アコギ録音って、マイク選びも大事なんですが、それ以上に悩むのがマイキングです。
僕も最初は「とりあえず正面から録ればいいのかな?」と思っていました。
ただ、実際に位置や向きを変えながら試していくと、かなり音が変わることに気づきました。
僕は、EQで調整する以上に変化を感じることもありました。
今回は、マイキング位置によってどう音が変わるのか、僕が録音してきた中で感じた基本の考え方を整理します。
目次
結論|僕はEQより先にマイク位置と向きを調整する
アコギは、マイクの位置と向きを変えるだけでも録り音の方向がかなり変わります。
僕が特に変化を感じるのはこのあたりです。
なので僕は、「録ってからEQでなんとかする」より先に、マイク位置と向きである程度方向を決めるようにしています。
アコギは狙う場所で拾う成分が変わる
アコギは、一か所だけから音が出ている楽器ではありません。
- 弦のアタック
- ネック周辺の響き
- ボディの鳴り
- 空間に広がった音
こうした成分が混ざって、最終的な録り音になります。
つまり、マイクをどこへ向けるかによって、どの成分を多く拾うかが変わります。
アコギ録音で使ってきたC451BとKM184の違いはこちらでまとめています。
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僕が基準にしやすかったのはネック寄り
ネック付近
どこから試すか迷った時は、ネック寄りを基準位置として試しやすいです。
ボディ感へ寄りすぎず、比較的自然なバランスを作りやすい位置です。
サウンドホール側ではボディ感と低域が増えやすかった
ホール付近
- 低域が増えて感じやすい
- 太さが出やすい
- 位置によってはこもって感じやすい
サウンドホール側へ寄せると、ボディの鳴りや低域を強く感じやすくなります。
単体では太さとして気持ちよく聞こえても、バンドの中では少し扱いにくくなることもあります。
30〜70cmほど離すと空間を含んだ音になった
少し離した位置(30cm〜70cm)
- 空気感が出やすい
- まとまりを感じやすい
- 自然な音に感じやすい
30〜70cmほど離して録ると、アコギ本体だけでなく、その周りの空間も一緒に入ってくる感じがあります。
単体で聴くと、このくらい離した音は自然に感じやすいです。
ただし、空間を多く含む分、ミックスでは少し埋もれやすくなることもあります。
マイクは真正面から狙わなくてもいい
ここも、実際に録っていて大きいと感じたポイントです。
最初はマイクを真正面から向けるのが正しいと思っていましたが、ダイアフラムの向きを少し変えるだけでも音の印象は変わります。
少し角度を外して狙った時に出やすい変化はこのあたりです。
- 高域が落ち着いて感じる
- 耳当たりが柔らかく感じる
- 音がまとまって感じる
逆に、真正面から狙った時にアタックが強く感じるケースもありました。
これはマイクの特性や狙う場所でも変わるので、角度を外せば必ず良くなるという話ではありません。
ただ、少しずらすだけでも変化が出るので、位置だけでなく向きも一緒に試す価値は大きいです。
曲や編成によって使いやすい位置は変わる
マイキングには、どんな曲でも使える絶対の正解があるわけではありません。
曲や編成によって、だいたいこんな方向から考えると整理しやすいです。
- バンド → 抜けを意識する
- 弾き語り → 自然さを意識する
- ソロ → 空間も含めて考える
同じアコギでも、曲や構成によって必要な音は変わります。
マイキングで先に方向を作ることで、後から無理にEQしなくても曲へ馴染ませやすくなることがあります。
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まとめ
アコギ録音は、マイクの性能だけで決まるものではありません。
僕は、マイクの位置と向きを変えるだけでも、録り音の方向がかなり変わると感じています。
そして重要なのは、「その曲に合っているかどうか」です。
EQを触る前に少し位置や角度を変えて録り比べるだけで、欲しい方向へ近づけることもあります。
まずは一か所に固定せず、少しずつ動かしながら聞き比べてみるのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました!