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日本の音楽業界とDTMerのこれからについて考えてみた

きゃりーぱみゅぱみゅや WANIMAが所属するレコードレーベルunBORDE(アンボルデ)の代表である竹中氏と、音楽配信サイトOTOTOYの代表である鈴木氏の対談記事を読みました。

音楽業界の“過渡期”、2018年をどう進む? ──鈴木竜馬(unBORDE代表) × 竹中直純(OTOTOY代表)

内容がとても興味深かったので、僕が思ったことも僭越ながら付け加えてシェアさせていただこうかと思います。

 

DTMerの皆さんの中には DIYで音楽活動されてる方もたくさんいらっしゃると思います。

僕もまさにその一人です。

これからの音楽業界がどう変わっていくのか非常に注目している人間の一人でもありますが、メジャーレーベルや音楽配信サイト、そして僕のような個人で音楽活動している人間が今後取れる行動というのは一体どんなものなんでしょうか。

少なくとも現状の音楽業界に比べ、DIY で音楽活動する音楽家は年々動きやすくなっているようには感じます。

そんな個人的に感じたことをつらつらと失礼いたします。

目次

依然日本の音楽業界は厳しいままなのか

お二方の対談を通して感じたのは、今も音楽業界、特に音源配信業者や音楽レーベルの現状は、厳しいものがあるのだなあと思いました。

僕もかつてメジャーレーベルで音楽活動をしていた身でありましたから、今もたまにレーベル関係者の方と話す機会があるんですけど。

僕らが思っているほど困窮していないようにも感じます。

まだまだ余裕がある感じです。よかった。

しかし音楽の音源販売のダウンロード配信に関しては、近年かなり売上が減少しているようですね。

ここいら辺の乖離については僕には分からないところではありますが、OTOTOY代表の鈴木氏はダウンロード配信の未来について何らかのアクションを起こさなくてはいけないと強く考えておられるようです。

 

日本にもようやく上陸したSpotify

いわゆるストリーミングサービスですが、こちらの方はかなり業績が伸びているようですね!

僕も普通に使用していますฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅ超便利

 

アメリカでは、音楽事業全体がストリーミングサービスの普及によって回復の兆しを見せているという明るいデータも出てきています。

 

日本では権利関係の問題が長らくあったため、Spotifyの本格的な上陸がかなり遅れましたが、ここからアメリカのように日本の音楽産業もストリーミングサービスによって上向きになっていくのかどうか非常に楽しみですね。

僕らにとってのSpotify

ところで僕らDTMer、もしくは自分たちで自主活動している音楽家にとっても、Spotifyのようなストリーミングサービスは現在有効なマネタイズ方法となっているのでしょうか?

僕の場合ですが、実際ストリーミングサービスを利用して音源を配信していますが、ぶっちゃけ収益性はかなり低いです、、、。ダウンロードの方がマシ。

一回再生されるあたり大体1円ぐらいが還元されていると思うのですが、いかんせん一般的に超無名なもので すから、再生数自体が雀の涙ほどしかありません(涙)

現在ストリーミングサービスの恩恵をフルであずかているのは、メジャーの中でも特に人気のあるアーティストに限られているのでしょう。

とはいえ一再生1円還元されるというのは YouTube に比べるとかなり高単価なのですと。巷ではSpotify、かなり高く評価されています。

逆に言うとYouTubeがボリすぎという説も、、、。

ということで小規模な音楽活動する場合はストリーミングサービスを利用するよりも、ダウンロード販売もしくは CD、レコードのようなフィジカルな音源を売って行った方がマネタイズしやすい気がします。現状。

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音楽レーベルの希薄化

またお二人の対談の中に出てきた話の中で殊更興味深かったのが、Netflixを例にとった定額制サービスが今後もたらす、音楽レーベルへの脅威についての見解です。

Netflixは視聴者から集めた資金を再投資する形で、独自のコンテンツ制作し、それが現在高い人気を博しているようです。

もしこれと同じことを、仮にSpotifyが行なったとしたら?

集まった資金を、分配金とは別にアーティストに直接再投資する。

そしてそのアーティストはその資金をもとにしてさらなるコンテンツを製作していく、、、。

まさに今までレコード会社が行ってきたこと(原盤権を基盤にしたビジネスモデル)をSpotifyのようなストリーミングサービスが主体となって行うようになったら、音楽レーベル自体の存在意義が崩壊してしまう可能性があると言った話です。

確かにこのようなサービスが展開されるようになったら、ミュージシャンとしてはより直接的な(おそらく契約内容も既存のレコード会社と比べよくなるはず)資金調達の経路が出来上がるので、スポティファイと直接契約したいと言うビッグなアーティストも少なからず出てくることでしょう。

う〜ん、そうなるとちょっと音楽レーベルにとってはキツくなりそうですね( •́ .̫ •̀, )

ちなみに音楽プロダクション(いわゆる事務所)は、アーティストのライブチケットや物販といった収入源があるのでうまく規模感を整えていけば存在意義が薄れていくことはまだまだないと思います。

あくまで僕の個人的見解ですが。

とにかくストリーミングサービスというのはこれからの音楽産業にとって大きな可能性を秘めていながら、うまくその流れを吸収していかないと火傷ではすまないようなダメージを受けてしまうかもって感じなのかなと。

まあ、僕らにとってはどうでもいいことなんですけど。

日本の音楽産業は、トップで活躍している有名アーティストにお任せしちゃいましょう。

けれども「そこに自分も行くんだ!」と言う強い志を持った方も少なからずいらっしゃると思います。

是非これからの日本の音楽産業を盛り上げてください!

僕個人は、もう自由に音楽を楽しむことしか頭にないです(;´༎ຶД༎ຶ`) !

僕らにとっては何一つ不安要素はない

音楽産業がこれからどうなっていくのか、いち音楽を嗜むものとしては非常に気になっているところではありますが、間違いなく個人個人で活動するミュージシャンにとってはどんどん追い風に変わる時代となっていくでしょう。

逆に音楽レーベルが消え去った未来の世界を見てみたいような気もします、、、。

音楽自体は決してなくならないので、人々の音楽の楽しみ方がただ変わっていくだけでしょう。

とにかくこれから僕が望むのは、音楽家への対価の割合がもっと多くなってくんないかなということ。

どうでしょうか。

色々なサービスが増えてきて便利になりましたが、まだまだ手数料が割高な気がします。

音楽業界も必死です

システムが変更されていく。もう今まで通りにはいかなくなるかもしれない。

そうなるとみんな必死になってきます。

 

鈴木 : 生活できればいい、ぐらいの感じでやってる人は、それでいいじゃん、ということかもしれないけど。

竹中 : でもそれで成功すればいいけど、成功しなかった場合、言っちゃ悪いけどゴミ以下、誰も知らない、みたいなことになる。ミュージシャンとして、自分の曲を聴いて欲しいという欲求と矛盾すると思うんですよ。なのでレーベルという仕組みはすごくよくできてると思うんです。今回の対談にあたって〈unBORDE〉の作品をまとめて聴いたんですけど、鈴木さんの目指すものがその向こうに見える気がするんですね。

 

この会話はひどい(笑)

僕のような無名ミュージシャンにも息をさせてください:(´ཀ`」 ∠):

ゴミ以下なんて言わないでん

これからの音楽家はより自由に、ニッチに稼いでいけば良い

音楽業界のお二方とは真逆の意見となりますが、

僕はこれからの音楽家はどんどんニッチに自分の好きな音楽を作りながら、濃いファンを作っていけばいいと思っています。

とはいえ何千人何万人の前で演奏をすること自体が夢なミュージシャンもいらっしゃると思います。

その方はぜひその夢を叶えてください!

ただ、もしその夢が途中で潰える、もしくは夢を叶えたその後時を経て人気が下降してしまったとしても、応援し続けてくれるファンへしっかりと音楽を届ける方法があると言うことを忘れないでください。

どんな形であれ、音楽を止める必要は最早ない時代になってきています。

僕は、副業としての音楽を強くお勧めします。最強です。

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まとめ

以上、大昔メジャーレーベルで活動していたバンドマンが思った、とある対談記事への感想でございました。

現在大活躍しているミュージシャンも音楽業界にとってはやはりソフトであるという面は否めません。

爆発的な人気を10年20年継続していけるアーティストがどれくらいいるでしょうか。

僕はこれからの音楽というものはどんどん小規模化していき、無駄もどんどん消え、商業的な側面に踊らされることなくミュージシャンが表現活動をできるような世界になっていくと思っています(そうだと良いな)。

音楽よ、永遠なれ(´;◞౪◟;)

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