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Royer R121レビュー|定番リボンマイクの音質・特徴を実音源で比較

Royer Labs R121を導入しました。

プロの録音現場でも定番のリボンマイクですが、実際に自分で録ってみると、最初の印象はちょっと意外でした。

ん、、?かなりこもって聴こえる。

コンデンサーマイクの音に慣れていると、余計にそう感じます。

ただ、何度も聴いていると印象が変わってくる。

滲み出てくる美味しい耳触り。

これがR121を使って最初に感じた面白さでした。

今回はR121だけでなく、手持ちのMXL R144、Neumann KM184とも同じアコギで比較しています。

さらにR121の前面と裏面、SM57を混ぜた音源も用意しました。

まだ触り始めたばかりの段階ですが、導入直後に感じた音の違いを実音源と一緒にまとめます。

目次

Royer R121を使って最初に感じた音

R121を最初に聴いた時、パッと聞きではかなりこもって聴こえました。

これは結構はっきり感じました。

 ROYER ( ロイヤー ) / R121 サウンドハウス

ROYER ( ロイヤー ) / R121 サウンドハウス

普段コンデンサーマイクの抜けた音に慣れていると、最初は「これで合ってる?」となるくらい。

でも、何度も聴いていると少しずつ違って聴こえてきます。

ハイが派手に前へ出るわけではない。

それでも、音の一個一個はしっかり聴こえる。

そして何より、まろやかさの中から滲み出てくる耳触りが気持ちいい。

ああ、リボンマイクの音ってこういう感じだったな、と改めて思いました。

暖かく、柔らか。

でも、ただ丸いだけではなく存在感もある。

こっち方向の音づくりはもうあなたに任せます!!という感じです。

R121・MXL R144・Neumann KM184をアコギで比較

今回は3本のマイクで交互にアコギを録音しました。

  • MXL R144
  • Royer R121
  • Neumann KM184

一応SHURE SM57も補助マイク的に立てています。

オーディオインターフェースはPRISM SOUND TITAN

比較する3本はNeve 33115を通しました。

SM57だけはWarm Audio WA73EQです。

せっかくのリボンマイクなので、ヴィンテージっぽくなったらいいなと。

アコギは各マイク2トラック録音して、LR左右に振っています。

リズムはLogic Proの付属ループ。

録音したファイルにはEQ・コンプを一切かけていません。

録ったまま。

フェーダーでざっくり音量を合わせただけです。

Royer R121

最初はやっぱり、少しこもって聴こえました。

ただ、聴き込んでいくとまろやかさの奥にちゃんと音がある。

高域を派手に出さなくても、音の存在感が消えません。

この感じはかなり好きです。

Royer R121の裏面

R121は双指向性なので、裏面でも録音できます。

実際に裏側をギターへ向けてみると、前面より若干明るい感じになりました。

今回のアコギなら、僕は裏面の方が良さそうです。

同じマイクなのに、向きを変えるだけでここまで選択肢が増えるのは面白いですね。

MXL R144

MXL R144は格安のリボンマイク。

僕はこれ、結構お気に入りです。

今回改めて聴いても、想像以上に良いですね(笑)

価格はかなり安いですが、ちゃんとリボンマイクらしいまろやかさがあります。

ただ、R121と続けて聴くと少し物足りなさも感じました。

R121の方が、音の一個一個がしっかり聴こえてきます。

安いR144がダメというより、R121まで行くと同じリボン系でももう一段情報が見える。

MXL R144の実機レビューはこちら👇

Neumann KM184

そしてKM184。

これはもう、やっぱりコンデンサーマイクの音!

音をかなりはっきりキャプチャーしてくれます。

ハイも綺麗ですが、中域の密度感もいい感じ。

ザ・ノイマンサウンド。

普通にアコギを録るなら、KM184のようなサウンドが一番無難な気もしました。

R121が悪いわけではなく、方向が全然違います。

リボンマイク×アコギは、曲を選びそう。

Neumann KM184の実機レビューはこちら👇

Royer R121+SHURE SM57

SM57を混ぜた音源も作ってみました。

ただ、今回のアコギではちょっと中途半端な感じ。

混ぜれば自動的に良くなる、という感じではありませんでした。

ちゃんとEQして、少し音を整理した方が良さそうです。

この組み合わせは、やっぱりギターアンプに立ててみたい!!

SHURE SM57の実機レビューはこちら👇

R121は思っていたより出力が低くなかった

R121はファンタム電源を使わないパッシブのリボンマイクです。

リボンマイクというと、僕はもっと出力が低いものを想像していました。

でも実際に使ってみると、R121は思っていたより出力があります。

ここは嬉しい誤算でした。

S/Nも「これならなんとかなりそう」という印象。

もちろん接続するマイクプリとの組み合わせはありますが、使う前に想像していたほど神経質ではありませんでした。

ちなみに現在のR122 MKIIは、48Vファンタム電源で動作するアクティブタイプ。

アクティブ回路によるインピーダンス整合と高い出力を持たせたモデルです。

R121は前面と裏面で音が変わる

こっちが前面。

R121は双指向性なので、背面でも音を拾えます。

しかも、ただ裏からも録れるだけではありません。

今回のアコギでは、裏面を向けた方が少し明るく聴こえました。

前面のまろやかさが少し強いと感じた時に、向きを変えて音色を選べる。

これは実際に使うと面白いです。

サイズ感はこんな感じ。

SM57とほぼ同じくらいです。

エレキギター録音ではまだ使い切れていない

R121とSM57は、エレキギター録音の定番コンビとしてよく知られています。

友人のエンジニアにも、この組み合わせは絶対に試した方がいいと勧められました。

実際、僕もこのレビューを書いた時点で一度エレキギターに試しています。

ただ、手持ちの小型アンプYAMAHA THR10ではあまりうまくいかず、、。

この時点では、まだ全然使い切れていません。

もう少し試行錯誤が必要そうです。

アンプも自宅用欲しいなあ。

R121は大音圧にもかなり強く、現在の公式仕様では最大SPLが>160dB @1kHz、>135dB @20Hz

ギターアンプの近接録音を想定して使えるリボンマイクです。

この動画ではSM57とR121を混ぜていますが、すんごくカッコいい、、、。

なかなか自宅で同じことはできませんが、これは頑張って試してみたいです。

リボンマイクの特徴についてはこちら👇

Royer R121の外観・付属品

外箱はシンプルです。

化粧箱はなく、この段ボールが製品の外箱でした。

中身を確認していきます。

マイクのソフトケースと、ケーブルを束ねるバンドのようなものが入っています。

製品パンフレットと国内用保証書、マイクホルダー。

マイクホルダーは正直かなりしょぼいです(笑)

本体の価格を考えると、ここはもう少し質感が良くてもいいかなと思いました。

僕が購入した時の付属品には変換コネクターがなかったので、スタンドへ取り付けるには別途コネクターが必要でした。

マイク本体は木箱に収納されています。

U87aiのような雰囲気もあって、このあたりは高級マイクらしいですね。

木箱は中国製でした。

木箱の中にR121本体が収まっています。

実際に持つとずしっと重量があって、質感もかなり良いです。

付属のホルダーは少し残念でしたが、本体はしっかり高級感があります。

Royer Labs R121について

Royer LabsはDavid Royer氏が立ち上げたアメリカのマイクメーカー。

R121は、その中でも代表的なパッシブ・リボンマイクです。

僕も10年ぐらい前から、知っているレコーディングスタジオでよく見かけるようになった気がします。

R121はパッシブタイプ。

現在のR122 MKIIは48Vファンタム電源で動作するアクティブタイプ、という違いがあります。

 ROYER ( ロイヤー ) / R121 サウンドハウス

ROYER ( ロイヤー ) / R121 サウンドハウス

まとめ|最初はこもって聴こえた。でも聴くほど良い

Royer R121を導入して、最初に感じたのは「思っていた以上にこもって聴こえる」ということでした。

でも、何度も聴いているとそこから印象が変わります。

非常にまろやか。

オールドっぽさもある。

それでいて、音の一個一個にはちゃんと存在感があります。

MXL R144もかなり良かった。

KM184なら、アコギをもっと明瞭に普通に録りやすい。

それでも、このまろやかさが欲しい時にはR121。

しかしたまりませんな、この音。

まだ導入直後で、エレキギターも含めて試せていないことはたくさんあります。

それでも、このレビューを書いた時点の満足度はMAX星5です!

アコギ録音におすすめのマイクはこちら👇

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