Universal Audio VOLT276の実機を購入したのでファーストレビューです。
プロも愛用のUAが2〜4万円台のオーディオインターフェースを発売。
Apolloシリーズとは方向性が全く違う製品ですが、一体どんなアイテムに仕上がっているのでしょう。
予約していた本機が先日届いたので、早速使ってみました。
アコギを録音した比較音源もあります!
*2021年の記事をベースに、2026年時点での評価を加え加筆修正しました。
目次
Universal Audio VOLTとは?
Universal Audio VOLTは、同社のApolloシリーズとは違った方向性の新しいラインナップ製品です。
Apolloシリーズはプロ〜ハイアマチュア向けなので、DTMを始めたばかりの方には手が出しづらい価格。
そこで、音質や使い勝手は妥協せず、且つ価格を抑えた製品を目指して開発されたのがVOLTだそう。
SSL2辺りのシェアを狙っているなのかな?と思います。
という事で、
ポチップ
一番安いVOLT1は、なんと2万円台から。
ポチップ
VOLT2はインプットchが2つに。その分若干値段が上がります。
ポチップ
そしてもう一つ、VOLTには末尾に「76」がつくシリーズがあります。
こちらにはなんとUA1176風味のコンプレッサーが付いています!
UA1176はご存知FETコンプの大定番機!現行の単体機は50万近くします、、、。
完全プロ仕様の機材。
VOLT176にはこの高級コンプをシミュレートした回路が搭載されています。
ポチップ
そして今回僕が買ったのがこれ。
VOLT276!
入力と1176コンプが2ch分のタイプ。
VOLT176とあまり値段が変わらなかったので276にしちゃいました。
ちなみにVOTLシリーズはApolloで使えたUADプラグインは使用できません。
その代わり、アナログ回路で往年のUniversal Audioサウンドをシミュレートできる製品となってます。
アナログでアナログをシミュレート。
デジタルシミュレートを極めたUAらしい、一周回ったような進化ですね。
マイクプリやコンプの音がどんな感じなのか?
非常に気になりますが、それは後ほど、、、!
現在UAD Spark、及びNative版リリースにより一部UADプラグインが使用できるようになっています!
箱開封!
それでは実物レビューを!
箱です。
箱の中の箱。高級感があります。
カモン!UA!
本体の下には薄い箱が一つだけ。内容物は非常にシンプルです。
この中にケーブル類が入ってました。
本体!
これまでレビューしてきたどのオーディオインターフェースとも被らないデザインです。
非常にナチュラルな雰囲気が高感度◎
上部の操作パネル。
チャンネルゲイン、コンプレッサーボタン、VINTAGEボタンで入力の音色を作るようです。
VINTAGEボタンをONにすると、UA610という真空管式マイクプリアンプ(を彷彿とさせる)音色を再現できるのだそう。
こちらはVOLT1、2にも標準装備されています。
UA610はUADプラグインにもなっていて、僕もAPOLLOでよく使います。好き。
右側には大きなモニター用のノブ。
DIRECTボタンをONにすると、PCを経由せず直接演奏時の音を聴けるため、遅延(レイテンシー)0でモニターできるようになります。
このボタンはあると非常に便利。
パネル前面部分。
入力端子は、
を兼任するコンボジャックになっています。
ギターやベースをシールドで繋ぐ時はINSTボタンをONにします。
ファンタム電源(48v)は2ch共通で独立して使用は出来ない模様。
背面パネル。
MIDI端子付いてます!
個人的に電源ボタンがあるのがとても嬉しい!!
これがないデスクトップタイプAIFが意外と多いのです。
接続はUSB-Cケーブルにて。ちなみに規格はUSB2.0です。
5VDCジャックに電源を繋げばPCに繋がずスタンドアローンで
として使用できるみたいです。
これもSSL2と似てますね!
5VDCはスマホの充電器と同じ電圧なので、
スマホ用のUSBアダプターに繋いで使うこともできます!便利です。
モニターアウトはフォンジャック。
そしてVOLT側面には特徴的な木のパネルが装着されています。
買う前は木のパネル風な「プラかな?」って思ってましたが、木でした。
温かみを感じる見た目はどのデスクにもマッチしそうです。
底面にはゴム足が付いてます。
サイズ感ですが、MOTU M2とほぼ変わりません!
つまりとても標準的なサイズの2chオーディオインターフェースと言えます(MOTU M2がとても普通なサイズです)
奥行きもほぼ同じ。
若干UAの方が高さがあります。
そして最後に付属品を。
USB-A &USB-Cのケーブルが一本と、
先ほど書いたスタンドアローン用の5VDC供給用のケーブルが一本付いてました。
VOLTには豪華な付属ソフト類もあるようなのですが、どこからDLするんだろう、、?
調べないと現状わからないんですが、
- Marshall Plexi Classic Amp Bundle (Softube)
- Ableton Live 11 Lite
- Melodyne Essential (Celemony)
- Ampeg® SVT-VR Classic Bass Bundle (Plugin Alliance)
- LX480 Essentials (Relab Development)
- Virtual Drummer DEEP (UJAM)
- Virtual Bassist DANDY (UJAM)
- LABS (Spitfire Audio)
が無料でもらえるみたいです。
それでは、PCに繋いでみましょう!
PCに繋いでみる
僕はMACユーザーです。
早速USBA-Cケーブルで本体を繋いでスイッチオン!
一発で認識されました!
特にドライバも必要ありません。
プラグアンドプレイ!
そしてやっぱり電源ボタンがあると嬉しい。
音を聴いてみる!
音を聴いてみます!
今回聴き比べ用にVOLTとMOTU M2と、
Universal Audio Apollo ×6とを交互に聴いてみました。
VOLTはどんな音なんでしょう??
レンジが広くクリアでモニター向けな音!
VOLTをパッと聴いた印象は、
- レンジが広くクリアでモニター向けな音!
- 価格を考えるとヤバい(いい意味で)音です
- RME系?
と思いました。
MOTU M2もやっぱりいい音なんですが、VOLTの方がシャッキリした鳴り方な気がします。
APOLLO X6は流石に上位機種だけあってこの3つの中では一番ローやミッドがしっかりして高域も見えやすい音をしていました。
意外だったのがVOLTとAPOLLOのチューニングの方向が違う点。
先にも書きましたが、VOLTはどちらかというとRMEみたいなクリア系の音に感じます。
個人的にはもう少しミッドが濃厚だったら唸ってしまったなと(笑)あくまで個人的に。
しかし!
販売価格を考えると、驚異的な音です。最近のAIFは本当にすごいです。
VOLTはとてもモニター向きな音。十分DTMで活用できるはず!
逆にリスニング用だったらMOTU M2とかで十分だなと思います。
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さて、ここまでずいぶん文字書いてきましたが更にいきます!
マイク録音してみましょう!
VOLTの真髄はなんといっても音声入力時のシミュレート機能!
マイクプリとコンプレッサーの質感を知らずに終われません。
今回マイクはノイマンM149を使用。
これでアコギを2トラック録音します。
録音したデータはプラグイン類は一切入れていません。
録ったままの音です!
フェーダーのみで各ファイルの音量を合わせてます(ばらつきある点ご了承ください、、、!)
過去に録音した別のAIFデータも比較音源として並べます。
- MOTU M2
- APOGEE DUET3
- RME Babyface Pro fs
の4つを選びました。
わりかし最近録音したデータです。
と言っても一年以上経っているものもあり、毎回マイキングの違い、弦の状態の違い、ピッキングの違い、、、ありますので、あくまで参考程度に考えてください。
全てマイクは同じになっています。
録音したアコギは左右にパンで振っています。
*他にもかなり膨大な他機種データあります。よろしければページ最後のリンクから気になるページに飛んでお聴きください。
またVOLT76のコンプは3つモードがありますが、今回はGTR(ギター向け)とFAST(早いアタック)タイプを選んでそれぞれ録音したものも並べます。
それでは!
UA VOLT276 プレーン
UA VOLT276 VINTAGEボタンON(UA610モード)
UA VOLT276 VINTAGE+コンプ(GTR)
UA VOLT276 VINTAGE+コンプ(GTR)+ストローク
UA VOLT276 VINTAGE+コンプ(FAST)+ストローク
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感想
どのファイルもかなり違いますが、なんとなく傾向のようなものはわかる、、、?でしょうか。
まずVOLTの音はやっぱりクリアで明るい感じが基本的な特徴なのかなと思います。
なぜか全然違うメーカー、FocusriteのISA ONEを使った時のような感覚が少ししました。
VINTEGEボタンを入れると弦の煌びやかさが増して音に製品っぽさが出るように感じます。
UADのUA610Bを挿した時の音の感じにとても似ていて笑ってしまいました。
アナログシミュレートすごいです。
コンプレッサーを入れると、わかりやすく出力音量が上がります!ので、今回結構下げて音を揃えました。
個人的にはFAST設定のアコギストロークが一番弾いていて楽しかったです(笑)
プレイは微妙ですが、弦の立ち上がりがとても気持ちよく強調されてガンガン弾きたくなりました。
コンプレッサーの設定はスレッショルドもレシオもアタックリリースもなく、ただモードを変えるだけしか出来ません。
しかしその分何も考えずに済むので、一人で宅録する時はこちらの方が便利かもしれません。
繰り返しますがFASTモードはかなりツボります。
歌の録音用「VOC」を今度ボーカリストにお願いして試してみようと思います。
これも良さそうだな、、、。
他機種との比較感想については割愛させていただきます!
MOTU M2の音量がやけに大きくてすみません、、、。
UA VOLTはシンプル&感覚的な操作で音色変化を楽しむマシン!
UA VOLTはギターのエフェクターのように、感覚的に録音作業を楽しめるマシンだなと思いました!
特にコンプレッサーはモードごとの設定が絶妙で、何も考えずに使える状態になっています。
コンプの操作がよく分からなくても、なんかいい感じに仕上げてくれるでしょう!
ダイレクトモニターのおかげでバッチリ遅延なしで演奏できるのも◎!
なぜかこの機能は上位機種には付いていないことがほとんど。
なぜだろう?
コンプ付きとなしどっちがお得?
コンプなしverとありver。
僕的にはありの方をお勧めします!
ポチップ
ポチップ
値段は上がってしまいますが、やはりこのコンプは味わって欲しいと思いました!
また後日、LINE入力でリアンプしながら、もう少しコンプの質感について掘り下げてみようと思います!
エレキギター直のINST入力もちゃんと試してみたいですね。
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まとめ
Universal Audio VOLT276のファースト使用レビューでした!
本格的なマイクプリやコンプが付いた面白いコンセプトのAIF。
フィジカルに音をいじるのが好きな人にはたまらない機材だと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!