初心者

  (更新日:2018.05.9)

コードの組み立て方

前回のベースラインの組み立て方に続き、今回はその上にコードをどう付けていけば音楽的になるのかを書いていこうと思います。

ベースは”時間”、和音は”空間”

 

ベースの動き方に関してて、

以前音名で考えずに数字化して考える方法を書きました。

これをすることによって、調という概念にとらわれずに、

どこのキーでも同じ動きの原理で、ベースが音楽の形を作っていることを理解できるからでした。

 

それと同じことを今回もコードで行ってみましょう。

 

その前にこのトピックのタイトルにもありますが、

ベースと和音はそれぞれ切り離せない関係だとしても、

本質を理解する上では切り離して考えた方がよりラジカルに解るようになるかもしれません。

 

ベースは横軸の”時間”として、和音は縦軸の”空間”として理解するべし

 

前回も書きましたがベースは1→2という風に音と音の間を進行することによって、音楽の明るさや暗さを表現したり、場面を切り替えていく役目を持っています。

逆に単体で1音だけを鳴らしても、当然ですがどんな曲の雰囲気を持っているのかは表現することができません(この表現のできなさを逆手にとって、それを個性とする曲はできるかもしれませんが、そういう面白アイディア系はここでは省きます)

ベースがベースになりうるのは必ず2音間を移動して鳴らす動きが必要になります。

時間が経過しないと、音楽としては成立しないのです。

 

一方和音に至っては、和音から和音に移動しなくても、

ひとつのコードを鳴らせば音楽になります。

その一回の響きで音と音とがお互いにどのような響き方をするのか。

イメージとしては音を縦に一列同時に並べて鳴らした時にどんな鳴り方をするのか、その並び方の調整で、空間の広さや色を表現できるのです。

 

明るい暗い、狭い広いも、一発鳴らせば表現できます。

これが和音の特徴であり最大の武器になります。

 

ということでベースは時間和音は空間と書かせていただきました。

 

コードを数字化する

 

それでは。

前回ベースの説明のときに書いた表をここでも使ってみます。

 

Cキーの場合は下のような割り振りになります。

 

ファ

 

キーをCとした場合、1がド、2はレ、6はラという事です。

 

 

ベースが各ポジションで持つ音の性格についての表が下記です。

 

明主 暗切 明切  強明

強暗

暗主   ジョーカー

 

1、曲の主(ぬし)です。全てを司る王様です。

2、暗めの切なさ。

3、暗い。

4、明るめの切なさ。

5、前の音が明るいと明るく、前の音が暗いと暗く響く、バイカラーの持ち主です。しかも強い力をもってます。

6、曲のもう一人の影の主です。ダークな王様。

7、ジョーカー的存在。変則的。明るくはなく、暗いのとも違う独特の響き。

 

 

、、、かなり中2くさい例えが書いていますが、

ベースの組み立て方の記事で、

この数字の進行の仕方によるサンプル音源も一緒に上げていますので、

聴いていただけたらイメージしやすくなるかと思います。

そちらも是非ご参考ください。

 

では上の表踏まえた上で、今度はそれをコードの場合に置き換えてみます。

するとこうなります。

 

M m m M M m icon-tint

 

大文字Mはメジャー、小文字mはマイナーです。

icon-tint マークは今は無視してください。

なんといっても7はジョーカーですからψ(๑’ڡ’๑)ψ、コードとしてはあまり使用頻度がないんです。

いざという時の切り札です。

 

メージャーの大文字Mは基本表記しないので、Cキーでの基本使用コードは次のようになります。

 

C Dm Em F G Am B  icon-tint

 

ちなみにmのつくマイナーコードは響きが暗く、メジャーコードは響きが明るい性質があります。

どうでしょう、ベースの時の性質表とほぼ一緒だと思います。

 

C Dm Em F G Am icon-tint
明主  暗切  暗  明切  明or暗  暗主  ジョ-カー

 

5の性質だけ、ベースの進行時とは変わりますが(コードの場合は明るい響きのみです)他は全て一致します。

 

これはどういうことかというと、

こう考えると辻褄が合うと思います。

 

我々は通常コードの進行から作曲の知識を得る事を始めますし、参考書を読んでも和音の話から解説を受けますが、音楽そのものが形作られている順序としてはまず始めにベースの進行による響きの展開があって、それに付随して和音という概念がついてきていると考えるのが妥当だと思います。

 

たしかクラシックの歴史でも、和声という概念は随分あとに体系化されていったというのをどこかで読んだような気が、、、、します。

 

ベースの進行により生まれる性質の方が、音楽の成り立ち方としては先立っていると僕が思う理由は、和音の方向から作曲をすると音楽が狭くなる傾向にあるとここ何年か感じているからです。

 

コードでまず進行を作るよりも、ベースの進行の上にメロディーを乗せていく方が断然音の広がりの選択肢が広いですし、なによりあたるという(音楽俗語です)、メインメロディーがオケに対して不協和音になる確率がぐっと減ります。攻めすぎると気持ち悪くはなりますが、和音が先にない方が結構難しいメロディーも作れたりします。

 

コードが決して悪い訳ではありませんし、ぼくも使わないわけにはいかない手法ですが決してコードは音楽の基本ではない、と言えると思います。

始めのうちからコードとはただの手法のうちのひとつと思っていると、この先の作曲の仕方が変わっていくかもせれません。

もっと自由なメロディーの幅が存在しているはずです。

 

そして何よりベースの進行を中心に音楽を作るやり方が、僕らDTMerには簡単に打ち込みで体現できるのです。素晴らしいことです。

10年前ならギターやピアノを弾き語りしながらでしか、曲を作るのは難しかったですからね。MTRとかはありましたけど、こんな手軽さはなかったですもんね。今は音も良いですし!最高です。

 

まとめますと、コードはA地点からB地点までの時間軸の中で広がる空間の幅や色を瞬時に定義できますが、その空間からはみ出そうとするメロディ音に対しては、厳しい制限をかけてくる、というイメージでしょうか。

 

要は使いどころのセンスを磨き続けるしかないのですよね、、、。

僕も実際もっと突き詰めてがんばりたいところです。

 

コードの弾き方、打ち込み方

 

C Dm Em F G Am B

 

ちなみに上記の表のコードの弾き方ですが、ネット上あらゆる場所に素敵なコード表はあるので、ここでは押さえ方の図は割愛させていただくとして、

鍵盤で弾く場合は白鍵を弾くのみですべて鳴らせます。

Cはドミソを弾きます。

その手の形のまま、C(ド)だった場所をD(レ)に動かせばDmです!

 

他のコードも、全部ドミソの形のまま移動させていけば勝手にメジャーになったりマイナーになったりしてくれるので、前回のベースの記事の時同様、慣れるまではCキーで打ち込んで、作り終わったら打ち込んだブロックを全選択(⌘+A)して、移したいキーに動かしてあげれば、移調も簡単にできるはず。

コードの打ち込みも超簡単ですね。

 

ただここから先コードの種類に関しては膨大な数があり、音の積み方や転調の仕方など、面白い色々なテクニックが存在しています。

とにかく使いこなしていくには経験が必要になってきます。

ここから先はひたすら誰かの曲をコピーをするなり、自分で進行を研究するなりしていくしかオリジナリティーを獲得していく手だてはありませんので、是非楽しみながら頑張ってください!

 

ヒントになるのは、ベースの進行を常に意識しておくとこです。

ベースの動く感覚の幅が広がってくれば、おのずと上に積んでいく和音の響きも感覚で絶対に掴めてくると思います。

とにかくベースが一番大事です。

 

僕も日々精進したいと思っています!

お互い頑張っていきましょう!

 

最後に

 

結局7のジョーカーについては詳しく言及できませんでした(笑)

実は始めうちは、この7は省いてしまっても、曲を作るのに支障は全くありません。プロが作った曲にも入っていない事はザラです。

なので、とりあえずは1〜6を使って曲を作ってみてください。

7に関しては、是非皆様独自でいつか解釈を深めてみてください!

今は投げっ放します(ノ’ω’)ノ!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

次回はコード繋がりで、ハモりパートの付け方などを書かせていただけたらと思います!


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