宅録用のモニタースピーカーの選び方についてです。
僕は現在EVE AUDIO SC208をメインで使っています。
ここにたどり着くまで、防音や吸音を試したり、スピーカーのサイズを変えたり、サブウーファーを導入したりとかなり紆余曲折ありました。
その結果、六畳の宅録でモニター環境を作るなら、どこかで「あきらめる」ことも大事だと思うようになりました。
目次
六畳宅録ではモニター環境を詰め切ろうとしない
僕は防音や吸音など、自分でできる対策をいろいろ試しました。
その上で感じたのが、普通の宅録部屋でモニター環境を完全に詰め切るのはかなり難しいということです。
部屋の形、広さ、天井の高さ、壁や床の材質など、同じスピーカーを置いても鳴り方が変わる要素がたくさんあります。
レコーディングスタジオやマスタリングスタジオのように、最初から音を扱う前提で作られた部屋とも条件が違います。
もっと時間とお金をかければ改善できたのかもしれません。
ただ、僕の場合はそこを追い続けるより、宅録の限界を受け入れて別の方法と組み合わせた方が現実的だと判断しました。
DTM部屋の防音や吸音についてはこちら👇
DTM DRIVER!
DTM環境の作り方完全版|防音・吸音・防湿を迷わず整える総まとめガイド | DTM DRIVER!
DTM・宅録環境を整えるための防音・吸音・防湿を一つにまとめた総まとめ記事です。役割の違い、優先順位、失敗しやすいポイント、実際に使ってきた機材や構成まで実体験ベ…
EVE AUDIO SC208は大型でも小音量で使えた
以前の僕は、大きなモニタースピーカーは大きな音量を出さないとちゃんと鳴らないと思っていました。
ところがSC208を実際に使い続けてみると、そこまで爆音で鳴らさなくてもモニターできました。
SC208は8インチクラスの大型モニターですが、僕の環境では普段の制作で使う程度の音量でも使えています。
一方で、床まで響くような低音をしっかり出そうとすると話は別です。
僕は六畳間にYAMAHAの防音室も入れていますが、普段から大音量で鳴らしているわけではありません。
大型モニター=常に爆音が必要というわけではなかった。
これは実際にSC208を使ってみて、以前のイメージと違った部分です。
EVE AUDIO SC208のレビューはこちら👇
DTM DRIVER!
EVE AUDIO SC208モニタースピーカーのレビュー。デカいモニターはメリットもデカいのか? | DTM DRIVER!
EVE AUDIO SC208を実際に導入して感じた音の変化をレビュー。SC205とのサイズ違い、SC208単体とSC205+サブウーファーの比較、大型モニターのメリットとデメリットを実体験…
大型2本より中型モニター+サブウーファーの方が扱いやすかった
低音を確認する方法についても、実際にいくつか試しました。
- 大型モニタースピーカーを2本使う
- 中型モニタースピーカー2本+サブウーファーを使う
両方を試した結果、僕は中くらいのサイズのモニター+サブウーファーの方が扱いやすいと感じました。
大型モニターには余裕のある鳴り方があります。
ただ、低域を別に担当するサブウーファーがあれば、中型サイズでもかなり使いやすいです。
実際に2パターン使った僕としては、モニター本体だけを大型化して低音まで全部出そうとするより、この組み合わせの方がしっくりきました。
サブウーファーをDTMで使った感想はこちら👇
DTM DRIVER!
サブウーファーがあるとDTMのミックスがすごく楽に!その理由とは? | DTM DRIVER!
サブウーファーはDTMに必要か。EVE AUDIO TS107を実際に導入して感じたメリット・デメリット、低音が見えるようになる理由、接続方法、おすすめ機種までまとめた。
ヘッドフォン85%・スピーカー15%に落ち着いた
モニター環境についていろいろ試した結果、僕はヘッドフォン85%、モニタースピーカー15%くらいの割合で制作しています。
ほとんどの作業はヘッドフォンです。
宅録では部屋の影響を避けられませんし、ヘッドフォンなら時間帯を選ばず作業できます。
その上で、スピーカーで鳴らした時の全体バランスを確認する。
モニター環境を完璧にしようとするのをやめた後、この使い分けが一番しっくりきました。
ヘッドフォン中心でも、最後にスピーカーで確認する工程は残しています。
ヘッドフォンでミックスする考え方はこちら👇
DTM DRIVER!
ヘッドフォンミックスは悪手なのか?宅録DTMでおすすめできる理由と注意点 | DTM DRIVER!
ヘッドフォンミックスは本当に悪手なのか、長年ヘッドフォン中心で制作してきた実体験から解説。モニタースピーカー設置の難しさ、ヘッドフォンのメリット、ピッチや低域チ…
EVE AUDIO SC205は小型+サブウーファーで使いやすかった
もう一つ実際に使っていたのがEVE AUDIO SC205です。
SC208よりコンパクトですが、繊細で解像度が高く、細かな音を確認しやすいスピーカーでした。
サイズもそれほど場所を取らず、サブウーファーと組み合わせるとかなり使いやすかったです。
大型モニターを置くことだけが宅録の答えではないと感じた理由の一つでもあります。
EVE AUDIO SC205のレビューはこちら👇
DTM DRIVER!
EVE AUDIO SC205モニタースピーカーのレビュー!キレがあるのに優しい音色の理由 | DTM DRIVER!
EVE AUDIO SC205を実際に使って感じた音の特徴をレビュー。YAMAHA MSP5との違い、選んだ理由、サイズ感、リボンツイーターやDSPの魅力、サブウーファーとの組み合わせまで…
まとめ|六畳宅録ではモニターを役割分担する方が現実的だった
六畳の宅録でモニター環境をいろいろ試した結果、僕はスピーカーだけですべてを解決しようとするのをやめました。
大型モニターも使いましたし、防音室も入れました。中型モニター+サブウーファーも試しました。
その上で落ち着いたのが、ヘッドフォンを中心に使い、スピーカーで確認し、必要ならサブウーファーで低域を見るという使い方です。
宅録では、完璧な環境を作ることよりも、自分の部屋でどこまでできるかを知って役割分担する方が現実的でした。
モニタースピーカーを選ぶ時の基準全体はこちら👇
DTM DRIVER!
DTMモニタースピーカーの基準まとめ|サイズ・部屋・低音で判断する考え方 | DTM DRIVER!
DTM用モニタースピーカーの選び方を、宅録環境を前提に整理した記事です。サイズ・部屋・低音・ヘッドフォンとの役割分担まで、初心者が失敗しにくい基準を実例つきでまと…
最後までお読みいただきありがとうございました!