200V電源を導入してから、僕のDTM環境ではモニターのしやすさがかなり変わりました。
音のベールが剥がれて、細かい部分まで見えやすくなる。そんな感覚があります。
ただ、当時は「なんとなく良くなった」と感じていただけで、100Vと200Vをきちんと比較したことはありませんでした。
そこで今回は、通常の100V壁コンセントと、200Vをダウントランスで100Vへ落とした環境を使い、録音とミックスを4パターンに分けて比較しています。
先に結論を書くと、録音データ自体の差は思っていたより小さく、モニター時の違いの方がかなり大きく感じました。
僕自身、もっと録音そのものに大きな差が出ると思っていたので、この結果は少し意外でした。
実際の比較音源もそのまま残しているので、聴き比べながら見てもらえると思います。
*過去記事を加筆修正しました。
目次
100Vと200Vを録音・ミックスで比較した条件
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比較したのは、通常の100V壁コンセントと、200Vをダウントランスで100Vへ変換した電源環境です。
僕の環境では、200Vをそのまま機材へ入れるのではなく、プロケーブル製のダウンアイソレーショントランスを通して100Vへ落として使っています。
比較対象はシンプルで、
- 通常の100V壁コンセント
- 200V → ダウントランス → 100V環境
この2つです。
ポチップ
比較音源の条件
今回は、録音時とミックス時の電源環境を組み合わせて4パターン作りました。
- ① 100Vで録音 → 100Vでミックス
- ② 100Vで録音 → 200Vでミックス
- ③ 200Vで録音 → 100Vでミックス
- ④ 200Vで録音 → 200Vでミックス
録音はエレキギター2本をラインで収録し、ドラムはソフト音源を使用しています。
DAWはLogic、オーディオインターフェースはUAD Apollo 8です。
録音側だけでなく、ミックス時の電源環境を変えたときにどう聴こえるかも含めて比較しています。
4パターンの比較音源
実際の音源はこちらです。再生時はボリュームに気をつけてください。
100V録音 → 100Vミックス
100V録音 → 200Vミックス
200V録音 → 100Vミックス
200V録音 → 200Vミックス
どうでしょうか。
僕は比較前、もっと大きな差が出ると思っていました。
比較すると録音の差は思ったより小さかった
実際に聴き比べてみると、録音データ自体の違いは意外とわずかでした。
200Vで録音しただけで、音が劇的に変わる。少なくとも今回の比較では、そこまでの差は感じません。
これは僕自身ちょっと意外でした。
200Vを導入して普段のモニター環境ではかなり変化を感じていたので、録音データにももっと大きく出ると思っていたんです。
今回の条件はギターのライン録音とソフト音源なので、マイク録音など条件が変われば結果も変わる可能性はあります。ただ、今回の比較だけを見ると録音差は小さいです。
一番大きく感じたのはモニター環境の違い
DTM DRIVER!
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一方で、ミックス時の聴こえ方はかなり違いました。
200V側でミックスした音源の方が、僕には音の輪郭がはっきりして、音圧や音像が前に出るように感じます。
100V側は少し奥まって聴こえる印象です。
そして何より、実際に作業しているときのモニターのしやすさが違いました。
100Vでは全体的にぼやけて聴こえ、僕には200V側とは別物レベルに感じました。
ここは録音データの差より、僕にはずっと大きく感じられました。
200V側は輪郭と音像が前に感じられた
200Vでモニターしていると、輪郭が見えやすく、前後関係も判断しやすく感じます。
以前から「音のベールが剥がれる」と感じていたのは、録音データそのものより、こうしたモニター時の聴こえ方の変化だったのかもしれません。
100V側は少し奥まって聴こえた
100V側では、同じ音源でも少し奥に下がって聴こえる感じがあります。
その分、細かい調整をするときに200V側の方が判断しやすい。僕はそう感じました。
200V導入で僕が一番価値を感じた部分
今回の比較で一番はっきりしたのは、僕にとって200V電源の価値は録音そのものを劇的に変えることより、モニター環境を整えることにあるということです。
録音差は思っていたより小さい。
でも、モニター時の聴こえ方はかなり違う。
この差があることで、僕はミックス時の判断がしやすくなりました。
200Vを導入してから元の環境へ戻ろうと思わなくなったのも、たぶんこの部分が大きいです。
逆に言えば、録音した音そのものが一気に別物になることを期待すると、少し違うかもしれません。
まとめ
100Vと200Vを録音・ミックスで比較してみると、結果はかなりシンプルでした。
- 録音データの差 → 思っていたより小さい
- モニター時の差 → 僕には明確に大きい
200V電源は、僕の環境では録音を劇的に変えるものというより、モニター時の見通しを良くしてくれる存在でした。
音の輪郭や前後関係が見えやすくなり、ミックス時の判断もしやすい。そこに一番大きな価値を感じています。
比較前に思っていたほど録音差は大きくありませんでしたが、だからこそ今回あらためて比べてみてよかったです。
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