マイクは、DTMや宅録の中でもかなり音の違いが分かりやすい機材です。
ただ、「どれが一番良いか」というより、それぞれ役割がかなり違います。
コンデンサーマイク。
ダイナミックマイク。
リボンマイク。
この3種類は、単純な上下関係ではなく、録りたい音や制作環境によって立ち位置が変わります。
この記事では、過去に書いてきたマイク関連記事を整理しながら、録り音の違いをどう考えると分かりやすいかをまとめていきます。
おすすめランキングではありませんが、マイク選びや録り音作りの判断材料としてお役に立てれば!
目次
まず最初に|マイクは“録り音の方向”を決める機材
EQやコンプでも音は変わります。
ただ、その前段階であるマイクの時点で、かなり方向は決まります。
録り音が変わると、
- EQの効き方
- コンプのまとまり方
- ミックスでの残り方
- 空気感
このあたりが全部変わってきます。
だからこそ、DTMでは「まず録り音」がずっと重要視されています。
コンデンサー・ダイナミック・リボン|まずは3種類の違いを知る
マイクの基本は、まずこの3種類です。
- コンデンサー=情報量・解像度
- ダイナミック=成立しやすさ・芯
- リボン=滑らかさ・まとまり
それぞれ根本的に音の方向が違います。
まず全体像を知りたい場合はこちら👇
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コンデンサーマイク|DTMの基準になっている理由
宅録やDTMでは、まずコンデンサーマイクが基準になります。
理由はシンプルで、情報量が多く、後処理しやすいからです。
空気感や細かいニュアンスも録りやすく、EQやコンプにも素直に反応します。
その代わり、部屋鳴りやノイズまで拾いやすいという弱点もあります。
コンデンサーマイクについてはこちら👇
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ダイナミックマイク|今でも残り続けている理由
ダイナミックマイクは、ライブ用というイメージを持たれがちです。
ただ、録音でも今なお強く使われています。
環境ノイズや反響に強く、芯が残りやすい。
特に、宅録環境ではむしろ扱いやすい場面も多いです。
ダイナミックマイクについてはこちら👇
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リボンマイク|古いのに今も使われる理由
リボンマイクはかなり特殊です。
コンデンサーほど細かくなく、ダイナミックほど硬くない。
その代わり、独特の滑らかさや音楽的なまとまりがあります。
特に、アコギや柔らかいボーカルではハマる場面がかなりあります。
リボンマイクについてはこちら👇
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録り音の違いは“質感”で考えると分かりやすい
マイクの違いは、周波数特性だけで説明すると分かりにくいです。
実際は、もっと“肌触り”に近い違いがあります。
- コンデンサー=細かく透明な粒子感
- ダイナミック=粘りと芯
- リボン=滑らかで柔らかいまとまり
この感覚で理解すると、かなり整理しやすいです。
質感の違いについてはこちら👇
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ファンタム電源は“最初の壁”になりやすい
コンデンサーマイクを使う時、最初に迷いやすいのがファンタム電源です。
48Vボタンですね。
ここは難しく考えなくても、まずは
この理解で大丈夫です。
ファンタム電源についてはこちら👇
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配信は“マイクの使い方”でかなり変わる
最近は、DTMより先に配信でマイクを使い始める方も増えました。
ただ、配信音質は機材だけでは決まりません。
距離。
角度。
空気感。
このあたりでかなり変わります。
配信でのマイクの使い方はこちら👇
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アコギ録音は、マイクだけで決まる世界ではありません。
マイキング位置。
距離。
ボディ鳴り。
バンドの中での役割。
このあたりがかなり重要です。
アコギ録音の考え方はこちら👇
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まとめ|マイクは“上下”ではなく“役割”で見ると整理しやすい
コンデンサーマイクが一番偉い。
ダイナミックは下位互換。
リボンは特殊。
実際はそんな単純な話ではありません。
それぞれ、録り音の方向や役割が違います。
だからこそ、DTMや録音では「何を録りたいか」で選び方が変わります。
まずはコンデンサーを基準にしつつ、必要に応じてダイナミックやリボンへ広げていく。
この流れが、録り音を整理するうえではかなり分かりやすいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!