旧東ドイツの国営音響メーカーで、東欧のNeveと称されるRFZ V781の記事です。
めっちゃマニアックなマイクプリですが、評判どおり素晴らしい音色でした。
昔使っていた時の記録です。
*過去記事を加筆修正しました
目次
独特の質感、影のある音
このマイクプリは1つのモジュールに2ch分アンプ回路が入ってます。
60dBゲインのクリック式スイッチと微調整用の小さなトリムで音量設定します。
RFZのパラメトリックEQW 734同様トランスはインプットのみでアウトプットには搭載されていません。
通常配線する場合はアウトはアンバランス出力です。
ご覧の通り内部の作りを見るだけで、胸がいっぱいになります、、、。
ものすごくレトロ。
配線も非常に丁寧にされています。
パーツ類は旧東ドイツ製だけあってあまり見たことがないブランドばかり。
同時代のNeumannなどの西ドイツ製マイクプリとは部品の感じが全然違います。
ベルリンの壁って本当にドイツを分割していたんだなーと感じます。
経年劣化で交換しなければならないコンデンサー類は、今ではなかなか同じものを手に入れるのが難しそうです。
僕は以前でebayで大量に出品されているものをまとめ買いしてました。
意外とすごく安かった気がする、、、。
いやー、NEVEも中身を見るとグッときますが、ドイツ機材は更にグッときます。
いちいちパーツのデザインがカッコ良い、、、。
もうなんかいい音しかしなさそうですもん。
どういう時に使うとハマるか
このマイクプリは結構万能ですが、どちらかというと“足し算”で効くタイプです。
例えば、
- 少し無機質な音にニュアンスを足したい時
- シンセやピアノに“影”を加えたい時
- 強い音同士を自然にくっつけたい時
こういう場面で使うと、この機材の良さがはっきり出ます。
逆に、最初から太さやパンチ、分かりやすい元気さを求める用途だと、Neve系やAPI系の方が合います。
このRFZは“主役を張る音”というより、トラック同士の関係を整える方向で効いてくる印象です。
RFZ AU 43 outputトランスを加えると更にGood
RFZのモジュール共通で使えるアウトプットトランスのAU 43。
これをV781のアウトに接続することで、バランスアウト化。
さらに音質的にももう1段階当時の雰囲気に変わります。
音質は非常に味わいがあって、アンバラだと少しもやけていたような感じがびしっと整うイメージ。
アンバラも、雰囲気があっていいですけどね!
RFZ系機材は他のブランドのどれとも似ていません。
しかし、しっかりとした音をしていますので、
楽曲の彩りに「もうひと味ほしい!」という時に役立ちます。
まさにダークホース的存在。
ボーカルトラックにもちゃんと使えてしまうくらいの存在感あり。
動作電圧は-24vです。
こちらのサイトで更にとても詳しく解説されています(現在リンク切れ)
僕もここでRFZの存在を知りました。
RFZの隠れ名EQ W734aの記事はこちら👇
DTM DRIVER!
RFZ W734a EQレビュー|旧東ドイツ製の渋いヴィンテージEQ | DTM DRIVER!
RFZ W734a EQを実際に使用したレビューです。旧東ドイツ製ヴィンテージEQの特徴、音質、RFZというブランド背景、独特な質感について実体験ベースでまとめています。
まとめ
ひと昔まえは割とebayなどで見かけてましたが、最近はあまりみませんね。
運が良ければ安価で入手出来る可能性がある隠れ名品です。
Neveとはまた違うカラーですが、人と違う音を目指す方におすすめ!
現在はRFZ V742dというラインアンプ(本来は違う使い方のようです)を、アナログ出しでたまに使ってます。
ピアノやシンセを通すと雰囲気が加わってたまりません。好き。
RFZ系の音がほんと好みなようです。
最後までお読みいただきありがとうございました!