ノイマン製高性能アクティブフェーダーNeumann w444の記事です(´◔౪◔)◞
マイクで有名なノイマンですが、かつてミキシングコンソールも開発していました。
そのコンソールに搭載されていたフェーダーがかなり良い音なんです( ・ὢ・ )
目次
オーディオ機器としても人気
一時期オークションで頻繁に取引されていたw444フェーダー。
僕もかなり深追いを続けていた時期がありました( ・ὢ・ )
恐らくこの機種をご存知の多くの方は、レコーディング用途よりもリスニング目的で知った方が多いんじゃないかと思います。
REC用にもとても良いです!
以下、実際に数個体使ってきた印象をまとめます!
Neumann W444 の各タイプ
W444には時代ごと、というかシリアルナンバーごとに数タイプの型が存在します。
初期型
ナンバー1000番台の最初機型。
内部のオペアンプがOA12というタイプのもの。ノブはメタリック。
中前期型
ナンバー2000番台からの2期型。
内部のオペアンプがMO6というタイプのもの。ノブはメタリック。
中後期型
ナンバー4000番台からの型。
内部のオペンプがMO6で、トランジスタが変更に。ノブはプラスティックに。
中身の写真は取り忘れました、、、、。
後期型
ナンバー5000番台からの4期型。
内部のオペアンプがMO6で、トランスの形が変わっている。配線も変更。
入手した事がないため写真なしです。
最初期型
そして特別なタイプといわれている最も希少価値がたかい最初期型。
側面に”930”という数字が刻印されています。
こういう隠れキャラみたいなのがあると、コレクター魂が刺激されます(;´༎ຶД༎ຶ`)
これを”0タイプ”とすると、おおまかに5種類の型が存在します。
930の刻印があるものは噂に違わず、最も良い音を出してくれていました。
各タイプの音の印象について
所有した事のある0から3タイプまでで、それぞれの音の印象を僕個人の感想で書かせていただきます。
0(930)
最高峰!噂に違わず、他のタイプの足りないと思っていた部分が全て埋まる感覚。
なぜここから、言い方が悪いですが、、劣化する方向に向かってしまったのか、、、と思いを馳せてしまう極上な音色。
コスト的な問題で続けられなかったのでしょうか。
このタイプさえ聴かなければ他は”個性”と言えた部分が、この完成形を聴いてしまう事で”物足りなさ”に変化してしまうほど、完璧なバランスでした。
1(1000番台)
バランス良し。
0を聴かなければ、1が一番安定している気がします。
カラーも強く、高域までもたつかない。華やかさや独特の派手さをソースに与えてくれます。
2(2000番台〜)
中域に音が集まる印象です。
ただこれもキャラクターと言える範囲でのバランスで、下手なプリアンプを使うならばこのフェーダーを使った方が良い!と言われる意味が分かる音質。
ドラムのタムやアンビ等に使っても面白いかもしれない。僕は一度ベースをこれで録ってみましたが、いい感じにぬるっとして気持ちよく録れたことがありました(´◔౪◔)◞
とにかくMidに特徴がある感じ。高域への抜けはやや押さえ気味。
3(4000番台)
タイプ2とそこまで印象は変わらず、というか音的にはほぼ見分けはつきませんでした。
ノブがメタルではなくプラなので、見た目の高級感としては劣るかもしれません。
音としては依然として十分に良き音です。
4(5000番台〜)
聴いたことがないので、わかりません!
という計4タイプの印象でした。
930刻印のものがあればフェーダーは他にいらないのでは。
このフェーダーはプリアンプ内蔵
あとこの機材のとても重要なトピックとしては、NeveやSSLのフェーダーとは違い、内部に約20dBのプリアンプを搭載している点です。
つまるところ”アクティブ”フェーダーの意味はそこにあります。
Neveなどのフェーダーはパッシブなので、音を減衰するアッテネーターとしてしか作用しませんが、w444は単体で音を増幅することができます。
リスニング用にも転用出来る、高品質なプリアンプにもなります。
さらにこの部分↑をマイナスドライバーでぐりぐり回すと、増幅する幅を変えることができます。
もし入手したフェーダーの増幅具合がいまいちだったら、ここを回転してみると良いでしょう。
まとめ
色々な使い道のあるW444。
DTMでももうひと味、二味、音質の変化や深みが欲しくなったとき、とてもおすすめできる機材です。
ただ動かすには電源が必要です(直流24V)
最後までお読みいただきありがとうございました!
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