マイク選びって、最初はかなり難しいです。
高いマイクを買えば正解なのか。
定番を選べば失敗しないのか。
レビュー評価が高いものを選べば安心なのか。
僕もかなり遠回りしました。
実際、マイクを買い替えていく中で思ったのは、失敗しないマイク選びって「一番良いマイクを選ぶこと」ではない、ということです。
もっと言うと、最初からU87のような“完成された録り音”を知っておくことは大事なんですが、そこにいきなり飛べばうまくいく、という話でもありません。
使ってきてかなりしっくりきたのは、マイク選びにはフェイズがある、という考え方でした。
僕の中ではかなりシンプルで、軸になるのはこの3本です(´◔౪◔)◞
- AT4040=基準(判断を作る)
- C414 XLS=分岐(方向を理解する)
- U87=基準の完成形(プロの録り音のライン)
この3本で見ると、失敗しないマイク選びの構造がかなりクリアになります。
目次
結論:失敗しないマイク選びは、今の自分のフェイズに合った1本を選ぶことです
先に結論を書きます。
失敗しないマイク選びとは、今の自分のフェイズに合った1本を選ぶことです。
高いマイクを選ぶことでも、有名なマイクを選ぶことでもありません。
今の自分にとって判断しやすく、録った瞬間に「これでいける」と思いやすいマイクを選ぶこと。ここが一番大事です。
この視点がないと、まだ基準ができていない段階でキャラの強いマイクに行って迷ったり、逆にずっと基準機だけで止まってしまったりします。
つまりマイク選びで失敗しやすいのは、性能の問題というより、順番の問題なんですよね。
まずAT4040が基準になる理由
DTM DRIVER!
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AT4040は、僕の中ではかなり強い基準機です。
このマイクの良さって、派手さよりも「判断しやすさ」にあると思っています。
録った時に、変にどこかだけが目立ちすぎない。
でも地味すぎるわけでもない。
ちゃんと前に出るし、まとまりもある。
このバランスがすごく良いです。
要するに、AT4040って録り音を聴いた時に「何が起きているか」が見えやすいんですよね。
ハイが暴れすぎて判断を狂わせる感じも少ないですし、中低域が妙に膨らんでごまかされる感じも少ない。だから、マイク選びの最初の基準としてかなり優秀です。
失敗しない、という意味ではこの「基準になる」という価値はすごく大きいです。
最初の1本でいきなり大正解を引く、というより、ここから先の判断がしやすくなる1本として強い。AT4040はそういうマイクだと思います。
Audio Technica(オーディオテクニカ)
ポチップ
C414 XLSは「分岐」を教えてくれるマイクです
DTM DRIVER!
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次にC414 XLSです。
ここはかなり重要なんですが、C414 XLSって単純にAT4040の上位互換、という感じではないんですよね。
もちろん完成度は高いです。
でもこのマイクの価値は、ただワンランク上の音がする、というだけじゃない。
マイクを選ぶって、こういうことかと見え始めるところにあります。
AT4040が基準だとしたら、C414 XLSは「分岐」です。
ここで初めて、ただ良い悪いじゃなくて、音の方向を選ぶ感覚がはっきりしてきます。
例えば、もっと素直でナチュラルな方向が欲しいのか。
少し色気やキャラが乗る方が好きなのか。
録り音のまとまりをどこまで求めるのか。
このへんが、C414 XLSを使うとかなり見えやすくなります。
しかもC414 XLSは、いわゆる「変な癖でごまかす」タイプではないので、分岐を理解するのにすごく向いています。
ここで大事なのは、C414 XLSが最高到達点というより、自分の耳と好みを一段育てるマイクだということです。
だからフェイズとしてはすごく大事だったと感じてます(´◔౪◔)◞
ポチップ
U87は「基準の完成形」として機能するマイクです
DTM DRIVER!
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ここは少しだけ整理しておきたいところです。
U87はよく「到達点」として語られますが、実際に使ってみると、それだけではないと感じてます。
U87は最終到達点というより、「プロの基準として完成された位置」にあるマイクです。
録った瞬間に「あ、これでいける」と思いやすい。
音のまとまり、前への出方、説得力。どれも非常に高いレベルで整っています。
しかもそれが、派手さだけでなく「迷いにくさ」として成立している。
つまりU87は、「ここに合わせれば大きく外さない」という意味での基準なんですよね。
もちろん、この先にさらに表現を突き詰めるマイクはあります。
でもU87はまず、“完成された録り音のライン”を体感できる位置にある。
だからこそ、多くの人にとって強い指標になるわけです。
ポチップ
この3本で見ると、マイク選びの失敗パターンも見えます
DTM DRIVER!
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この3本をフェイズで見ると、失敗しやすいパターンもかなりはっきりします。
1. いきなり完成された基準に飛んでしまう
予算があるならそれも悪くないんですが、基準がないままだと「すごいのは分かるけど、何がどうすごいのか整理できない」という状態になりやすいです。
2. 基準機をずっと使い続けて分岐に行かない
AT4040みたいな優秀な基準機は長く使えます。ただ、そのままずっといると「自分がどっちに行きたいか」が見えにくくなることがあります。
3. 分岐を理解する前にキャラで選んでしまう
ここもよくあります。派手な印象やレビューの熱量で選ぶと、一瞬テンションは上がるんですが、あとで「思っていたのと違う」になりやすいです。
結局、失敗しないマイク選びって、性能表の読み方よりも、自分が今どのフェイズにいるかを見誤らないことなんですよね。
じゃあ今どのフェイズを選べばいいのか
ここはシンプルでいいと思います。
AT4040を選ぶフェイズ
最初の基準が欲しい時です。
何が良い音なのか、どこを見ればいいのか、自分の中にまだ軸がないなら、まずはここからでかなり強いです。
Audio Technica(オーディオテクニカ)
ポチップ
C414 XLSを選ぶフェイズ
基準は少し分かってきた。
でも、次にどの方向へ行くかを整理したい。そんな時です。ここで一気に理解が深まる人は多いと思います。
ポチップ
U87を選ぶフェイズ
録り音の完成度を一段引き上げたい時です。
「これでいける」と思える基準を手に入れたいなら、このフェイズに入ります。
ポチップ
失敗しないマイク選びは、今の自分に合う“最短距離”を選ぶことです
マイク選びって、つい「一番良いもの」を探しがちです。
でも実際は、一番良いものを探すより、今の自分にとって最短で前に進める1本を選ぶ方が失敗しにくいです。
その意味で、AT4040・C414 XLS・U87という3本はかなり分かりやすいです(´◔౪◔)◞
- AT4040=基準
- C414 XLS=分岐
- U87=基準の完成形
この並びで見ると、マイク選びが急に整理されます。
マイクは、値段順に偉いわけではないです。
でもフェイズ順で見ると、かなり納得しやすくなります。
ここが見えると、買い替えもただの散財ではなくなってきます。少なくとも僕の中では、かなりそうでした。
まとめ
買い替えてわかった失敗しないマイク選びは、今の自分のフェイズに合った1本を選ぶことです。
最初は基準を作るAT4040。
次に方向を理解するC414 XLS。
そしてプロの基準に触れるU87。
この流れで見ると、かなりブレにくいです。
マイク選びで失敗する人は、性能だけを選んでいる。
うまくいく人は、自分のフェイズに合った役割を選んでいる。
もし今マイク選びで迷っているなら、「どれが一番すごいか」ではなく、「今の自分に必要な基準はどこか」で見てみると、一気にクリアになると思います(´◔౪◔)◞
最後までお読みいただきありがとうございました!
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