SSL2はオーディオインターフェースですが、USBから電源を供給してアウトプットを別のオーディオインターフェースへ送れば、単体のマイクプリ/ラインアンプとして使えます。
今回はその使い方でSSL2のマイクプリアンプを通し、僕が所有していたSSL9000のマイクプリと録り音を比較しました。
当時実際に比較した時の印象では、SSL2とSSL9000はかなり近い方向の音に感じました。
SSL2は輪郭がくっきりして、太さがありつつ高域にキラッとした感じがあります。SSL9000はそこから少しふくよかで、枯れたような渋さを感じました。
ラインアンプとして使った時のSSL9000比較はこちらの記事にまとめています。
目次
SSL2のマイクプリ音質をSSL9000と比較|Neumann M149で録音
-SSL9000のマイクプリ-
比較では、SSL2を単体のマイクプリとして使い、SSL9000のマイクプリと並べました。
オーディオインターフェースはUA APOLLO Xです。
マイクはNeumann M149。
アコギを2トラック録音し、左右にパンしています。
リズムはLOGIC Xの付属ループ。
コンプやEQなどのプラグインは使わず、フェーダーで音量を調整しただけです。
SSL2は通常状態に加えて、4000シリーズ由来のキャラクターを加える4KスイッチをONにした状態も録音しました。
UA APOLLO Xの詳細はこちら👇
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SSL2とSSL9000の音質差|輪郭・太さ・高域を比較
当時この2台を実際に比較した時、SSL2とSSL9000はかなり近い方向の音に感じました。
SSL系のマイクプリを通すと、音の輪郭がくっきりして前へ出てくる感じがあります。
SSL2にも太さがありつつ、高域にはキラッとした感じがあります。
SSL9000の方は、そこから若干ふくよかで、枯れたような渋さを感じました。
この差については「気のせいかも(笑)」というくらいのニュアンスですが、当時の比較ではSSL2とSSL9000はかなり近い方向に感じました。
SSL2とApollo X内蔵マイクプリの音質を補助比較
SSL系の音の傾向を見るため、UA APOLLO Xの内蔵マイクプリで録ったファイルも並べます。
ただし、このAPOLLO Xのファイルは別日に録音したものです。
マイキングが微妙に違い、ピッキングのノリも同一ではありません。さらに、以前作ったファイルをどこかで音量を上げてまとめていたようで、音量バランスも揃っていません。
そのため、SSL2やSSL9000との厳密な優劣比較ではなく、音色の違いを見るための補助音源として聴いてください。
Apollo X内蔵マイクプリの録音音源
音量差を抜きにして聴いても、SSL系とはかなり違う方向に感じました。
僕にはAPOLLO Xの標準プリは少しモワッとして聴こえます。
逆に言えば、低域が充実しているとも言えます。
一方、SSLのマイクプリを通した音は、輪郭がくっきりして見えやすい方向でした。
SSL2とApollo X UNISONを比較|API・Neve 1073
APOLLO Xは、UNISON機能を使って入力段のキャラクターを変えられます。
標準プリだけで判断するのも違うので、APIとNEVE 1073のUNISONを使ったファイルも残します。
APOLLOのUNISON機能についてはこちら👇
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Apollo X+API UNISONの録音音源
Apollo X+Neve 1073 UNISONの録音音源
UNISONは録音時点で音の方向を作れる便利な機能です。
今回の別日録音だけを根拠に「ハード単体のマイクプリの方が有利」とまでは言えません。
ただ、僕がこの比較で強く感じたのは、SSL2を単体マイクプリとして使った時にも輪郭がくっきりしたSSLらしい方向の音が出ていたことでした。
ポチップ
SSL2は単体マイクプリとして使える?外部プリ運用を実機検証
SSL2は本来オーディオインターフェースですが、別のAIFへアウトを送れば単体のマイクプリとして使えます。
今回の比較では、僕が所有していたSSL9000のマイクプリとかなり近い方向の音に感じました。
もちろんSSL9000と完全に同じという意味ではありません。
それでも、この実験ではSSL2を外部マイクプリとして使っても十分使える音だと感じました。
SSL2本体のレビューはこちら👇
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まとめ|SSL2マイクプリはSSL9000と近い方向に感じた
SSL2を単体のマイクプリとして使い、SSL9000と比較した時に一番印象に残ったのは、音の方向がかなり近く感じられたことでした。
SSL2は輪郭がくっきりして、太さがありつつ高域にキラッとした感じがあります。
SSL9000にはそこから少しふくよかで枯れたような渋さを感じましたが、その差は大きなものではありませんでした。
2026年現在、初代SSL2は旧モデルになっていますが、この記事では当時実際に行ったマイクプリ比較の記録として音源と判断を残しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。