AKG C314の使用レビューです( ・ὢ・ )
上位機種AKG C414XLSや、人気機種C214との違いを検証します。
AKGサウンドってどんな感じなのか?
今回聴き比べてみてよくわかりました(`・ω・´)
比較用の音源も録音しましたので是非ご参考ください!
この記事の目次
AKG C314の立ち位置
AKG C314のAKGラインナップでの立ち位置について。
ここでは現行品に限ります。ヴィンテージマイクは省く
まず、現行AKGマイクは最上位に以下の2本があります。
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS サウンドハウス
ナチュラル志向なサウンドのC414XLSと、
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLII サウンドハウス
割と高域が派手なサウンドのC414XⅡ。
それぞれの主な違いはマイクカプセルです。
そしてこの2本を基準にして、
C414XLSと同じカプセルを使用しつつ必要機能に限定させたC314と、
C414XⅡと同じマイクカプセルを使用しつつ最低限の機能に限定させたC214があります。
C314とC214は、指向性が絞られていたり、ローカットスイッチの帯域が限定されている分リーズナブルになっています!
C314の方がC214よりも機能が多い分、ちょっと高いです。
- 上位機種C414XLSと同じマイクカプセルを持つC314は音が一緒なのか?
- C314で限定されている機能はどこなのか?
が今回一番確かめてみたかったポイント( ・ὢ・ )!
音が本当に一緒だとしたら、C414は売って別の機材を買ってしまおうかな、、、。

箱開封!
それでは実機のレビューを。
ケースです。
ケースはC414XLSと同じ仕様、同じサイズでした。
裏。
歴代のAKGマイク年表がありました。C314は2015年発売なんですね!
C214が2008発売なので、意外とC314の方が後輩でした。
シュリンクを破ってオープン!
マニュアルが結構分厚いです。
録音のセッティング例なども載っているので、参考になります。
パッケージ内容はこちら!
ウインドスクリーン。
カメラで色ムラでてますが、実物はムラありません、、、。
マイクホルダー。
変換コネクター付きです。
ホルダーはC414XLS付属のものと全く一緒でした。
そして何故か普通のマイクホルダーもついてました。
C414にはなかったのに何故、、、??
こちらも変換コネクター付きです。
本体!
前面にAKGのエンブレムが!
後ろに指向生切り替えスイッチがあります。
4パターン切り替え可能。
この4つがあればRECでは十分事足ります。
右サイドにPADがあります。
左サイドにローカットフィルターが。
こちらは2段階のみ。
C414XLSと並ぶとこんな感じ。
C414XLSは前面に指向生切り替えスイッチがあります。
9段階変えられます。
C414XLSは背面にまとめてローカットとPADスイッチがあります。
C314よりも細かく設定可能!
とはいえ、そんなに細かく設定することはほぼなく、、、。
基本宅録では、このスイッチ系は一度も使ったことはありません。
調整するならマイクプリ側をいじります。
C314のマイクカプセル部分。
C414XLSのマイクカプセル部分。
ここが同じものらしいです。
と言うことで、C314の機能や外見的特徴はこんな感じです。
それでは実際にどんな音なのか?聴き比べてみます!
今回比較してみるのはこの4本。
左から
- AKG C314
- AKG C414XLS
- AKG C214
- audio technica AT4040
です!
AKGシリーズの違いはもちろん、
コスパ◎の優秀コンデンサーマイクAT4040との違いも聴き比べてみます!
この中ではAT4040が一番安いですが、C214やC314の競合マイクに入ってくるかなと!

録音してみる
それでは録音をしてみます。
アコースティックギターを2トラック録音し、パンで左右に振ります。
リズムはLoopcloudのサンプルで組み立てました。
マイクは前述の通り4種類を交互に変えていきます。
マイクプリアンプはRUPERT NEVE DESIGNS Portico 511を使いました。
オーディオインターフェースはPrism sound Titianを。
録音したトラックにはプラグインを一個も挿していません。
EQもコンプもなしです。
各録音ファイルの音量調整はフェーダーのみで行っています。
それでは聴き比べを!
AKG C414XLS
AKG C314
AKG C214
audio technica AT4040
感想
AKGサウンド全開(;´༎ຶД༎ຶ`) !
とはいえ、やはりラインナップごとに音色は変わりますね!
一応メーターを見て音量を合わせたのですが、聴感上C314の方が小さく聴こえるので、
音量を少し上げて聴き比べてみてください、、、。
C414XLSとC314は同じマイクカプセルを使っていますが、少し音が違う気がします。
C414XLSの方が高域が少し強いような?C314の方が暖かい感じに聴こえます。
ただ、どちらも明らかに同じ方向の音色をしていますね( ・ὢ・ )!
一方、C214はかなりキャラが違いますね!
高域がキラキラしてます。
今回は出てきませんが、AKG C451Bもこんなキラキラ感があります。

どちらかというと、僕の中のAKGのイメージはこっちの音です(((༼•̫͡•༽)))
キラキラして抜けがいいイメージ。
持ってないのでわからないですが、C414XⅡもこんなイメージなのでしょうか?
そしてオーテクAT4040!
いいですね(笑)!!
キャラがまた全然AKGと違います(`・ω・´)
ガシッとしてるのに、色付けが少ない癖なき音!
オーガニック系ではないですが、カチカチした感じが気持ちいいです。
現代的!まさにオーテクサウンド!
それぞれのマイクを声でもテストしてみましたが、
ギターよりも変化は少ないイメージでした。
C314は太い感じに。
C214はやはり少し抜けの良い感じになります。
どちらを使っても欲しい音はちゃんと拾えそうです!
C314はナチュラルな音が欲しい場合に買い、、?
という感じのC314でしたが、正直AT4040やっぱり良いなあーと思いました(笑)
こんなにちゃんと録れるなら、これで十分楽しめるなって、、。
しかもこっちもナチュラルな音です。キャラ違いますけども。
あとはAKGカラーが欲しいかどうかですよね。
とはいえ、AKG C314は価格が安くありません!
なんか中途半端に高いです、、、。
AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLS サウンドハウス
正直C314を買うなら、もうちょっと頑張ってC414XLSをゲットした方がいいかも?
最近値下げしてますしね。音もこっちの方が好みだったりして。
とりあえずわかったことは、AKG C214とC314は全く別のマイクなんだということ!
キャラが全然違いましたね。
キラッとしたAKGサウンドを求めるならC214の方が合うでしょう!
C314はC414XLSと同じナチュラル系AKGサウンド!
まとめ
AKG C314の使用レビューでした( ・ὢ・ )!
どちらかというとノイマン好きなんですが、
気づけばAKGマイクがどんどん増えてます。
AKGマイクはクオリティーが高い割にリーズナブル。
プロも好んで使っているレベルですが、最上機種でも10万円以下で入手可能です。
宅録のクオリティーを一気に上げるにはとてもおすすめのメーカー!
オーテクよりも「音に色が欲しい」方に是非(`・ω・´)!
近々C214の個別レビューも改めて書かせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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