レコードは音がいい。
レコードの音は暖かくて優しい。
なぜか心が震える。
一度は聞いたことがあるセリフかと思います。
先日思い出したように、レコードプレイヤーを長らくしまいこんでいた押入れから引っ張り出しました。
久しぶりに針を落としてみると、、、、。
やっぱりたまらなく音がいい。
近年盛り上がっているアナログレコード界隈。
なにがそんなにいいのでしょうか??
目次
レコードは音像の大きさがCDやストリーミングとは全然違う!
レコードはストリーミングやMP3、CDとは明らかに音像の大きさが違います。
レコードの方が圧倒的に音像が大きい!
故に迫力があるように感じます。
音圧じゃないです。
音像です。
音像。聞き慣れない方だとあまりピンとこないと思います。
イメージでいうと、
ストリーミングとかMP3だと赤枠あたりで鳴なっている音楽が、
レコードだとこのくらい一個一個の音の面積が広がって聴こえます。
例えばですけど。
赤枠が画像を超えちゃいそうでガタガタです、、、、実際はもっと大きい感じで聴こえます。
「え?このスピーカーってこんなところまで音が広がって鳴るんだ!」
とかなりビックリします(;´༎ຶД༎ຶ`)
YAMAHAのMSP5じゃないみたいな新しい鳴り方。
そう、ただ音量を上げるのとは違う音の広がり方をするんですよ。
マスタリングスタジオでのびっくりレコード体験
ちょっと話がずれますが、レコードの音像についての僕の体験を。
*読み飛ばす場合はこちらをクリック!
かつて僕がまだバンドをやっていた頃、とあるマスタリングスタジオでの話。
エンジニアさんがビートルズのレコードを聴かせてくれたことがありました。
というのもビートルズがデジタルリマスターのCDBOXを発売した頃だったから。
【輸入盤CD】Beatles / Mono Box Set (Limited Edition) (リマスター盤) (ビートルズ)
当時「ビートルズが最高音質で蘇った!」
という触れ込みでしたので、昔とどう変わったのかを聴かせてくれようとしてるのかな?と思いました。
まずリマスター版をマスタリング仕様のものすごいスピーカーで視聴。
「おお!!かっこいいですね〜!流石リマスター!」
なんて言っていたら、なぜかほくそ笑むエンジニアさん。
そのあとすぐに同じアルバムのレコード版を同じ音量でかけてくれました。
すると、、、、
とんでもなくカッコいい!!!!!!!!!!
え?!なんなんだこれは。音が大きい!!迫力も全然こっちの方がある!!
リンゴスターのドラムのイメージさえガラッと変わりました。
めちゃくちゃ荒々してくてかっこいい。
「なんなんですかこれ?!」
とすぐさまエンジニアさんに聞きましたが、、、、彼はほくそ笑むばかり。
そして最後に一言。
「レコードって音がいいんだよ〜」と。
いやいや、めっちゃ謎なんですけど、、、。と、当時は首をかしげるばかりでした。
でもノイズがパチパチしてて古臭い音なんでしょ?
レコードといえば、ノイズがチリチリ、パチパチ入っていてモコモコしてるイメージですか?
いいえ!すごーく豊かな倍音を含んだ気持ちの良い音です!!
モコモコもしていません!
むしろ程よいところに高音が収まっていて、耳が痛くなることもありません。
状態の良いレコードは、びっくりするくらい音も綺麗です。
そして密度が濃い。
むしろもうYoutubeで音楽とか、聴けなくなっちゃうかもですよ?
感情がより伝わってくるようなリアルな質感
レコードはとても生々しい音を奏でてくれます。
とはいえハイレゾ系のような解像度の高い生々しさとはまた違うリアル感です。
ハイレゾ音源もいいですけどね!
ハイレゾがどこまでもクリアーなリアル感だとしたら、
レコードはアーティストの心情や音楽的意図がより伝わるようなリアル感。
ハイレゾがその場の空気を細かく描写しているのだとしたら、レコードはその場の空気感を描写しているようなイメージでしょうか。
音の質感、音楽の中に、なんだかよく分からないのですが、揺蕩う情感を感じることができます。
レコードジャケットがとにかくカッコいい
音とは関係ないですが、レコードはジャケットがとにかくカッコいい!
もはやCDの時代ですらないので、ジャケットはスマホの画面だけで見ることも少なくありません。
でも、音楽が詰まったジャケットを、手に持ち質量を感じられること。
これは想像以上に幸せを感じることができます。
サブスクが主流の時代になり、音楽を所有するのは古臭いことのようですが、改めてこの質量を感じるのも大事じゃないかなと。
ビートルズの良さを理解できたのはレコードのおかげでした
みなさんもビートルズは好きですか?
僕も今では大好きです!
しかし、昔CDで聞いていた時はそこまで、、、。
正直、音が嫌いでした。
なんでこんなにスッカスカなんだろう。
曲は良いのに。
なんて、思っていた僕を殴ってやりたい。
レコードで聴いてくれ!ビートルズの音めっちゃ最高だから!!
The Beatles: 1967 [Analog]
今ではすっかりビートルズ御用達の録音機材なども取集しております、、、。
ビートルズの音って最高ですよね(笑)
レコードは人類の遺産、ぜひ触れてください
DTMのおかげでPCで音楽を作れるようになり、今では僕でも音楽を気軽に配信できるようになりました。
これはものすごい革命です。
とんでもないことです。
ここまでレコード推ししといてなんですが、僕はこれからもデジタルで音楽を作っていきます。
自分でレコードを作ろうなんて思いません。
理由はめっちゃコスパ悪いから。作れません!
どんなに音が素敵だろうと、アナログレコーディングやレコードプレスはとってもお金がかかります。
それゆえ、先人たちが残してくれたレコードをもっと愛していきたいと思います。
今の僕らには到底できないこと、ものすごい宝物を残してくれたことに何度も感謝しながら(;´༎ຶٹ༎ຶ`)
ということで、ストリーミングはダメなのか?
じゃあストリーミングはダメなのか??
というと、それもNOです。
レコードとはメリットとデメリットがあまりにも違うので、両方をうまく活用するだけです。
ストリーミングの拡散力や、聴く場所を選ばない優位性は、
もはやミュージシャンにもリスナーにも大きなメリットしか与えないですから。
ただ、レコードの世界感も、じっくり聴いて欲しい!と僭越ながら思います。
感動するので。
レコードを聴くのに必要なものは?
レコードを聴くのに必要なものはこれです!
レコードプレーヤー
本体ですね。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT-LP60X ターンテーブル / サウンドハウス
この機種にはフォノイコライザーも内臓なのでコンパクトでオススメ!
フォノイコライザー
フォノイコライザー(フォノプリアンプ)が内臓されていないプレイヤーに必要。
フォノEQなしだと、シャカシャカした小さな音しか出力されません。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / PP400 MICROPHONO フォノプリアンプ サウンドハウス
これは僕も持ってますが、お手頃価格です!
スピーカー
スピーカーも必須ですね。
手持ちにあればそれを。
買うならパワードが良いです。アンプ内蔵のやつがオススメ!
TASCAM ( タスカム ) / VL-S3 パワードモニタースピーカー サウンドハウス
オーディオケーブル
本体から(フォノイコから)スピーカーまでをつなぐケーブルですね。
前述のフォノイコBEHRINGER PP400 からだとRCA出力なのでこういうやつが必要です。
使う機器の出力と入力を確かめて購入する必要がありますね。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CXR010 サウンドハウス
レコード
あとは好きなレコードを選ぶだけ!
-SILENT POETSのレコード最高!-
初めて買うレコードは、できたらアナログテープに録音していた時代のものを選ぶのが間違いないです!
音の違いが一番わかりやすい!
現代アーティストもレコード盤をリリースしたりしていますが、外れが多いのも事実。
理由は、配信用に作ったような音源をそのままレコードにしているだけだから。
現代アーティストのレコードを選ぶ際は、どんな録音でどんな意図でレコードを作ったのかもしっかり把握することが重要!
とはいえ、応援しているアーティストのものなら問答無用でゲットするのもありでしょう(`・ω・´)
サウンドハウスでもレコードの記事がちょうどありました
タイムリーです。
ちょうどサウンドハウスでもレコードの特集記事をやっていました。
こちらも非常に参考になるかと!アナログレコードのすすめ
-このメカメカしさも最高-
まとめ
ストリーミングやMP3やCD。
どのデジタル音源とも違う、レコードの魅力についてでした。
レコードの音を聴くと、DTMでの音楽制作方法にも役立つかもしれません。 !
最後までお読みいただきありがとうございました!