AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビューです(´◔౪◔)◞
SONY MDR-CD900STと同じく長らくDTMの「定番」ヘッドフォンと呼ばれる本機。
同じセミオープンタイプの上位機種AKG K240 mk2も人気ですが、こちらはオーディオ用途でも人気なんだとか。
AKG K240シリーズは確かに聴き疲れない音が特徴です。
個人的にAKG K240 mk2を長らく使用していたので、違いなどについても感想を書かせていただきます!
*過去記事を加筆修正しました
目次
AKG K240 Studio
説明不要なほどAKG K240 Studioの評判は至る所で散見できますね(`・ω・´)
AKG / K240 Studio モニターヘッドホン サウンドハウス
サウンドハウスのレビューも130件近く!非常にたくさんの感想が書かれています。
セミオープンタイプのヘッドフォンで、価格は6千円台。
初めて買うヘッドフォンとしても手を伸ばしやすい機種です。
AKG K240MK2 セミオープン型ヘッドホン サウンドハウス
そっくりな見た目のAKG K240 MK2は、若干価格が高く8千円台。
こちらは個人的に長らく使用していますが、人気はAKG K240 Studioの方が高い模様( ・ὢ・ )
「一体、この2機種は何が違うのか、、?」
長い間非常に気になっておりました(笑)
今回やっと両機種を聴き比べることができて、その答えを知ることとなりました!
結論を先に書いてしまうと、どちらも大きな音の違いはありませんでした。
はい( ・ὢ・ )
僕の耳だと極端な違いはよくわかりませんでした(;´༎ຶД༎ຶ`)!
とは言え、両方ともAKG k240っぽい癖はやはり共通しており、そして若干の違いはあります。
それについては後ほど詳しく書かせていただきます(`・ω・´)
SONY MDR-7506 モニターヘッドホン サウンドハウス
ちなみにもう一つの定番SONY系のヘッドフォンとは、鳴り方が全く違います。
故に、お互い相互補完的に使うことができ、僕の環境では長らくSONYとAKGが活躍してくれていました。
セミオープンと密閉型という違いも大きいです(`・ω・´)
こちらも後ほどその違いを書かせていただきます。
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実物レビュー
それでは実物レビューを!
箱です。
裏。
横。
横。
SONYのものよりデザインがしっかりしてあります( ・ὢ・ )
オープン!
付属品はほぼなく、これでパッケージないは全て(あと説明書が底に入ってました)
ケーブルのデフォルトがミニジャックなので、フォンへの変換プラグが付属してします。
本体!
黄色の配色が目を引きます( ・ὢ・ )
若干おもちゃっぽさがあります。懐かしい感じがします(´◔౪◔)◞
AKG K240 mk2と同じく、ケーブルは着脱式。
リケーブルをして改造を楽しんでいる方もいらっしゃいます(`・ω・´)
ここは遊べるポイントですね!
イヤーパッドの部分は前後に捻ることはできない構造です。
こういう風にはできません( ・ὢ・ )
その代わりAKG K240シリーズはヘッドバンドの部分がねじりやすくなっています。
頭頂部分が結構フレキシブルになってます。
K240の2機種。
色が違うだけで、作りやデザインはほぼ一緒。
付属ケーブルの長さも一緒でした(`・ω・´)
側面の丸い穴の部分から音が抜ける構造?になっているようです(セミオープン型)
音が抜けるため、より自然な響きで音を鳴らせるのだとか。
完全な開放タイプは以前使ってましたが、確かに非常にナチュラルでした。
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そのかわり音漏れの音量がとても大きくなります。
マイク録音中のモニターには基本使えません。
マイクが音漏れを拾っちゃいます( それくらい音漏れする )
はい!ということで、ここから実際に音を聴いてみたいと思います(´◔౪◔)◞
今回は、
- AKG K240 studio
- AKG K240 mk2
- SONY MDR-7506
の3つを聴き比べてみました。
定番のSONY MDR-CD900STよりもマイルドで汎用に適したSONY MDR-7506 を今回使用させていただきます!
クセ強めなSONY MDR-CD900STの感想は、こちらとこちらの記事などに書かせていただいております。
ヘッドフォンで音を聴く!
それでは、それぞれを聴き比べてみます!
オーディオIFはPrism Sound Titanを使用します!
僕の一張羅です( ・ὢ・ )
AKG K240 mk2のレビュー記事でも書いているのですが、AKG K240系は特にエージング(慣らし運転)が必要な機種なのではないか?
と感じおります。
ネットのレビューにもそんな感想が散見されます。
本当だったら十分にエージングをしてから聴き比べを行いたいところですが。
そんな時間をかけられないので、やってしまいます(´⊙౪⊙)۶
しかし、AKG K240 mk2で何となく変化の方向性は知っているので、そこを補いつつ感想に加えさせていただきます。
冒頭でも書きましたが、基本的にはAKG K240 mk2とAKG K240 studioはかなり似たような音でした。
AKG K240 studioで音を聴いてみる
AKG K240 studioでリファレンス音源を聴いてみます(´◔౪◔)◞ドキリンコ
再生音の一発目から、AKG K240 MK2とそっくりな音が出てきました(笑)!
おぉ!これがAKGサウンド、ということで良いのだろうか。
というくらい特徴的な鳴り!
解像度は高くありませんが、低域の鳴りや、空間の音配置が把握しやすいです(`・ω・´)
- 奥行きや空間を見渡しやすい
- 低音がかなり出ている
- アタックがぬるっとしている
- リリースもぬるっとしている
- 解像度は高くない
- 分離感も高くない
- 出音がめっちゃ小さい
- とても音漏れする
- ハイが抑えめ、低音が豊かなのでオーガニックな鳴り
- リスニング用途なら疲れない音、気持ち良い音
- 装着感が良い
- 軽いので疲れにくい
- 解像度は高くないけど、慣れるとだんだん細かいところも聴こえてくるようになる
と言った印象です!
これは、ほぼAKG K240 MK2にも感じる感想。
こちらはまだエージングが足らないと思いますが、それを差し引いても、かなりモヤモヤ系の音ではあります( ・ὢ・ )
解像度を求めると失敗しそうな音。
どちらかというと、音の位置関係の把握や、低域の出方を聞くのに向いていると思います。
ハイがかなりまろやかなので、聴き疲れはしにくいです。
すごく昔に持っていたAKGのリスニング用のヘッドフォンも割とこんなバランスだった気がしてきました。
AKGサウンドなのですかね?やはり( ・ὢ・ )
AKG K240系は静かな場所や電車の中で普段使いするのはやめた方が良いです。
セミオープン、音漏れすごいです(´⊙౪⊙)۶
先ほども書きましたが、クリック音も結構漏れるので、マイク録音で使うのも避けた方が良いです。
僕は以前失敗しています。
マイク録音は密閉型がおすすめです。
そしてヘッドフォンから出る音量がかなり小さいです。
ヘッドフォンアウトをグイッと上げないとちゃんと鳴りません。
SONY系ヘッドフォンと交互で使う場合などは、音量を揃えるのが大変です(´⊙౪⊙)۶
AKG K240 mk2で音を聴いてみる
続いてAKG K240 mk2で音を聴いてみます!
交互に聴いてもはじめのうちは何がどう違うのかわからないくらい、似た鳴りです。
こちらはしっかりエージングもされ、音パワーは全開なはずですが、K240 studioとクリソツな音。
でもよーく聴き比べると、若干違いがありした。
- K240 studioよりも少しだけハイの出方が綺麗
- K240 studioよりも少しだけローがタイトで締まっている
- K240 studioよりも少しだけ音量が大きいけど、音量はやっぱり小さい
と言った違いを感じました。
スペック上は2機種の感度は一緒なのですが、なぜかこちらの方が音量が大きく感じます。
エージングが進んだから?でしょうか( ・ὢ・ )ちょっとよくわかりません。
ハイやローの出方もこちらの方がタイトであったり若干解像度が高く聴こえました。
でもほんの少しの違いです。
他のメーカーに変えた時の変化の方が何千倍も大きいです。
このくらいの違いなら、値段の安いK240 studioを持っておくで十分な気がしますね。
AKGスタジオモニター3機種 徹底比較!
あとはデザインが気にいるかどうか、とこちらのページ↑にあるような違い?をどう受け取るか次第な気がしました。
一応ちゃんと違いがあるようです!
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SONY MDR 7506で音を聴いてみる
そしてSONY MDR 7506で音を聴いてみます!
こちらの方が全然解像度が高く感じます。
そして低域もスピード感ありつつ聴きやすいですね!
ただし、奥行きやパンの位置は少しわかりづらく感じます。
AKGヘッドフォンの方がやはりここは得意と感じます!
- 3つの中では圧倒的に解像度が高い
- 低音が出つつタイト、K240 mk2より全然タイト
- K240系よりも若干作られたような音だけど、全体はバランスはGOOD
- 音が前に迫ってくる鳴り方なので、奥行きやパンの位置が見えづらい
- 他2機種に比べるとパンチのある音に聴こえる
- CD900STに比べるととても大人しい鳴り方です
と言った感想です!
このヘッドフォンの方がAKG2機種よりもどうやら僕は好きみたいです(´◔౪◔)◞
細かい音が聴きやすいですし、ハイもほどほどに収まっています。
AKG2機種よりも価格が上になりますが、個人的にはこちらの方がDTMしやすいかなーと思いました。
AKGと組み合わすことができたら、個性の違いでうまくお互いを補完しあえる関係を構築できます。
複数ヘッドフォンを使用する手法は、とても有効だと考えています。
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AKG K240 Studioは買いのヘッドフォン?
AKG K240 Studioは価格を考えたら持っていて損はしないヘッドフォンかと思います!
鳴り方が個性的なので、いつか他のヘッドフォンを入手した時も被ることがないでしょう!
これ一つだけでなく、もう一つ解像度高めなタイプも用意できると作業がグッと捗ると思います。
SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST サウンドハウス
僕は長らく定番のCD900STと、
AKG ( アーカーゲー ) / K240MK2 モニターヘッドホン セミオープン型 サウンドハウス
K240MK2の二刀流で足りない部分をお互い補いながらDTMをしてました。
今だったらCD900STよりも、記事にも出てきたMDR 7506の方が使いたいヘッドフォンになっています。
SONY MDR-7506 モニターヘッドホン サウンドハウス
どっちも定番なので、癖の違いはありつつ持っていて損はないと思います!
僕は最近こっちの方が好きに(`・ω・´)
まとめ
AKG K240 Studioモニターヘッドフォンのレビューでした!
長年の謎、K240 MK2との違いもわかりスッキリしました。
違いはほぼ感じなかったわけですけど、、、。
AKG K240 Studioの空間の見やすさはとてもおすすめです!
最後までお読みたいだきありがとうございました!
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