AMPEX 600真空管マイクプリアンプのレビューです(´◔౪◔)◞
AMPEX 600は持ち運び可能なサイズの小型オープンリールテープですが、その「アンプ部分の音が良い」ということで、一部マニアにREC用途で使われています。
AMPEXはUADプラグインにもなっています(`・ω・´)米国メーカー。
*過去記事を加筆修正しました
目次
本来のフル装備状態はこんな感じ
本当はこの状態がフルの形。
動画の音が最高にヴィンテージでかっこ良いですね(;´༎ຶД༎ຶ`)
本体下部分が、アンプです。
モノラルです。
やっぱりオープンリールの音は、DTMとは全く違う質感です。
好きな人にはたまらない!
DTM上でここまで再現できたらもう、、、鼻血で失血死しちゃうでしょうね。
-アンプ内部-
アンプ内部の配線はPCB基盤などなく、全て空中配線されています。
これだけでもなんか、感動します。
ヴィンテージですね〜
インプットトランスについて
海外の掲示板ではAMPEX 600のインプットトランスを、UTC製に変更すると更にベターだと言われてます。
僕が入手したものもトランスが変更済みの個体でした。
オリジナルがなんだったのか?は不明です、、、。
UTCはアップグレード的ポジションとして海外の掲示板でよく目にするメーカー。
別記事にも書かせていただいているFairchild 602でもインプットトランスをUTC製に変えるMODが流行っていたみたいです。
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日本じゃまず耳馴染みがないブランドですよね。
日本で言うタムラみたいなポジションなんですかね、、。
AMPEX 600の音について
僕の手元に来たAMPEX 600は、ろくにメンテナンスもされていない状態&流石に古い機材と言うことで、音質はクリアーな感じではなく、イメージ通りのウォーミーな感じでした。
少しかすれるような、そして倍音がじゅわっと滲み出るようなイメージ。
正に見たまんまな音です(笑)
S/Nはあまりよろしくなく、リボンマイクとかは使えないレベル。
最低でもゲイン高めなダイナミックマイクからと言った感じ。
ファンタムもないので、コンデンサーマイクを使う場合は別途外付けファンタムを用意する必要があります。
もしくは真空管マイクを使うとかがおすすめです(´◔౪◔)◞
真空管マイクとの相性はかなり良かったですね〜。
ハイファイにしたくないソースに抜群でした。
まとめ
少しのくすみと、ふくよかな倍音と。
当時AMPEX 600は割とリーズナブルな価格でした。
最近は物自体が出ているのか、、、どうかは謎。
古い機材がどんどん市場に出なくなってますね。
もし見つけても、一応状態だけは入念にチェックした方が良いでしょう( ・ὢ・ )
ATR-102 Mastering Tape Recorder
UADのプラグインはこちら。
全然見た目が違いますね。
このプラグインもアナログ感付与に役立ちますが、、、やっぱり実機の方が濃厚です。
最後までお読みいただきありがとうございました!