RADIAL Reamp JCRを使って、DAW内のエレキギターファイルをリアンプしてみました(´◔౪◔)◞
今回も色々と収穫がありました。
なかなかいい感じにするのは難しそうですが、、、( ・ὢ・ )
しかし、RADIAL Reamp JCRのリアンプボックスを使った音作りには多くの可能性を感じました。
目次
RADIAL Reamp JCRとは
RADIAL Reamp JCRは、DI BOXで有名なカナダ発RADIAL社の製品。
RADIAL ( ラジアル ) / JDI サウンドハウス
パッシブタイプのDI、JDIや
RADIAL ( ラジアル ) / J48 サウンドハウス
アクティブタイプのDI、J48が特に有名です(`・ω・´)使っているバンドマン多いんじゃないでしょうか。
パッシブタイプの「JDI」には高品質なJENSEN製トランスが使われているのも特徴。
DI BOX(ダイレクトインジェクションボックス)はご存知、ギターやベースなどのハイインピーダンス信号をマイク出力と同じローインピーダンス信号に変換する機材。
アコギのピックアップ出力を直接ミキサーのマイク入力に送るときや、ギターをオーディオインターフェースに直接挿す時は漏れなくDIを通ってます(別名HI-Z入力)
なぜ信号を変換しないといけないのか?はこちらの記事にて詳しく書かせていただいております(`・ω・´)
RADIAL ( ラジアル ) / Reamp JCR サウンドハウス
そして今回レビューするRADIAL Reamp JCRは、DIとは逆!
ライン信号をギター/ベースと同じハイインピーダンス信号に変換するためのボックスになります。
何に使うのか?
というと、例えばDAWにDI(HI-Zイン)経由で録音したギターを、後からリアルなギターアンプを鳴らしてマイクで再録音したい場合など使います。
DAWから音を出す場合、オーディオインターフェースのライン出力からになります。
ラインレベルの音を直接ギターアンプに繋ぐとインピーダンスが合わないため、音質が変わったり音割れの原因になります。
そこを解決するのが、逆DI、つまりRADIAL Reamp JCRの役割ということです(´◔౪◔)◞
リアンプについてはこちらの記事に。
RADIAL Reamp JCRはただ単にインピーダンスを変換するだけでなく、痒いところに手が届く、まさにリアンプに特化した製品でした。使ってみたら、目から鱗な完成度!
RADIAL Reamp JCRの実物レビュー
それでは、RADIAL Reamp JCRの実物レビューです!
箱です。
オープンザBOX!
保証書が入ってます。
マニュアルやステッカーも。代理店はエレクトリさん。
日本語マニュアルははかなり丁寧に使い方を説明してくれてます。
これを見れば使い方はバッチリ(`・ω・´)
本体!
本体はかなりがっしりとした金属ケースです。JDIなどと一緒ですね。
裏面は滑り止めが全面に貼ってあります。滑りません。
側面その1。
- ライン音源をバランス入力できるフォンのINPUT
- HI-Zインピーダンス&アンバランス出力するフォンOUTPUT
- ミュートスイッチ
- ローハイパスフィルター
- アウトプットレベルのコントロールつまみ
が配置されてます。特にアウトプットレベルをコントロールできるつまみは非常に便利!
ギターアンプの入力レベルを適切にコントロールできるので、アンプへの過大入力を防げます。
ローパス、ハイパスフィルターは場合によっては便利でしょう。僕は使う場面あんまりなさそうです。
側面その2。
- ラインアウトをバランス接続できるXLRコネクタ
- 位相反転スイッチ
- グランドリフトスイッチ
が配置されてます。
ライン入力は先程のフォンからでも、こちら側のXLRコネクタからでもできます。
グランドリフトスイッチはノイズがグランド回路をループしている時、グランドを浮かせるためのスイッチ。
リハスタやライブハウスでは非常によく使うスイッチです(`・ω・´)
リハスタを借りてリアンプする場合など、ノイズが気になる時はON OFFで試してみると良いでしょう。
DIみたいなボックスですが、割と機能豊富です。
しかもパッシブで電源不要。
RADIAL Reamp JCRにもJENSENトランスが使われているので、音質はバッチリです(´◔౪◔)◞
ということでリアンプを試してみました!
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リアンプでギターアンプを鳴らす
まずDAWに録音したエレキギターの裸素材(HI-Zinから録音した音)をラインアウトしてギターアンプを鳴らしてみます。
鳴らすアンプは先日買ったVOX MV50 AC。宅録にぴったりの人気ギターアンプです。
VOX MV50 ACはキャビからも当然音を鳴らせますが、同時にラインアウトもできる端子が付いています。
- リアンプでVOX MV50 ACを鳴らしマイク録音する
- リアンプでVOX MV50 ACを鳴らしラインアウトから録音する
今回この二つの違いをリアンプを使い実験してみました!
どちらにせよ、リアンプでVOX MV50 ACを通し、真空管(Nutube)らしい質感を裸ギターに付け加える実験です。
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録音してみる
それでは、録音してみます!
今回使う音源はこれ。
再生音量にお気をつけください!
ギターはオーディオインターフェースのHI-Zinから録音したままの音です。
このギターの音をリアンプしてみます。
使用したギターはフェンダーのテレキャス(センターピックアップ)
オーディオインタフェースはPrism Sound Titanです。
マイク録音にしたマイクは、
- ROYER R121
- SHURE SM57
- AKG C414 XLS
の3本を試してみました。
マイクプリはNeve 33115を使いました。
ギターアンプの設定はクランチの歪みになる設定にしました。
録音したギタートラックにはコンプだけ挿して-1.0dbほど潰してます。
それ以外はEQ等プラグインは一個も入れてません。
それでは、色々試した結果をファイルにした結果がこちら( ・ὢ・ )
再生音量にお気をつけください!
リアンプでGtアンプを歪ませてマイク録音した音源
リアンプで鳴らしたVOX MV50 ACのラインアウトから録音した音源
元の音源をLogic Proのアンプシュミレーターで鳴らした音源
*ROYER R121で録音した音に近づけましたが、、、全然うまく行きませんでした
感想
リアンプでギターアンプを鳴らして録音した音はそれぞれこんな感じになりました!
、、、録音している時は意気揚々でテンションアゲアゲ(´◔౪◔)◞!!
でしたが、冷静になって並べて聞いてみると、マイク録音ってとても難しいんだなと改めて痛感致しました、、、。
アンプのマイク録音とライン出力の録音では、当然っちゃ当然ですが全然音が違いますね。
ラインの音は空気感がない分、音が直接的。
マイク録音はいわゆるマイクで録った音です。
マイク録音の場合は、更にアンプのキャビを変えたら音の感じも全く変わるでしょうし、マイクプリを変えたり、歪み具合を変えても全然変わるだろう感触があります。
- マイク
- マイクプリ
- アンプ
- キャビ
- オーディオインターフェース
- ケーブル
- マイキング
マイク録音ではざっと思いつく限りでも、これだけ音が変わるポイントが盛り沢山。
リアンプのマイク録りは相当熟練しないと、逆に変な音になる可能性の方が高いかもしれません(僕)
引き続き頑張ろうと思います。
それに比べてVOX MV50 ACのラインアウトから録音する方法は、リアンプとしてはかなり簡単ですし、音質的にも良い効果を起こしやすそうだなと感じました。
ラインアウトをアナログ機材に通して録音するのも良さそう(´◔౪◔)◞
と、現時点の僕は思ったのでした。
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どちらにせよリアンプには価値がある
どちらにせよ、うまく利用できるようになれば、リアンプでギターの質感を細かく調整する手法にはかなり可能性を感じました。
こんな酷いリアンプ音を現状作っていてもです(笑)
特にギターアンプの音づくりを自分でギターを弾かずにリアルタイムで行える点がとてもよろしいです。
エフェクターの音をじっくり研究したいときにも効果的だなーと。
自分で弾きながらだと、やっぱり冷静にはなりづらいですし、どうしても先入観(高いエフェクターだからいい音にならないとダメという気持ち)がピッキングの強度にも影響します。あるあるです( ・ὢ・ )
同じ元音源をラインで流しながら、エフェクターごとに録音比較などできるとより正しい評価もしやすくなるのではないかなと思いました。
マイク録音での可能性
今回のマイク録音ではクローズに位置でしかそれぞれ録音しませんでしたが、エアーにも立てて録音するとかなり空気感が増やせてよりいい感じになりそうだなと感じてます。
キャビを鳴らすリアンプだとこれができるのがいいですね。
これはまた実験で今度試してみようと思います(`・ω・´)
マイク録音うまくなりたい。
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まとめ
RADIAL Reamp JCRを使ってエレキギターをリアンプしてみたファーストインプレッションでした!
何度も使ってマイキングやアンプの歪ませ方のコツを掴んでいきたいです。
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / OX サウンドハウス
これも使ってみたいんだよなー。。。お金が欲しい。
ギターのリアンプは楽しいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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