
CMV563の音色は、とっても暖かいです。
かと言ってモコモコしていうわけでもなく、クリアさもしっかりと併せ持ってます。
リアルU47との比較動画もありますが、僕のもかなり近いイメージ。
比べて聴くと、流石にU47の方が腰がありパワーも感じますね(;´༎ຶД༎ຶ`) すげえ。
しかし、CMV563も方向性は同じ感じです。
下手なリイシュー品には再現できない枯れた感じがたまりません。
-3パートを組み立てて一つにします-
値段はU47の4〜7分の1
CMV563はその時の相場にもよりますが、だいたいU47の4〜7分の1の価格で買えます。
幅がありすぎなのは、中古市場は価格が上下しやすいからです、、、。
Beautiful Vintage CMV563 with M7 Capsule with spare tube | eBay
とはいえ高いですが、、、、。
ただこの値段で伝説の音に肉薄する質感が手に入ると思えば、、、欲しい人にはたまらない魅力かと。
中身はこんな感じになっています
今回記事にするにあたり、初めて内部をケースから出してみました。
すごく古い香りが鼻をかすめ、、、、。
封入されていた時代が肺を満たします、、、。
シンプルながら美しすぎる構成。
ヴィンテージのドイツ製機材でよく見る抵抗とフィルムコンデンサーが並びます。
この四角いのがアウトプットトランス。おそらく一番大事な音の要です。
このトランスとM7カプセルが絶妙に甘く存在感のあるヴィンテージサウンドの肝になっているはず。
真空管はEC92という型。
どこ製のものか確認しようと思いましたが、スポンジが劣化していて断念。
とりあえず球が完全に死ぬまではこのままオリジナルの状態にしておこうと思います。
マイクカプセルと本体を繋ぐ部品。
ここにはめ込みます。
全てを繋ぐと完全体に。
電源もゴツく、イカす。
CMV563を手に入れるならどこがオススメか?
CMV563も立派なヴィンテージマイクなので、ネットの楽器屋さんでも探すのは難しいです。
国内だとヤフオク。しかし、出回る数が少ない上に相場は高め。
ということで僕なら海外からの輸入を選びます。
僕はebayで手に入れましたが、最近だとReverb.comという楽器や機材のフリマサイトもコアなヴィンテージものも多く出ていてアツいです。
なんと新品でも買える??
なんと現在、消滅したと思っていたGeffelという会社が復活している模様。
もともとはジョージノイマンさん(ノイマンの産みの親)が作ったGeffel社ですが、
ドイツにベルリンの壁ができた段階で会社も分裂。
以降は西側のノイマンとは袂を分かったようですが、現在も新しい製品をリリース中のようです。
日本ではCMV563は取り扱いがないようなので、現段階では海外から直輸入となるみたいですね、、、。
Vintage Kingに取り扱いがあるようです。
しかし高い!なかなかいいお値段。
まとめ
Neumann CMV563は、
アコースティックな曲。
少しヴィンテージ感を出したいパート。
中域にどしっと響かせたいソースにとても威力を発揮するマイクです。
海外の掲示板でも、U47に非常によく似たフレーバーが大好評。
U47には手は出せないけど、強烈な憧れがある方にはとてもオススメできる一本!
お読みいただきありがとうございました!
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